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引用元:【問題ない】SAKI sキッチン【何人来ようとな】 32 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Awaawaii スレタイが何人(なにじん)に見えた 33 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID TOMOkiii ちょっwwwwww 34 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Terr3Terr3 火星人? 35 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID KUGYUUUU メキシコ人? 36 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID NGLwaKiwi ニュージーランド人? 37 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ramenMGDV アメリカ人トカ? 38 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? フランス人はどうでしょう? 39 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 中国人は? 40 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? グルジア人!出演料! 41 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ShingekiBIG ……と、東北人とか言ってみちゃったりしてー 42 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID KO1SAIKYo9 関西人とか…… 43 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ChaliceH1 イタリア人とか? 44 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID RodRussia ロシア人とか? 45 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ANGELAKO ドイツ人は? 46 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID magicSSSS そんなの集めてどうするんだ……? 47 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID BurnKoke4 はぁ……始まるよ 京太郎「ドーモ、視聴者=サン。スガ・キョータローです」 咲「……何言ってるの、京ちゃ――須賀プロ」 京太郎「あん?」 京太郎「なんだよ、随分余所余所しいじゃねーか。悪いもんでも食ったか?」 京太郎「待ちきれなくて、拾い食いとかさ」 咲「してないです!」 咲「人をなんだと思ってるの、京ちゃ――須賀プロは」 京太郎「うーん」 咲「……な、何?」 京太郎「だからそれ、なんかしっくり来ねーんだよ」 京太郎「普通に、いつも通りの呼び方でいいじゃねーかよ。なぁ?」 咲「……で、でも」 咲「これ、仕事だから……」 京太郎「おっ、駄目駄目の咲の口からついに仕事って言葉が出るようになりましたか!」 京太郎「いやー、お兄さん嬉しいねぇ」 咲「……誰がお兄さんなのよ。誰が」 京太郎「俺」 咲「……馬鹿になった?」 京太郎「失礼なこと、言うんじゃねーよ」 咲「それを言ったら、きょ……須賀プロの方がよっぽど失礼なことを言ってるよね」 京太郎「俺のことは、須賀プロじゃなく京ちゃん――でもなくお兄さんと呼べ!」 咲「本当にどうしたの!?」 58 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID 96chaDoRA きょ、京太郎お兄ちゃん……? 京太郎お兄ちゃんは、私の裸なんて興味ないよね? 59 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID MOKOTANN お兄さんであってお兄ちゃんではないんですがそれが 60 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Awaawaii 誕生日的に考えて弟でしょ。愚弟! 61 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID CHiLDPlay ころ……私の方がおねーさんだ! 62 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID HOKU10ki いや、誰もあんたらに向かって言っとる訳や…… 63 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ANGELAKO え……いや、やっぱりそういう趣味なの?そういうプレイしてたの? 64 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID 42noMount ……どうしちゃったの? 65 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID BurnKoke4 ……そんな趣味があったなんて、軽蔑 66 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID KAMENride 京太郎お兄さん! 67 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID semaitoko ……ああ、あれか。うん。あのときみたいに 68 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID magicSSSS ……どうした? 69 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Guito893 ……働かせすぎて、壊れたか? 70 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID niwakaOOO せめてもう少し、優しくしてやれば…… 71 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ChaliceH1 あー……まあ、そういうのが好きなら、呼んであげようか。うん 72 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID catchamber この二人、恋人?どういう関係っすかね? 73 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID WOLFanSPC 中学・高校の同級生で、幼馴染みで、宮永プロを麻雀に引き込んだ切欠です 74 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Terr3Terr3 ああ、義兄さんってことか。判った 75 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID YOU908HTT そっかぁ…… 76 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ATGheroA 気持ちは嬉しいねんけどなー。義弟になってくれた方がなー 京太郎「『どうしちゃったの?』」 京太郎「いやー、よくぞ聞いてくれました!」 咲「う、うん」 京太郎「本当に、嬉しくてしょうがなくてさー」 京太郎「いやー」 京太郎「楽天の優勝が!」 咲「それ!?」 咲「全然、何も関係ないよね!?」 京太郎「馬鹿言うな。あるだろ! あるんだよ!」 咲「……どんな風に?」 京太郎「大学の先輩の影響で、楽天ファン」 咲「……あっそ」 京太郎「なんだよ、その反応はー!」 咲「やめて! 髪の毛セットしてるんだからやめて!」 90 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID k1nuEATG 阪神ファンやないんですね しつぼうしましたちゃちゃのんのふぁんをやめます 91 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ChachaNO ちゃちゃのんは関係ないやろ! カープファンやないんかね しつぼうしました。えーっと、ちゃちゃのんのふぁんになります 92 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ATGheroA 巨人倒したんやからどっちでもええやん 93 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ShingekiBIG まーくん、がんばったよねー! 94 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID kituiA50 ッチ。付き合ってんのかよ、こいつら 95 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID sukoyA50 おかしいな……おかしいなぁ 今だと、何を食べても美味しく感じられないや おかしいなぁ……こっち側だと思ってたのに……おかしいなぁ…… 思いだけで人が殺せたら…… 96 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID 42noMount そんなの、私がさせない! 咲「……で」 咲「本当は、なんなの?」 京太郎「バレた?」 咲「どれだけの付き合いだと思ってるの?」 咲「ある程度好きなとこはあっても、そこまで入れ込んでないし……」 咲「チームが好きってより、いい試合やいいプレーが好きなんでしょ?」 京太郎「流石は咲だな。判ってる」 咲「……もうそれはいいよ」 咲「それで、本題はなんなの?」 京太郎「……そうだな」 京太郎「咲。ちょっと、静かにしててもらえるか?」 咲「いいけど……」 京太郎「さて――」 110 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID PeachMMM お、真面目な顔っす 111 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID LeangleM1 まさか、婚約発表とか…… 112 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID RodRussia だから、仲の良さアピールか 113 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID BurnKoke4 おめでと…… 114 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID 42noMount おめでとう、須賀プロ 115 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID 96chaDoRA そっか……そっかぁ 116 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID sukoyA50 呪われろ 117 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ANGELAKO 幸せに、なりなさいよ 118 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID k1nuEATG あぁ……おめでとうございます 119 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID YOU908HTT あう、えーっと、その……おめでとう? 120 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Daruidaly ……そっか 121 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Awaawaii よかったじゃん。おめでと でもなんだろ。胸が痛い 122 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Terr3Terr3 ああ、宮永妹の義兄になる宣言か いいぞ、もっとやれ 京太郎「――見ての通り、私須賀京太郎と宮永咲は仲がいいです」 京太郎「ぶっちゃけると幼馴染みで、中学高校と同級生でした」 京太郎「これからするのは……麻雀プロ、須賀京太郎ではなく」 京太郎「宮永咲とそんな関係である、須賀京太郎一個人の言葉です」 京太郎「まず、ご存知の方もいるとは思いますが……宮永咲はどっか抜けてます」 京太郎「ほっとけば道端で本を読むわ、トイレを探してボイラー室に迷い混むわ」 京太郎「とにかくこいつは、どっかお惚けな奴です」 京太郎「インタビューでも、姉の宮永プロと違って、大体無言かむすっとしてます」 京太郎「だから……」 京太郎「まあ、ひょっとして暗い人間なのかな――なんて思ってる人も、いるかもしれません」 京太郎「でも、今見て貰ったように笑いますし……怒りますし、呆れます」 京太郎「こいつは、普通です。麻雀が強くても、普通です」 京太郎「だから――多分、今度の世界大会に不安を持ってます。きっと持ってます」 京太郎「どうか……一個人、こいつの友人としてお願いします」 京太郎「応援してやってください。宮永咲を」 京太郎「こいつは、“二番目の宮永(ザ・セカンド)”じゃありません」 京太郎「――麻雀プロ、宮永咲です」 京太郎「番組を私物化してしまって、申し訳ありません」 京太郎「人によっては、眉を顰めるやり取りをしてしまったかもしれません」 京太郎「でも俺は、宮永咲の色んな顔を見せたかった」 京太郎「……」 京太郎「どうか、祈っていてください。応援してやってください。励ましてください」 京太郎「世界大会に臨む、宮永咲を」 京太郎「一人の人間として――宮永咲の友人の須賀京太郎として、お願いします」 351 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Ka2dondon どちらにしても、応援するつもりだったからな 352 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID MegeBara3 ……あんたがそう言うなら、まあ 353 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID LegenDA30 なんていうか、本当にあんたは…… 354 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ChachaNO りょーかいじゃけえ 355 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ATGheroA まかせときや 356 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Awaawaii 判った 357 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID HOKU10ki んー、りょーかいや 358 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID 96chaDoRA おまかせあれ! 359 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID KUGYUUUU どのみち応援するつもりだったからな! 360 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Kananyanya 言われなくても、がんばって貰うし! 361 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID SEraEgchi こっちの分も、やってくれるんやろ? 362 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID SAeKOshi そりゃあ、応援しちゃうよ 363 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID TOMOkiii お姉さんに任せなさい 364 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID KAJYUYU3 当然だな 365 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID magicSSSS 日本のランカーの強さ、示して貰うぞ 366 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID PeachMMM イケメンさんに言われなくても、そのつもりっす 367 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID 42noMount やっぱり、こういう風なの似合うよ 368 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID TAKEMEEE まかせろー(バリバリ 369 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID MIHspring 114514 370 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID shrutupyou 須賀プロの頼みだからね 371 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID g.kasumi3 あらあら、愛の告白みたいね 372 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID RodRussia そりゃ、しますよ 373 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID NGLwaKiwi 強敵トカイテ“トモ”! 374 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ramenMGDV まあ、期待くらいはしときマス 375 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ARKWbjDrK 応援しとるよー 376 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID BurnKoke4 テレビの前からしか、力になれないけど…… 377 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID niwakaOOO 本当、お騒がせ男ね 378 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID LeangleM1 うむ! 379 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID mairuMMM 首級ばあげてこい 380 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ChaliceH1 君ってば、本当にさ…… 381 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ShingekiBIG がんばってー! 382 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID KO1SAIKYo9 そんな真剣な顔で言われて、断る奴なんていませんよ 383 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID SMSMHIMEko 期待で縛ってよかと? 384 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Guito893 当然、トッププロには日本のレベルを示して貰う 385 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID NOyoNOyo3 応援するのよー 386 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID MOKOTANN すがぷろが言うなら、わかった 387 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID WAhakoromo ワハハ、おっかけ運転ならまかせろー 388 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID cockToo3 黒糖祈願 389 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID sukoyA50 うん……なんか、ごめん。応援してるよ 390 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ANGELAKO なんていうか、重い男よね。そういうところが、まあ…………応援してるわ 391 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID kituiA50 応援するよ☆ 392 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID SBRSBRKH すばら!なエールですね 393 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID SHeepD4C 勝ってくれた方が、経済効果もよかよ 394 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID eomotRev 実況なら… 395 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID RosenMaid ま、うちの御嬢様がほっとかないだろ 396 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID cyborg008ch 解りましたよー 397 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID sinSinMen 中継、楽しみにしてます 398 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID k1nuEATG 国背負う代表としてのプレッシャーは解りますし、この言葉の重さと軽さも解りますけど…… それでも、がんばってください! 399 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ultraQhna 世界レベルのいいデータが集まりそうですわ 400 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID catchamber まー、期待してるっすからねぃ 401 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID DoMtroope どうか、あまり気負い過ぎないで 402 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID YOU908HTT が、がんばってね……? 403 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID shinobayu それぐらい、宮永咲ちゃんのことを大事に思ってるんだね 二人が築いてきた時間の長さが判る、想いの籠った言葉だったよ 若手さんだから色々不自由や不便なんかもあるかもしれないけど がんばってね。きっとその経験は活きてくるから 404 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Daruidaly ダルくないし……まあ 405 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID noWYNWDNO オーケーですよ。ノープロブレム 406 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID HAgi4424 相変わらず、彼女のことを考えてらっしゃるようで 407 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID CHiLDPlay 笑止千万!箴言にもならぬ蒙昧な烏滸言よ! だけど、サキに対する想いは伝わったぞー 408 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID KAMENride いっぱい、いっっっぱい応援します! 409 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID WOLFanSPC 言われなくてもそのつもりですが、それ以上には 410 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID semaitoko いやー、妬けちゃうわねー 411 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Terr3Terr3 ……がんばれ 京太郎「……悪いな、咲」 京太郎「お節介、かましちまったかもしれねぇ……」 咲「……」 咲「いいよ、京ちゃん」 咲「驚いたけど……そういう風にしてくれたこと、すっごく嬉しいから」 頬っぺたを掻きながら、バツが悪そうに目線を反らす京太郎。 今更、自分が言ったことに恥ずかしさを覚えたのだろう。 ……まあ、お互い様だ。 明日から、マスコミからなんて茶化されるのか判ったものではないのだから。 そういう意味では、本当に余計なことなんだけど―― 咲「京ちゃん」 京太郎「おう」 咲「戦ってくるよ……皆の分まで」 京太郎「おう」 咲「……うん」 京太郎「……」 咲「……」 京太郎「咲」 咲「うん」 京太郎「勝ってこい。お前なら、やれる。俺が保証する」 咲「……うん」 咲「また……勝手なこと、言って」 京太郎「……悪い」 咲「まあ――任せて」 京太郎「――任せた」 京太郎「――これで、世界大会に優勝したお前を倒せば、俺が世界一だもんな!」 咲「……」 咲「無理にオチ、つけなくてもいいからね?」 咲「この、格好つけの恥ずかしがり屋」 京太郎「う、うるせー!」 【咲ズキッチンの……おまけ】 京太郎(あの放送があってから、当然のようにマスコミがうるさい) 京太郎(まあ、オフの日に俺が見付かることはないとしても) 京太郎(ひょっとしたら、俺はかーなーり恥ずかしいことをしたんじゃないかな……って思う) 京太郎(俺、かなり浮かれてたな……冷静じゃなかったかも) 京太郎(まあ、後悔なんてあるわけない――) やえ「――須賀」 京太郎「は、はぃぃい!」 京太郎「こ、小走先輩……? ど、どうしたんですか……?」 やえ「……」 京太郎「あ、あのー」 京太郎(やっべえ……怒られるか? こりゃあ……) 京太郎(いつもみたいな呆れ顔じゃねーし、どことなく張り詰めた感じするし……) 京太郎(やっぱ、迂闊だったのか……?) やえ「ねえ」 京太郎「は、はい! 何でしょうか……?」 やえ「放送見たわよ」 京太郎(あ、終わった……) 京太郎(やっぱり、あんまり迂闊な言動するなって怒られるのか?) 京太郎(でも俺、あいつの友達として……なにかやってやりたかったし) 京太郎(これ、勝手過ぎたか?) やえ「何怯えてんのよ」 京太郎「だ、だってやえさんに……」 やえ「私に?」 京太郎「怒られるんじゃ……ないか、と思って」 京太郎「う、あの……」 やえ「……なんでそんな、捨てられそうな犬みたいな顔してんのよ」 京太郎「だって……その」 京太郎「あんま迂闊な言動するなって、やえさん……いつも言ってるから……」 京太郎「あの……」 やえ「……はぁ」 やえ「自分で判ってるなら、そもそもやりなさんな」 やえ「お友達を応援したいのは判るけど、流石にあれは周りを騒がせすぎよ」 やえ「もっと、簡潔にエールを送る方法はあったでしょ?」 やえ「ちゃんと気遣いできてるときのあんたは、それぐらい卒なくできる」 やえ「違う?」 京太郎「……はい」 京太郎「……」 やえ「……まあ」 やえ「卒なくやらなかったからこそ、あんたの熱意と……お友達への気持ちも判ったわ」 やえ「テレビの前の視聴者も、そうだったんじゃないの?」 京太郎「――ぇ」 やえ「だから、なんて顔してんのよ」 やえ「確かにお騒がせで……色々甘かったけどさ」 やえ「お祭りだから、それでいいでしょ。あんた自身が、ちゃんと自覚してるなら」 やえ「ま、面白おかしく騒ぎたい連中なんて――気にしなさんな」 やえ「そんな奴らに妙な考え溜めないで、あんたはあんたで国麻頑張りなさい」 やえ「いい? 判った?」 京太郎「……」 京太郎「……やえさん」 やえ「何?」 京太郎「――番組見てたなら、京太郎お兄って呼んで下さい!」 やえ「だから――調・子・に・乗・る・なっ!」 __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ 【宮永咲の好感度が上昇しました!】 【小走やえの好感度が上昇しました!】
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630 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 21 42 43.75 ID mlj3/utfo [3/16] 咲「あ、そうだ京ちゃん!」コソコソ 京太郎「ん? どうかしたのか?」 咲「えへへ、実はこっそり連れてきたんだ」 カバン「」モゾモゾ 京太郎「??」 咲「中を見てみて」クスクス 京太郎「お、おう?」ジィィィッ ??「きゅきゅっ!!」 京太郎「お、おぉぉ! マジか!?」パァァ ??「きゅ~♪」スリスリ 京太郎「ははっ。久しぶりだな!」ナデナデ ??「っ~~//」モジモジ 優希「んー? なんかカバンがもぞもぞしてると思ったらおまえだったのか」モグモグ 和「」 咲「えへへ、おばさんに無理言って連れてきたの」 京太郎「うわぁ、マジで嬉しいな……」 和「す、すすす、す、須賀君!」ガタガタガタガタ 京太郎「どうしたんだ和?」 和「そ、そそそそのか、かかかか可愛らしい、い、いいい生き物は?!」ハワワワッ 京太郎「俺の大切な家族だよ、会うのは久しぶりだけど」 ??「きゅ~//」 京太郎「こいつめ」アハハ ??「きゅいきゅーい」スリスリ / / | |゙ | . . | | VM、_| . | } ト、_,. | ヾ ', ./ / .! i! N . | い !/≧二]/"|´ . | . | !. ! / | | | |',/ ヽ| \ |ィ/,ゞ..、\,! / i! | | ,' / | { . ! /| 〉|-. \!" {_ rj ', リ/} . . ノ|/゙. |. i ィ .∨\"| /,ィうヽ ィ゙ ` ソ i} |/ ' |. | /.! | |ヽ {_,ィrj ', .`ー‐゙ ./ ! ! | |∨ ヽ{i ヾ, ツ | | ヽ .| \ \, `" _,,._ | {. 'j |  ̄、 ̄ _,,. - "__\ { '., ! .ハ. { ./ 〉 ./! \ .| リ`ヘ. V ./ ,ィ=、| ト、 ヽ. | `..、, `ー " ./ |/ \ . | i }. リ ,' / / ー, --‐' / ヽ ヽ ̄ `ヽ. / / / / / {/〉, / 〉, \ \ / / / _,.ィ={ |/. !. / /| \ \ } / / /_,,.-/ / | | . / / | | .\ \/ / /} / / / . | |_. / / .! ! .\ ヽ,. / /_,/゙ / / / | |. ` ./ ./ .| | / \ `、 和「か、可愛いっ!!」ダキッ ??「きゅっ!?」ビクッ 京太郎「あ、おいっ!」アセアセ 633 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 21 51 54.56 ID mlj3/utfo [4/16] 和「こんなに可愛いなんて……しかも、須賀君の匂いがする」ムギュゥゥゥゥウ ??「きゅっ……きゅ」グニュグニュ 咲「あっ、ダメだよ和ちゃん! その子は人見知りが……」 和「えへへ……」ムニュゥゥ ??「きゅ……」ガクッ 京太郎「」 優希「ある意味幸せな最後だったじょ」モグモグ 咲「和ちゃん、目を覚まして!」ユサユサ 和「ほぇ?」キョトン ??「……」グッタリ チーン 和「」 優希「犠牲になったのだ」 咲「言ってる場合じゃないよ!」フェェェン 京太郎「大丈夫、寝てるだけみたいだし」ナデナデ ??「きゅぅ~」スヤスヤ 和「ご、ごめんなさい須賀君」ジワッ 京太郎「気にするなって。こいつを気に入ってくれて、むしろ嬉しいよ」ポン 和「うぅっ……」グスッ 京太郎「また遊んであげてくれよ」 和「はいっ!」 京太郎「久しぶりにあいつに会えて、なんだか嬉しいな」 いつかこっちで稼いで、連れてきたいぜ 京太郎「よし、それじゃあ次のテーブルに行くか」 【テーブルB】 京太郎「(おっ、ここのメンバーは……)」 小蒔「……」ドキドキ ドタプーン 春「……」ポリポリ バヨエーン 憩「どうも、初めまして」 ポヨヨーン 京太郎「たまらん」ゴクッ 638 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 22 01 39.31 ID mlj3/utfo [5/16] 634 モウヤメルンダッ! 憩さん美乳だと思ってたんだけど、見返してみたら あっ……(察し) 京太郎「(さて、ここはどう切り込むかな?)」 小蒔「あぅ……」ソワソワ 春「……」モジモジ 憩「(あっ、ちょっとずれちゃったかも)」モゾモゾ 京太郎「(俺は何も見ていない)」ブツブツブツ さて、ファーストコンタクトが大事だよな コンマ安価↓3 00~49 京太郎「どうも、初めまして!」ニッコリ 50~89 京太郎「えっと、確か永水の……?」 90~99 京太郎「確か神代小蒔さんと、滝見春さんと、荒川憩さんですよね」 ゾロ目 京太郎「はじめまし……て、じゃないような……」ドクンッ 646 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 22 13 01.27 ID mlj3/utfo [6/16] まずは爽やかに挨拶するか…… 京太郎「どうも、初めまして!」ニッコリ 小蒔「えっ?」ズキッ 京太郎「え?」 小蒔「あの、その……」オロオロ 春「……」ジトーッ 憩「??」 小蒔「……覚えて、いませんか?」 京太郎「……えっと?」 あれ、そう言われると確かにどこかで見たことあるような気も…… うーん、しかし俺がこんな立派なおもちを忘れるはずもないし 京太郎「もしかして、サイン会に来てくれました?」 小蒔「」ガーン 春「……大丈夫」ヨシヨシ 小蒔「うぅっ……」グスッ 京太郎「お、俺何か悪いことしました!?」アセアセ |! ヽ |! l . |! l l!l i ', l! l .l!l i .i l! ! ! l .l! ! i i l__L . L」_l_ .l j lヽ ̄! i¨' T ̄ ̄ l lリ ! | 、、 ` 、 | ' -+Θ l _丿 小 | ´ノ ° l | . .i ! ノヽ ! T= ´ ・. ヽ ! | 春「別に」ジトーッ 京太郎「すいませんでしたぁ!」ペコリン 憩「うーん、やっぱり邪魔か――ぁ」モゾモゾ 651 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 22 22 01.63 ID mlj3/utfo [7/16] 小蒔「いえ、覚えている方が難しいでしょうし……」ゴシゴシ 京太郎「すいません。こんな素敵な人を忘れる筈なんてないんですけど」 小蒔「すっ、すてっ!?」カァァ 春「よしよし」ポリポリ 憩「やっぱり取ろうかな」カポッ 京太郎「今すぐには無理ですけど、いずれ絶対に思い出しますから」 小蒔「そ、そう言っていただけるなら……」モジモジ 春「キス」ボソリ 一同「!?」 小蒔「な、何を……!?」ドキドキ 春「こういう時の解決策」ブイ 京太郎「いやいや、ブイじゃないですってば」 春「?」ポリポリ 京太郎「いや、首をかしげてもダメですよ。可愛いですけど」 春「……」 / / / | ∨ |∨ | l | |./ l | ||V ∨ 斗-l l | /  ̄ \i/ | |i| | l ∨ l\ | l | l | /||! | |l| ⊥ヽ ∨ \\l └‐' || l と あ||l l ぃイ l \\>‐'´ x-‐==气 | う り.l |l l ぃヽ ´ ‐'´勹 |」 l : が{ l ヽ斗 x_=气 ∨二ノ| 〉 |i 〈'´ ) | /// | //\ _ / |i ∧ 乂ン | l | .(つ li ∧ /// ′ | | l lニ⊇|i ∧ . ‐ ァ / | | |/ ̄└ュ | |i ヽ ` | | |l /└‐┘|i ||  ̄ ¨ ―-< /| | 八 京太郎「いちいち可愛いですね!(半ギレ)」 小蒔「……むぅ」プクーッ 憩「なんかスッキリしてきたで――ぇ」ホンワカー 657 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 22 34 55.14 ID mlj3/utfo [8/16] 655 そら(フラグも立ってないのにパーティ参加)そう(背景)なるよ 京太郎「と、とにかくキスはダメです!」 春「嫌なの?」 京太郎「いえ、個人的にはウェルカムなんですが一応アイドルなので」 小蒔「(う、うぇるかむ……//)」カァ 京太郎「あ、そうだ。一応名前を聞いてもいいですか?」 小蒔「じ、神代小蒔でしゅ!」ガブッ 春「滝見春……(でしゅ?)」 憩「荒川憩です(可愛い)」 小蒔「あぅぅ……//」ボシュゥゥウ 京太郎「はい、ちゃんと覚えました。今度は絶対に忘れませんから」ニッコリ / / | | | | | l l | | | | | / / | |__ | | | | | l l /| | | | |. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ リ リ | | / / - 、 | x===ミx|‐-| | `ー /x===ミノ// / ∧{ / | .八 _/ { { 刈`| | l /´{ { 刈\,_| イ /ー―‐ ..__. / / | |/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } / . . . . . . . . . . `「⌒ .. // /| l、 ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/ . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . / _,/ . ..| | \ ! j/ ′/ . | . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . . / . . . . { |\ハ_, ノ ,___/{ . .| . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . .∧. / . . . . . . . ′ | . .|\圦 / j/l/. . ′ . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . .∧. /. . . . . . . . . . ′_,ノ⌒ヽ | 、 、 _ -‐' / . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . / . . / . /\ . . . . . . r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /. ./ . . . . . . . . . . . . . . / . / . . ./ . . / . . . . . .\ . .ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/ . / . . . . . . . . . . . . . . / . / . / . . . . . . . . . . . . . / ‘, ‘, ./、 \ / /. . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . // . . . . . . . . . . / . . . . .{ ---- 、 ‘, } / . . } ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ / .{/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . -<⌒ . . . . . ./ . . . . ./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/ . . . . . . . . . . . . . . . . . /´ \ . . . . / . . . . . .{ . . ‘, 人U{ . . . . . . .| \ / .| . . . . . . . . . . . .―‐┐ / \ . . . . . . . . } -- /\ . ノ r/ / . . . . . .| . . . \ ,/ . . . | . . . . / . . . . . . . . . . . ./ (容姿A ドッキューン!) 小蒔「」バキューン 春「おっふ」ドッキーン 憩「アイドルってみんなこんなにイケメンなんかな――ぁ」フフ 京太郎「それで、今は許してくれませんか?」 小蒔「」コクコクコク 京太郎「それじゃあ、とりあえずここまでで。また後でイベントがありますから」 春「うん」 憩「楽しかったですよー」 京太郎「こちらこそ」クスクス 小蒔「」バックンバックンバックン 663 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 22 44 52.29 ID mlj3/utfo [9/16] 京太郎「いやはや、それにしてもすごいおもちだった」ゴクリ 須賀ホーン「」ビビーン 京太郎「暴れんなよ、暴れんな……」グググッ 須賀ホーン「」シュン 京太郎「よし、いい子だ」 さて、次のテーブルに行くかな 【テーブルC】 京太郎「お、ここも見知った顔ですね」クスッ 照「あっ、京ちゃん」バクバクバク 京太郎「もう、ケーキばっかり食べ過ぎですよ」プンプン 智美「ワハハ、久しぶりだなー須賀君」 京太郎「蒲原さん! サイン会以来ですよね?」 智美「あ、えと……覚えてくれて、その……嬉しいか、な」モジモジ 京太郎「勿論覚えてますよ」 胡桃「……」ドキドキ 京太郎「あ、鹿倉さんもサイン会以来ですよね」 胡桃「!!」ドキィン / ハ ヽ / / / / ヽ ヽ ヽ ∧ / / / l V ヽ ヽ ヽ '; '; ハ / { ! ! '; !! ハ iV } i ', 〈 i i i { '; ハ } } ハ j i ' V V V ハ 川 / j ノ__ィ´ V | } l ハハ H ト L j j ノレイノzz_、ハ } } V ハ ≧三ミゝ ノノ "´ん//ハ` i ! j i i ヘ〃ト//心. 弋 ‐フ | ! ハ} ハ V ヘ \ヒフ //// } j // i V ハ//// ' U ィ / / i V ハ , / ! // Vト>> ` イ ̄ レ V >┬‐ ´ /ヽ._ __ ,ィ‐ー-_⌒ _ .「¨i__,, / / /.〕/ }/-r 、 /.......〉 ⌒ ,廴}\./ / /.. / /.........}....ヽ /.........{ // | { / /.. / /....................| /............i__/ ,'....| {,/ /..../ i..................... | /............/ { o.| / /......| {.....................Λ /..............{__ {.....| ./ /.......└-、{..........................} {.......{........|....\_ {.o.| { . ............. /............ /......../ Λ......ヽ....|......〔_ \_{....|__{ |............./................./......../ Λ........ 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',. . . . . . . |. . . . | \|. . .. . |. . | |. ‐/、|. . l . | -‐. |、. . .. . |. . | |. / |. . 八ノ ハ . | . . ※ケーキの食べ過ぎです. 八. |┬─┬}/ ┬‐┬‐ . . |`ヽ}. /⌒ヽ} | | 三 | | .'. . |. { '└─┘  ̄ └‐┘ l. . |人_ u j. . |i. . . .> )‐┤ イ.l 'i. . . i . _;〕ト _/| h ≦. . .| 八/ト、. . |/⌒ 、_| | | | ト、`〉、|/| \{ .,_ \| |/ ハ / ヽ > | ノ / ∧ 照「う、産まれる……」ピクピク 京太郎「は?」 智美「ワハハ」ニヘラー 胡桃「あ、うぁ……//」ハワワワワ 京太郎「なんなんだこの席」ズーン 680 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 23 16 31.06 ID mlj3/utfo [13/16] 京太郎「鹿倉さん大丈夫ですか?」 胡桃「だ、大丈夫……」フラフラ 京太郎「熱があるんじゃ?」ピトッ 胡桃「あっ」 京太郎「?」オデコタッチ …… 胡桃「」バチバチバチバチッ 京太郎「あちっ!? 救護室に行った方が?」 胡桃「だ、大丈夫! 大丈夫!」ブンブンッ 京太郎「……無理しないでくださいね?」 胡桃「うん……//」マッカッカ 智美「……羨ましいな」ボソリ 照「ヒーヒーフーヒーヒーフー」ゼーゼー 京太郎「取り敢えず他の席も回るので、また後で」 智美「この後のイベントも楽しみにしてるぞー」ワハハ 京太郎「はい。楽しんでくださいね」スタスタ 照「」ウマレター 胡桃「あっ……行っちゃう」ボソリ / / ル│ /─ラ |. ハハ | \ / | /レ ∨ リル | / ノ│ | │ / | | / 二二\ ノ ノ  ̄ヾノ | | ∠ ハ レ . /゙ ヘ` _,===ミノ│ | | / ソ | | . ○ | / lヘ ノ | | / | ヤ`廴 ン O │ソ ハ ノ ∠ | / 、廴 ソノ /| // \ | ハリ .| ∨ / \ | 丿 弋 ̄ ̄マ フ .| \ \  ̄ ̄\ \.........メ / / \ \ | \ / / ハ | 丶、 _, イ´ / \ / ̄\ ´ ´| ノ  ̄  ̄  ̄ ..../ 丶、、、 /| リ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛゛゛゛゛ \ |" ヾ\ / ゙゙\ \ / 〉 |\/ ヽ \ /\ /∨ \ 智美「やっぱり……須賀君はいいな」ポワーン 685 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 23 28 34.74 ID mlj3/utfo [14/16] ~~おまけ~~ 【Dテーブル】 シスター「久しぶりのご馳走なんだよ!」ガツガツムシャムシャ ウニ頭「食いだめなきゃ! 一週間はこれでしのぐぞ!」ガツガツ ビリビリ中学生「あんたも大変ねー」 京太郎「あの……一応来たんですけど?」 ほくろ「あら、いましたの?」 京太郎「」 【Eテーブル】 鯖缶「結局大ファンってわけよ!」ワーイ 電波ストーカー「演技が中々上達しないね。でもそんなすがをry」 B級映画愛好家「早くB級映画に出てください! 超応援してますから!」 小清水(強)「あ、あのぉ……後で写真取ってもいいですかぁ?」(媚び声) 馬面「無理すんなってのwwwww」ヒィヒィ! 小清水(強)「死ね」バシュン 馬/面「ひのちゃまっ!?」 京太郎「」ガクガクガク 【Fテーブル】 ウルトラマン(白)「やっぱりよォ……須賀京太郎は最っ高のアイドルっつゥわけだァ!」 ミサワ「ギャハハハッ! ありえないっての!」 京太郎「酷い」シクシク 怪人チビ毛布「えー?私は結構好きかも! って私は私は慰めてみる」 【Gテーブル】 ビーカー「こんな姿ですまないね。だが、私の君を思う気持ちは~~~」ベラベラベラ 京太郎「ここはみんな凄い格好ですね」オドロキ 冷蔵庫「心配するな、自覚はある」 さらし露出狂「もうヤダ」ハァ 京太郎「(すげぇいいおもち)」グヘヘ 690 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 23 38 24.90 ID mlj3/utfo [15/16] ~~その他普通のテーブル~~ モブA「あっ、あの!」タタタッ モブB「ドラマ、メッチャカッコよかったです!」 モブC「新人なんですよね!? スゴイ!!」 モブD「ラインとかツイッターとかやってますか!?」 モブE「よかったら連絡先……交換しませんか!?」 ワイワイガヤガヤ 京太郎「いや、そういうのはちょっと」アハハ モブF「あと握手してください!」 モブG「あ、あたしもあたしも!」 モブ達「キャー!!」 ゾロゾロゾロッ! 京太郎「ぬわー!?」 【スタッフテーブル】 京太郎「只今戻りました」ゲンナリ 竜華「おつかれさん」 煌「頑張ってましたね」フフ 透華「大分アイドルらしさが出てきましたわね」クスクス 久「モテモテじゃない」ヒュー! 京太郎「やっぱりアイドルは大変ですね、身にしみました」ハハハ はやり「おっ、お帰り♪」 宥「怪我してない?」 菫「何やら大分騒がしかったが」 京太郎「中々個性的なファンが多くて」 竜華「うん、個性的すぎる」 煌「もはやコスプレ会場ですよ」 692 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 23 50 47.57 ID mlj3/utfo [16/16] 【パーティ開始から30分後】 煌「それでは、そろそろ食事も箸休めしてイベントの方を進めて行きたいと思います」 \イェー!/ \マッテター/ 煌「まず最初のイベントはこちら!」 デデーン <<須賀京太郎クイズ!!>> \キャー!/ 京太郎「おー、クイズですか!?」 煌「今から同じテーブルに座っている皆さんはひとつのチームとなります」 \オー!/ \マジカー!/ 煌「これから京太郎君が出すクイズにチームでひとつずつ回答を出し合って貰い、生き残ったチームが優勝です」 \ガンバルゾー/ \ケイヒンハナニー?/ 煌「ふふっ、その景品はですねー?」クスクス コンマ安価 ↓3 00~39 京太郎と握手 ハグ 40~79 京太郎と一緒に写真撮影 ハグ 80~99 京太郎の持ち物プレゼント ハグ ゾロ目 ハグしてほっぺにちゅー(ぶっちゃけこれアリなの? 教えてエロい人) 703 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 00 00 11.36 ID 3lieKNhCo [1/17] 702 なんのこったよ(すっとぼけ) 煌「京太郎君と握手 ハグでーす!」 \キャー!!/ 照「なん……だと?」 智美「は、ハグ!?」 憩「ハグかぁ……別にいらんかも」 春「これはチャンス」 小蒔「はわわわっ」 咲「頑張らなきゃ」 和「頑張ります」 優希「よーしやるじぇー!」 胡桃「うるさいそこ!!」←ガチな人 \イイネイイネサイッコウダネェ!/ 煌「それではまず一問目から。問題は少しずつ難しくなりますからねー?」 京太郎「それじゃあまず一問。俺の誕生日はいつでしょーか!?」 煌「これはサービス問題ですね」 京太郎「そうですか?」 ガヤガヤガヤ 煌「それでは皆さん、フリップにご記入ください」 ザワザワ 煌「できましたか? それでは皆さんの回答をオープン!!」 コンマ安価 ゾロ目は正解確定 一番コンマ低いチームが不正解 【Aテーブル】↓2 【Bテーブル】↓3 【Cテーブル】↓4 710 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 00 05 05.05 ID 3lieKNhCo [2/17] 和「これは簡単ですね」 咲「うん、楽勝」エヘヘ 優希「貰ったじょー!」 小蒔「えっと、えっと……」 憩「こんなの分かるわけ……」 春「分かる」 小蒔「え?」 春「……任せて」グッ b 智美「勿論分かるぞー」ワハハ 胡桃「簡単過ぎて拍子抜けしたかも」ヘナヘナ 照「それじゃあ私が書くね」カキカキ 智美「任せた!」 煌「できましたか? それでは皆さんの回答をオープン!!」 【Aテーブル】 2月2日 【Bテーブル】 二月二日 【Cテーブル】 私と出会った日 智美「!?」 胡桃「」 照「ふふん」ドヤァ 煌「Cテーブルチーム不正解ー!」 照「ファッ!?」 718 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 00 15 37.99 ID 3lieKNhCo [3/17] 智美「な、ななななっ!?」ガタガタガタガタ 胡桃「あばばばっ」ブルブルブルブル 照「おかしい。私と京ちゃんが初めて出会ったのは京ちゃんの誕生日会だから、二月二日……正解の筈」 智美「」 胡桃「」 煌「えー?」 京太郎「いやいや、それなら日付答えましょうよ」 :_,. -─……─- : . ´........................................................\: :/.......................|........ト、..............................ヽ: : /....................| |...i|........| \...........|....|............:/.........../ .....|.._|_八......| \__....|............i : ̄ ̄ ̄|...|....| [ \| \|....|............|: :|...|....|┬─┬ ┬─┬ |............| |...ト..| 乂 ノ 乂 ノっ|............|: :i|...|....| |............|: ||...|..人 , _ 人.......l..| 八Λ.....> _ . <......../|/ \|\_,ノ⌒ 〈___/ ⌒ ‐-ミ ;/ ̄ | \ ∧ / / / \; / | \ ∨_/ / ハ :/ \ Χフ / /  ̄/ Τ  ̄ ',; ;\ | 〈 ∧ 〉 | / 照「そんな」ガクッ 智美「ワハハ、ちょっとお仕置きが必要だなー」ゴゴゴゴゴッ 胡桃(SS3)「……」バチバチバチバチッ 照「」ガクガクブルブルブル ニャー!! 京太郎「そ、それでは次にいきましょうか」 煌「そうですね、では第二問!」アセアセ 京太郎「ちょっと難しくなりますよ。俺のアイドルとしての初仕事はなんでしょうか?」 煌「おーっと、ここで難易度が上がりましたね。それでは皆さん、回答をどうぞ!」 コンマ安価 ゾロ目は正解確定 一番コンマ低いチームが不正解 【Aテーブル】↓2 【Bテーブル】↓3 730 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 00 30 00.04 ID 3lieKNhCo [4/17] 和「これは……えっと」 咲「大丈夫、分かる」 優希「バッチリだじぇ!」 春「……うぅ」 小蒔「えっとえっと」アセアセ 憩「うーん? ドラマじゃないの?」 煌「それでは解答をどうぞ!」 【Aテーブル】 雑誌特集1ページ 【Bテーブル】 モデル 京太郎「おぉっ、これは二チームとも正解か!?」 煌「いや、これは……Aチームの勝ちです!」 春「!?」 小蒔「そんなっ……!?」 憩「?」 京太郎「どうしてですか?」 煌「Bチームはかなりおしいですが、この解答では範囲が広すぎます」 京太郎「ああ、確かに」ポン 煌「なので、より詳しく正確に回答したAチームの勝利です!」 咲「やったー!」 ??「きゅいー!」 和「嬉しい……」 優希「いぇーいー!」 \イイナー/ \ウラヤマシー/ 久「流石伝説のチーム清澄ね」ホコラシゲ 小蒔「……」ショボン 春「悔しい」 憩「次がありますよーぉ」 733 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 00 46 26.34 ID 3lieKNhCo [5/17] 煌「さぁ、Aチームは壇上にどうぞ」 咲「えへへ」 優希「にへへ」モジモジ 和「いいんでしょうか? 私が行くと……」 \ブーブー!/ \マタオマエカー!/ 和「」ガーン 煌「皆さんお静かにー!」 京太郎「なんだ、結局お前らかよ」 優希「何をー!? 私達じゃ不服なのかー!?」 京太郎「いや、そうは言ってねぇけど」ポリポリ 和「あの、私とは嫌ですか?」プルルルン 京太郎「早くやろうぜ」キリッ 咲「むぅ」 優希「この薄情者ー!!」 煌「それじゃあまずは写真撮影からかな?」 咲「久しぶりだね、京ちゃんとこうするのも」 優希「うん……」 京太郎「ああ。なんだか、あの頃に戻ったみたいだ……」 でも、それはもう叶わないことなんだよな。 和「……」ギュッ 京太郎「でも、戻らないからこそ……前に進まないといけねぇんだ」 三人「!」 京太郎「前を向こうぜ。オレ達清澄高校麻雀部、一年生の門出を祝ってよ」 咲「うんっ!」 煌「それじゃあ撮りますね。ハイ、チーズ!」 一年生ズ「イェイ!」 パシャッ 742 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 00 59 53.17 ID 3lieKNhCo [7/17] ※結局写真は無かったことに 咲「」ニギニギ 優希「」ニギニギ 和「」モミモミ 京太郎「さて、握手は終わったな」キリッ 煌「それでは次にハグの時間ですねー」ニヤニヤ 咲「あ、えと……優しくしてね」モジモジ _........----......._ ,. ´ ` 、 / 、 ' , 、 ヽ / / / | | ∧ .' ' / / , イ | } | | ∧ , | / /l / / } , .イ / } } ! . | | / { _/_}ム/ / /、_| _/ / / | . { / | ィ´}//イ /} / / }/`ヽ イ ' 〉, , { | ,ィ斧汽 /´ ィ斧汽、} / |\ | {八 { \ {とヒこソ ヒこソっ イ | \} | 乂ム . . . . . . .、 . . . ムイl / 从{∧ _ _ 人 ∧{ |/ > ../^} /⌒l、` .イ } ./ リ ___/-'-'-- 、/〉「-、/ ' ,.. < {======ミ`ヽ|〉 ` ...._ /⌒\\ /`ヽ ∨, { >-、 {==、 { \/ 〈7 ー、{ ̄| //,ィ^. , \Ⅵ / | , /イ . ./ ∧ { `| 、 |_/= ´イ . . ,イ / } | Ⅳ \ | ̄´ . . . /= }イ | 京太郎「おう、来いよ」ギュゥゥゥ 咲「ふぇぇぇ」ホワァァン 京太郎「(お、少しはおもちが大きくなってるな)」カンシン 咲「あぅぅ」フラフラ 優希「次は私だじぇー!」ダキィィッ ギュゥゥゥ 優希「ほわぁぁ」ポワーン 京太郎「おいおい落ち着けっての(こいつはあんまり変わらないな)」ザンネン 優希「はへ~」フラフラ 京太郎「さて、次は……」ゴクッ 和「……」ドキドキドキ / ヽ. ヽ.∠___ \ ヽ.  ̄¨.// ン / / . x‐- .∨ 、 l__ _ {__,y-`ー' ̄.// ./ / / ヽ'、 ヽ lハⅣlヽ!、_ ノ ` ̄二/./ / / .___l |.__l _.ハ . }.Y´¨メ、!从  ̄二フ¨ ̄ ̄ _/,斗-―‐-ミ { ヽ. . . /l. l,.ニ、lハ/ ' 7 リl}Ⅵ .㌧ー- -ー――'´, -――- _ ヽ. ヘ ハ \i|,イ ハ` . `´,,,, }!\. ___ / ̄ ̄´, '´  ̄`ヽ―'-- 、 /`ヽ } \ハ 7 ノ ,、 /,ィ´ ̄二才≧く. _____ ヽ ヽ. `マ ハ ヽト、. '''' _,´ .,ィ´ ̄ ̄ ̄ ` 、 ̄`ヽ. ̄.. .. . . . . . . . . . . ..  ̄ . . }`ヽ ヽ___l Y \ \`マニ´.,/ \ !ト、. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .,' . . . \ | 厶_} \ \. ̄/ . . . . . . . . . . . . }! } ハ . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . } _rfY´`} }ム /入 }ハ,' . . . . .... '.. . . . . . . . . . l! |! } . . `丶、 . . . . . . . ., ' . . . . . . . . !r ー-| |_/ソ/ .l 入 { '、_! l! l . . . . . . . . . ... '. . . . . . . . . |! / . . . . . . \ . . . . /______ノ `ヽ´ / | / Ⅵ | | ! . . . . . . . . . . . . . . .. . . \ |! ハ. . . . . _ヽ.く \___ { /\ ∨ ! ! / . . . . . . . . . . . . . .ハ ヽ. \! / l .. . . .  ̄___ ___ ヽ. 入/ /\ l!. ! |/ハ . . . . . . . . . . . . . . .∧ \ | /. / / ヽ. ヽソ / / ゝ-マ{! \ . . . . . . ヽ\ . . ∧ `! // / \ /ヽ_ 京太郎「ふ、ふぉぉぉ……//」 748 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 01 13 35.73 ID 3lieKNhCo [8/17] 和「じゃあ、お願いします……//」カァァ 京太郎「あ、ああ」スッ ギュゥゥゥ ムニュムニュ 京太郎「ふぁっ……」ビクンッ 和「ふぇっ……」ムニュン それは……時間にして僅か数秒の事だったが 京太郎「あぁ……天国じゃぁ」ポワワーン 和「うっ、ふぅ……」カァァ いろいろともう、二人にとっては十分だった 煌「はい、よかったですね」パチパチ \イイナァ!/ \ウラマスィー!/ 清澄一年三人娘「」ポワーン 京太郎「……争いはなぜ起きるのか」フゥ 煌「で、では次の企画に行きましょうか」ヒクヒク ,..-―――--、 ,..-‐-、,---、__r/ \ ,..--、 / \ (/ / / / i ヽヽrェ、_/ 丶 | ..... Y / / / / | ハ 、゙(__)/ ....... i /⌒\ !.. ... |/ ,. |. ! /、/ | . |..ハ | | i . i| i}| . / /`ヽ、 最高だじぇー! i \ ゙、 | | И;ハ;ハ}ハ. | | メ ! | | . .|i / / i ! ... . \ 丶 i、ハ/ \ ヽ !`/ レ! / / / .. .. / \. \ヽ V  ̄ ̄___ ̄ ̄ | / / / . ノ \ `´___\"" |/ ^) ""//----、 `´ / `ー-、 .. / ヽ、__゙、___ノ __ノ/ \ .. , -‐'′ r‐` --( .. ..... |、、 ヽrv-√ ; イ....... ... ヽ,..-∠_ / . \_/ヽ / !`ー=大=-‐' /| へ、_ .....ノ . `ヽ ヽ、 ;イ ハ  ̄Τ ]´ ̄ |\  ̄! ノ !  ̄ ´ | ;-==イ_ハ /「 | | `ヒ=-、 !`ー -‐ / `ー、_∠....ノ ̄ ̄ ̄`i | | | | イ  ̄`ー-、 、_/ | . | | | . | 和「……」ツヤツヤ 咲「和ちゃん、凄い輝いてる」 ??「きゅー!」 752 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 01 24 08.83 ID 3lieKNhCo [9/17] 煌「お次はプレゼント交換のコーナーです」 \ワー!/ \タノシミー!/ 京太郎「皆さん、入場の時にプレゼントを持ち寄ってくれてますか?」 \モチローン!/ \トウゼンデショ!/ 煌「今からその全てを混ぜ合わせて、皆さんにくじ引きで引いてもらいます」 京太郎「俺のプレゼント、誰の所に行くかなぁ」 竜華「(これはスタッフにもチャンスがある!)」 透華「楽しみですわ」 宥「須賀君のプレゼント欲しいな」 菫「私のアーチェリーセットはきっと喜ばれるだろう」ドヤァ 久「無いわ」バッサリ はやり「どうなるかなっ☆」 胡桃「今度こそ」ググッ 智美「手に入れればいいんだろー」ワハハ 照「」ボロッ 咲「どうなるかなぁ」 和「これ以上は望みません」 優希「もっと欲張るべきだじぇ」 小蒔「……お願い」オイノリ 春「むむむ」ミョンミョン 憩「なんでも嬉しいですよー」 煌「それでは皆さんくじを引いてくださいねー」 783 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 01 51 36.03 ID 3lieKNhCo [13/17] 煌「それでは皆さんプレゼントは行き渡りましたかー?」 \ハーイ!/ \タノシミー/ 煌「あれ、一つ残ってますね」 竜華「それは花田さんの分や」 京太郎「あっ」 煌「では私は余り物で」ガサッ 京太郎「……」 煌「それでは皆さん開封をどうぞ。メッセージカードが入っているのが須賀君のプレゼントです」 \ハイッテナーイ/ \チキショォォォ!/ 胡桃「」つウルトラマンTシャツ 智美「」つ鯖缶 照「」つアーチェリーセット 咲「」つ宝石剣ゼルレッチ 和「」つゲコ太ストラップ 優希「」つほくろ印の媚薬 小蒔「」つ黒糖 春「」つ小蒔印のお守り 憩「」つマフラー 竜華「」つBJ全集 透華「」つバニースーツ 宥「」つタコス 菫「」つ水着 久「」つビーカー はやり「」つ冷蔵庫 煌「さて、私は……あれ?」つメッセージカード 京太郎のプレゼントとは? コンマ安価↓3 00~49 腕時計 50~89 ブレスレット 90~99 ネックレス ゾロ目 ゆ び わ 795 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 02 02 04.90 ID 3lieKNhCo [14/17] 煌「……」 カード『メリークリスマス! これからもよろしくっ!』 煌「……」つ腕時計 \ダレダー!?/ \シアワセモノハダレー!?/ 京太郎「あの、煌さん」 煌「……ふふっ。こんなに嬉しいクリスマスは初めてかな?」 京太郎「え?」 煌「こちらこそ、よろしくねっ」コソコソ 京太郎「……はいっ!」パァァァ / / / \ . . ゚。 ゚。____. ′ | ヽ . 八 .゚ `ヽ | | .. .| ゚。 _,,.. --=ニ、 i ト ヽ \. / | |、_________ - 、. | | ´ .. `.| | \ .i / / | γ´ ̄ .. . | | ハ ∧ィ八 | | ‘。 } // / ゚. ハ/ .. .|∨∨\| レ' 彡=≠=ミ ^i ’ │ } / ′ / ‘。 ', ト'≫=≠=ミ うl//ハ }トレ-、/ /... / { / ‘。 ', { 〃 うl//ハ 弋// ツ / |__ミ==-=彡 |\ } { ゚ . -j代 弋// ツ `¨´ \ | \______,,..ィ__ . `¨´ ' . . . . . ゚ | 入 / ∨ ハ ゚ . . . . . _______ l‐ ′ `¨ア¨¨¨´ \ /、 、 「/ ノ / 丶 _ _ _ _ _ _ _彡 `¨ ヽ ` ー‐ ´ / ` ..,,_ /{ _} ¨¨´ |入 /...| /.....\ 煌「(ありがとう、ずっと大切にするね……)」フフッ 京太郎「さて、俺のプレゼントはどうかな?」ガサゴソ のどっちからのプレゼントとは? コンマ安価↓3 00~49 エトペン(量産型) 50~89 リボン 90~99 ペンダント ゾロ目 ロケット 806 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 02 14 57.72 ID 3lieKNhCo [15/17] 京太郎「おわっ! エトペン!」 和「あっ!」ドキィッ 京太郎「エトピリカになりたいのかお前ー!」グニィ エトペン「」フニュー 京太郎「あははっ、可愛いなコイツ」フニフニ \スガクンモカワイイー/ \カッコイイー!/ 咲「和ちゃん……」 優希「のどちゃん……」 久「やるわね」 和「うぁっ、うぇ?」←嬉しいのと恥ずかしさて困惑中 京太郎「誰かは分からないけどありがとー! 大切にするよー!」 和「(ほっ)」チラッ 京太郎「(ありがとな、和)」ウィンク 和「」ボォォォォォッ 優希「のどちゃんが燃えたじょ!!」 咲「羨ましい」グヌヌ その他「」ズーン 透華「とりあえず来てみましたわ」ドヤァ _ ,、 r . ' .´ l` . ..、 /ヽ .` 丶 / . . . . .l . . . . . .ヽ / . . . . . 〉 . . . . \ / . . . . . . ト、 . . . . . .ヽ, - ¬ ー -/ . . . / ヽ . . . . . \ l . . . . . . .;! `ヽ>- ..- . - ./`ー〈、 ヽ . . . . . . ヽ { . . . . . . .l ,f ! ヽ¬' l. ヽ \ . . . . . .', l . . . . . . l !l !ト yr ヘ)'!li. \ 丶 . . . .', l . . . . . . ! // _l_!_ l ! _ 斗 ヽ ヽ 丶 . ! ヽ . . . ./ /イ l l _.._`ゞヽ , =ミヽ ヽ\ヽ ` ヽ ./,イ/イ'. !."! ト ,ツ.l リ小 ヽ.ヽヽ', t、 ,r//./ ./小` ´ , `´ /|ハ ヽ!ヽ)! !l f/ / ,! l l !lト ヽ、 ー ‐ , .イノ .l_l. / ´ 丶、 __ ,. シ l! / / l l l ヽヽ ,ノ><イ_`rベ `ー 〈_, _ `丶ー- ニ <、 メ / ヽヽ キ  ̄l , rt〉ミ_- !``Y-'‐' ー! .`Y` ー、 ``\ /.〃/ , 、 ヽ 〃ツ ドヽ⊂二 ´ ./_/ . . .l 〉 `ト、 //' i / ヽト.! ー'il ゞ='' /`ーr¬'ー- r_'_ ;! . j l j ' , ィ ´ ヽージ l〉 ゞ〉 《 /l´ 丁 ` ` ¬`-<.ヽ ヽ ノノ // , ィ/|. , / ー ! ヽ\ ヽ \`´ / l  ̄`< /_l.リ /l l lヽ ヽ \ヽ ! ` 丶、\ ! 、 _ヽ-, __/ l__ ! ! ヽ、 ヽ ヽl l ヽ`.ヽ . l ハ lヽ、 , ' . ` 、l ! !`「丁. ! ヽヽヽ\ l l/l ! . l .,' ヽl .トヽ_L . ./ /j! l キ`ヽ l ∨ トヽ ヽ l / l ! ! l、l l` r' / l /lト、ヽl l l ! !!/ ハ l ノ' ',', l .l.l t 〃,小' / .l lハヾ l 〉l' /ノ/./ .l l!l ゞ、 〉 '〈 lゞ//|!l !' , / . .l l.〉l〈∨//f /.l/ ! lリ ー= '.l .ヽ! .,' Lト' . .' , / . . . ー/!l∨// ヽ l l/ l !ヽ .,' . . . . . . . . ' ,. / . . . . . . .Y . .Yヽ 〉 /' l ! `! . . . . . . . . . . f`´;. . . . . . . . . . . . .l! !l ヾ! l . . . . . . . . . . .l ! . . . . . . . . . . . .l /' l . . . . . . . . . . .l l . . . . . . . . . . . .l 馬面「チッ、72に当たるとは」クソッ 透華「オロス・フトーノス……」ボソリ 849 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 21 46 51.41 ID 8wTsU+G1o [4/16] 【ビンゴ大会】 煌「次の番号は931です!」 優希「おっ、揃ったじょ!」ピョイン 煌「はい、それでは前に来てくださいね(すばらっ!)」ニコニコ 咲「うぅ~恥ずかしかったよぉ」 和「勘違いはよくありますよ」フフッ 優希「おい、豪華景品を渡せー!」 京太郎「あー、番号勘違いしてねぇかな」 優希「な、何をー!?」 京太郎「ははっ、冗談だよ。ほら受け取れ」 つ ブロマイド 優希「なんだー写真かー」 煌「実はこれただのブロマイドじゃないんですよー」 優希「え?」 煌「今回の為だけに撮り下ろされた世界に一枚しかない限定品ですから」クスクス 優希「」 京太郎「カッコいいだろ?」ニッ \イイナー/ \ウラヤマシイー/ \ホシイー! ミキー!/ \ナノー!/ 優希「か、家宝にするじょ」エヘヘ 京太郎「そんな大層なもんでもないけどなぁ」 //././ .ノ ./ / ./ / ./ / . γ´ ̄`ヽ._____. ′ / / / . / ./ / / / .ハ } .} .\! . リミ_ ヽ / / / / / / ./ / i { | / .リ || ! ヾ、___ノミ ¨` '.., ,.._/ / / i { { | | || /| .|||| | | || || | | ', ` 、 ヽ /゙゙\ .`i ' ./! .! .| | Ⅸ .|| 小 { { |Ⅸ | ├ ソ─ソミ/i リ .リヾ ヽ '., . /ヽ, ) / { |. | ! !丶 弋.八ヾヽ |.! |.|..\|\| | / //| ./} }.}}. ', '., イ { /_.// 弋_,.ィ-‐,イ‐v‐-、 .ゝ. Ⅵ \_| '. ィ=乂=/.' ! / / |リリ. } }. _{ ゙丶イ′ _, .-‐ィ( ),.r===ミ / 心 j// | /ノ.} } }. /∨. ノ´ |.ヽ /.! iィ c リ冫/、 !./´ ./ ;/ / ヘ、_>‐-- ィ ´ /| ∨ {.! ヽ二.ノ. /./ } . | / ;/ ./ 、 ── / . {{ { 人 ________ /./ ノ/ /| ./. ー─-一ヘ. ヾ l\ { .\ V `´/ /ノ ,. /.彡イ´ / ./ / ./ ` ..\∧リ\ ` - ‐ .′ / // `´¨`ヽ__ // イ ,. 、イ ̄ ̄「|| ̄¨`゙`ヽ ._「Ν>, . _ ,, . -< /.,' ._/ , `´ / ̄¨. ∨ |.|| .| ´`ヘレ'7 ̄ ̄ ̄ ̄¨`/ !/ / , `ヽ / i | |.|| .|´ヽ ,./`/ .{ / / / } } ! .|.|| .|/介ヽ_/ ∧ ! / / ヘ / \ .\ |\ . レイ..| ∨ .\ | ./ .ノ ./ . / \ ⅵ .\ .∧ .i/ `ゝ`ーヘィ´ \ \ \/ / ./ / / / 優希「やったじぇ!」 855 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 22 02 36.55 ID 8wTsU+G1o [5/16] 【そして終了】 煌「それでは楽しかったクリスマス会ですが、そろそろお開きとなります」 \エー!?/ \イヤー!/ \ヘイカイデスヨ! ヘイカイ!/ \アラアラ~/ 竜華「なんか空気薄かった気が」 久「裏方なんてそんなもんでしょ?」 菫「非常に新鮮で、非常に美味しかった」 宥「もう食べられないよぉ」 はやり「こんなご馳走は初めてだったかも☆」 透華「一流のシェフなんですから当然ですわ」フンス 煌「最後に須賀京太郎君から挨拶と……」 京太郎「はーい!」 煌「帰りに記念品をお配りしますので並んで会場を出てくださいね」 \ヤッター!/ \ナンクルナイサー!/ 京太郎「皆さん、今日は本当に楽しかったです」 \キャー!/ \ワタシモー!/ \マコトタノシカッタデス/ 京太郎「正直、最近は色々と環境が変わって……アイドル活動が辛いって思う日もありました」 \ナンダッテー!?/ \ウゥ、ヒンソーデチンチクリンナワタシガファンダカラ/ \ナガイッテファンピョン/ 京太郎「でも、今日ここに来てそんな悩みを吹き飛びました!」 \ヘヘッヤーリィ/ \ベツニナンデモイイデスケド/ \ニ→チャンガンバー/ 京太郎「これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」 \アタリマエジャナイ/ \ウッウー!/ 京太郎「それじゃあ最後に……目指せ!!」 一同「「「「「「「「「「「トップアイドル!!」」」」」」」」」」」」」 京太郎「ありがとうございましたー!!」 858 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 22 09 23.83 ID 8wTsU+G1o [6/16] 煌「それでは皆さん並んで会場を出てくださいねー」 \ピヨピヨ/ \ハヤクカエリマショウ/ ガヤガヤ ザワザワザワ 京太郎「さて、配るのってコレでしたっけ」 記念品 決定安価 コンマ安価↓3 00~49 ブロマイド(量産) 50~89 京太郎からの手紙 90~99 ソルサキ全巻セット サイン付き ゾロ目 ソルサキDVD 第一巻 サイン付き 866 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 22 17 17.51 ID 8wTsU+G1o [7/16] 京太郎「流石に限定一枚じゃないですけど、この会場限定のブロマイドでーす」 \ヤッター!/ \イイネイイネェ!サイッコウダネェ!/ \ソンナモノヨリゴハンガホシイカモ!/ 京太郎「それじゃあ、順番にどうぞ」スッ 咲「あっ、京ちゃん!」 京太郎「お、咲。また今度な」 ______ ,. ´ ` .、 , . ´ , \ / // / ヽ ヽ  ̄ ̄ ̄/' ' | ∨ .、 // / --/-|、 | | . / / ' , l | | | i | | / | /_ l | | `ヽ、 | | | /| |ィ´斧ミ从 ∧ {、 | |\ ' .' | /イⅥ { 比 (_, 、{ ィ斧ミ / | | ヽ / / |' | /|、|弋zソ ん (_ ∨ } / / |Ⅵ . . . , 弋こソ l/| イ , 人 、 . . . / j' ,ノ/ / 、 ´ ム イ-' / イ / ` -,--==≦「イ / イ { { ∧ , -┴ ヽ | ∧ / ノ / \ | { . .、/¨/ _ \ | Ⅵ {/ /´>----、\ ∨、ー'-< . . / ヽ\\| { /、ノ、 . .// __ . \} / . .「 ´ {/ ̄ ̄\ | | / ./ .| | | | / ./ . .{、 | | | / . .{ . . .| . | / | | { . .∧ . .| 、 | ,. | | | ./ \〉 } , / { ∧ 咲「うんっ! いい年を!」タタタッ 京太郎「お前もな!」ニッ タタッ 優希「ほれー本日二枚のブロマイドをよこせー!」 京太郎「二枚とも大事にしろよ?」 優希「言われなくてもそうするじょ」エヘヘ スタスタ 京太郎「さて、次は……」チラッ \ヒソヒソ/ \イツイツモ/ \ウラヤマシス/ 和「」 京太郎「お、おう和……なんか大丈夫か?」 和「いえ、いいんです。覚悟の上ですから」メソメソ 京太郎「無理すんなよ? お前に何かあったら、その……」ポリポリ 和「ふふっ、ありがとうございます。お互い、これから頑張りましょうね」ニコッ 京太郎「ああ! 勿論!」ニッ 871 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 22 26 22.11 ID 8wTsU+G1o [8/16] 小蒔「あ、あのっ!」オズオズ 京太郎「あ、神代さん!」クルッ 小蒔「こ、ここっ! こ、こ! 小蒔で、いいっでしゅ……」ボソボソ 京太郎「はい、小蒔さん」アイドルスマーイル 小蒔「」フラフラ 春「キャッチ」ガシッ 小蒔「えと、その……今日はありがとうございました」ペコッ 京太郎「いえ、こっちもなんだか酷い事しちゃったみたいで」ポリポリ 小蒔「そ、そんなことは!」 京太郎「時間はかかっても、絶対に思い出しますから……また、いつか会いましょうね」 ... -―━―- ... / \ / / / / l . / / / | |l l l . | l | l 八i l 八 ハ l | | |八芹坏\ ノ芹坏ノ} | |从 { ヒソ ヒソ 厶イ | 八 }∧ ''' ' '''' _'ノ 八 \ .、 V__フ .. / `Y^介ト - 个ミ= / //} /\' \ / / / { ∧/ / | l |_ /{ { { i / / | l八\ /八八 | ∨ / | / \ / {ノ / / ノ' } ∧ 〈__/ / / ∨_rv'__ 〈人_{ / / |―┴'´人 / 从 /\/ 从 ∧. _/ \{ { _, 、__ / ――、∧ / __ }二二二二二≧==≦{ // ̄ ̄ \ 小蒔「はいっ!」パァァァ 春「Gut!」グッ トテトテ 憩「いい加減ブロマイド欲しいですよーぉ」ジトーッ 京太郎「あ、すいません! どうぞ、荒川さん!」スッ . .-――-. . . . ´ .` . / ヽ . . / / l ヽ ヽ . / / / / l l l . ′ . . . ′/ | ハ ト、 ヘ i l |. | 1 | .|{ ‘. ヽ\_ ; | | | | | | |-―.lハ{\ fヾ\` i l |l | | | | | |{ ヽ \ { \ \ | 八 | | | レ _ 、 `r==ミx } ∧ . 八 ヽ | r㌃⌒` ムイ } ヽ / \ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ \ / 八 ハ .... 、 「 ヽ > / / >-、 ( ノ イ l l ヾ \ -=≦ / ゝ ー ' < l ∧ |` ー---` ∠ イ ∧ ト、 ≧=r-- 1 /レ' .V / \ { ヾr‐ァ' トヘ/ ___/ \ __ / \_____ / \ /ー一ヘ / ハ ハ \/ }/ ̄} / i ヽ } } | У } ∨ .| ′ / } } .. {. / { } } . | | } ,. i i ハ } ' . | 憩「ありがとうね!」ニコッ 878 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 22 35 12.16 ID 8wTsU+G1o [9/16] 照「お待たせ」(王者の風格) 京太郎「(待って)ないです」 照「最近、京ちゃん冷たくない?」 京太郎「いえ、照さんに対してはこんなもんですよ」 照「そうかな、エヘヘ」 京太郎「(正直まともになられたら、一番この人がクるんだよなぁ)」ハァ それだけに色々と惜しい……いや、アイドルとしてはアレなんだけど 照「じゃあまたね、京ちゃん」フリフリ 京太郎「はい、また来年」 照「あ、そうそう京ちゃん」ポムッ 京太郎「はい?」 照「なんだか京ちゃんもアイドルとしてモテてきたし、来年からは……」クルッ / . . / / i / / . / . . ; イ / . ! ! // .. _ / . / ; イ ;ィ // / / . ! /;/´ ̄ / . / ; -‐/T77i ̄ ; -‐' / 7ナー-、_ / レ ! | ´ / . ∠ イ ___! / /ノ!ナ| // ! /. ;ヘ! ァ"7 iヾ '´,;-ァ=! ;ィ、 / / ! /; イ {ヽ|.'{ b ! h レ i ' /イ !、 // / / | ! ` ゝ ン_ ,!'_ ;ン/ / i 、ヽ、 .!/ !/ / ヽ i , , , , , , , i / / iヽヽ / / / ゙、_| | | /_ノ . ゙、 \ヽ / // ;ハ _ _ ! i 、 、 . i ヽ! ∠./‐' / / 、  ̄ /v、 ヽ 丶 .. ! / / / _,ノ ` r 、 , イ、/ ' ! /\ .、 ! / /;/ `ヽ、__;ィ | ー-`〒´-‐ ' ´ | レ' ヽ;ハノ // _,..-'´ | || !丶,、 _,... -―' ´ | || | `ー-、 照「本気出さないとね?」クスッ 京太郎「っ!」ゾクッ ああ、母さん なんだか俺のアイドル活動の行く末が…… 少しだけ不安になりました 884 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 22 46 37.55 ID 8wTsU+G1o [10/16] 京太郎「くっそ、くっそ! あのポンコツに胸キュンさせられるとは不覚……」グヌヌ タタタッ 智美「京太郎君、今日はありがとうなー」ワハハ 京太郎「蒲原さん! いえいえ、こちらこそ」ペコリ 智美「しかし、清澄にいた頃とは大分変わったように見えるぞ」ジロジロ 京太郎「そう言えばあの頃、買い出しを手伝って貰ったりしましたね」 智美「懐かしいなー」ワハハ 京太郎「本音を言うと……あの頃、少しだけ嫌なことが続いて……正直キツかったんです」ボソリ 智美「?」 京太郎「でも、そんな俺に優しくしてくれて……買い出しも手伝ってくれて、励ましてくれて」 智美「わ、ワハハ……そんなこともあったかも」テレッ スッ ギュッ 智美「わっ!? て、手を!?」ドキドキ 京太郎「今度は俺が蒲原さんを励まして、力になりますから!」 智美「!!」キュンッ 京太郎「これからも、よろしくお願いしますね」ニッ -=、 、 ─ァ=- \V / -──┴┴- ,. ´ ` 、 〃´ __ \. _/′/ \. / / ', / / } ト、 / / ハ ∧ / \. / ハ { N } / X ト、 \ i {\. \. | __/ \ | ヽ \ l 〃 l. `ー‐ \ │ , ィ===xV / レ'人 '、 〃⌒ヽ. \! 〃,ィ笊x ヽ__,イ' |_ / / \ ハ ィ笊/ハ {////ハ } l | ヽ ´  ̄`ヽ /`¨ハ ㌃7//} ゝ )//ソ │∧ノ ノ i } V//ン `¨¨´ V、__ ./ l ∧{ ,,,, _____ ''''' / レ′ 丶 \ ノ <_ {> `¨¨¨´ <¨¨¨´ 7 T ‐ __/\ ∧八___八 \ / { \ \ { 智美「……うん。ずっとずっと……この気持ち、大切にするぞー」ギュッ 888 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 23 03 24.38 ID 8wTsU+G1o [11/16] 京太郎「さて、最後は……」 胡桃「あっ」 京太郎「鹿倉さん!」 胡桃「……その、今日はあ、ありが」ゴニョゴニョ 京太郎「いいえ、俺も楽しかったですから。はいこれをどうぞ」つブロマイド 胡桃「あっ……それ」 京太郎「?」 胡桃「……うぅ、宮守の、その、メンバーとコーチが……」モジモジ 京太郎「……」 胡桃「手伝ってくれて、それで……ここに」シドロモドロ 京太郎は全てを察した 京太郎「あーいっけねー、ブロマイド多めに用意しちゃってるじゃん」 胡桃「うぇっ!?」 京太郎「これ六枚は余りそうだわーっべーわー」 胡桃「……!?」 京太郎「誰か貰ってくれる人いないかなー?」 胡桃「あっ」ドキッ 京太郎「最後だから、おまけです」ニコッ 胡桃「あ、ありっ……が」ドキドキドキドキ 京太郎「あ、そうそう」スッ (耳元に顔を近づける) 胡桃「んぁっ」ビクッ 京太郎「宮守の皆さんにも、よろしく伝えてくださいね」ボソッ 胡桃「っ!」 京太郎「それじゃあ、また会いましょうね」フリフリ ____ ..... ´ ` ...< / ..`、 / ∧ ヽ / / , ',. ' 、 / l .! ∧ } l !ヽ`ト∧! }/ 斗 /! | l !z==ミ x==ミ ! ! l 〃んi刈 ん刈 》 ' l | | Vzソ Vzり | ,' / 、 !/ //// //// . ' ' 从| _ \/ ィ / / |/ =- ---- '" |/--'" {: : : : : : :_:} /"''ー―― '' " ∧ / | i=|=|=i / ∨ . /\.! 1 | , | / ! i=|=|=i ! ! 胡桃「~~~~っ!!」ジタバタバタ 896 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 23 14 49.72 ID 8wTsU+G1o [12/16] 【終了後】 京太郎「ふぅ……」 竜華「お疲れ様やー」パチパチ 煌「はい、スタミナドリンクです」 京太郎「ありがとうございます」チューチュー 菫「こんなに充実したクリスマスは初めてだ」 宥「うん。クリスマスがこんなに楽しいなんて……嬉しい」 はやり「いいもの見せてもらったかな?」 久「いいわねー、こういうのも」フフッ ジブンヲーセーカーイーサーエーモ♪ 京太郎「ん? メール?」カチカチ from 染谷先輩 タイトル: メリークリスマス 本文 メリークリスマス! パーティは楽しんどるか? 折角誘って貰ったんは嬉しいが…… クリスマスは店が忙しゅうてのぅ、行けなくて残念じゃ でも、わしはいつだって……どこにいたってお前の味方じゃからな これからも頑張れよ、京太郎 京太郎「……はい、染谷先輩」パタン ありがとう、ございます 909 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 23 37 54.47 ID 8wTsU+G1o [14/16] 竜華「あれ、そう言えばファンクラブの会長は来てたん?」 久「そう言えば見なかったわね。どんな人なの?」 煌「それが私もメールでのやり取りしかしてないので」 菫「怪しいな」 煌「一応今日は大切な用事があるからと、断りのメールはいただいてます」 宥「家族と過ごすのかな?」 はやり「彼氏だったりして!」 菫「アイドルのファンクラブをやるくらいだから……(察し)」 久「そういうのってよくないわよ?」 菫「それもそうだ、すまない」 スタッフ「すいませーん、スタッフですけどー? まぁだ時間かかりそうですかねー?」 煌「あ、すいません。もう始めてもらったも大丈夫です」 スタッフ「それじゃあ片付け始めますねー」 ガヤガヤガヤ 久「ふわぁ、もうこんな時間なのねー」 京太郎「そろそろ帰りましょうか」 竜華「それじゃ花田さんに送って……」 煌「あ、すいません。私は今からスタッフの皆さんと片付けを手伝って、そのまま泊まりなんです」 竜華「そっか。でもうちもこのホテルに泊まりやし……」 宥「私も……」 菫「私が送ろう」 はやり「私も今日は泊まりだから」 透華「私もですわ」 菫「だから私が……」 京太郎「大丈夫ですよ、俺一人で帰りますから」 ,. '" ,. 、\ ,. -‐ 、 / / ` ´` \ / \ヽ ,.' ' / i ! ヾ / ' l / ,'./ l. !| ! ゙ l ' / .l / // 'l l ! l ! !l. ' .' l/ ー '-―_-' リ└- _!,!_ ! ! ' l l イ~~~下 ,.二、、ー,、/l! l l .l l ヽ ノ 'i リ ヽ.! l. l | ! l! ` " l l l l ー- _! , l l.!. l ! | ト、 |! l l ! .l.ヽ , ― 、 ,. | ` ┘ l ! !.l 丶 ⌒ .イ ! ! l l ! .! < .!. l l ! ゙、 i ` ´ ! l l ! ヽ 、 .! ! ! l /ヽ. ヽ \ l、 ! l l./ 、 丶 ヽ. \ヽ` 、 l ,.' 丶ヽ ヽ \_.ヽ、 ノ. l ヽ\ \ ヽ ヽ\ 、 l \ 丶 \ヽ ヽ. l i ヽヽ. \、. ヽ . l / l ヽ ヽ ヽ.\. ヽ lヽ. / l,' ` ヽ. ヽ \ ゙ ! ! 913 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 23 45 55.29 ID 8wTsU+G1o [15/16] 竜華「折角やし、泊まっていったらええのに?」 透華「部屋ならすぐに用意させますわ」 京太郎「いえ、合宿の用意を明日の朝やりたいので」 煌「でも一人じゃ……」 京太郎「大丈夫ですよ、途中までは菫さんが一緒ですから」ニッ rー――- r-イ ⌒\ ヽ \ / |` ヽ .. /| | /-∨ | . | |≧=- でッノ| |) . | i{で; ! | . | ∧ ' _ | \ ∨ ハ.. ´ ノ Λ/ト-!`ー―rへ. ∨ Λ≧.......イ、 | /⌒\≧ Ⅵ ∨ /| /′ / \ Vイ f-< / /| |{ | / / ∧ } /⌒ ヽ { | \| / / / ∨ / /\〉 | | 人 Y´ / 八_/_/ |. l| i| |l | | 7 { } \´ | \ |i \ | l| | l l|| || | |./ /⌒} l { || } | l| | | 菫「!!」 京太郎「ね?」 菫「あ、ああ。この身に代えても君を守る」キリッ 京太郎「じゃあ、一緒に帰りましょう」 久「私達はお泊りねー」 宥「楽しみ……」 はやり「パジャマパーティだねっ!」 キャッキャウフフ 京太郎「それじゃあ、お疲れ様でした!」 一同「「「お疲れー!」」」 京太郎「じゃ、帰りましょう」 菫「ああ!」 919 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 23 57 34.83 ID 8wTsU+G1o [16/16] 【帰り道】 テクテクテク 京太郎「……うわっ、雪が降ってきましたね!」 菫「ああ、キレイだ……」フフッ ,r‐─===‐- _ / ´ `ヽ \ `ヽ . "/ . / / / .. / / / / |i | li } . //イ /⌒i | | |i l⌒|i } i .'/ ∨ ,,__|i_| 」_八_/i リ } |. 〔// 〔 ̄` =ミ、/ } . //| | ′ "" / リ ′ /_ | 从 / / / / / 〔 |_ /ハ t ァ /___ / _/ ' / .*゚ / . ./ , |i ′ ゚+'.. / / ーr‐ ´/ ハ |i | '% / ' _.ノ〕 . //> | . 〔´ / ' / `ヽ ' 〃 / / ' \. / | ∧_/ / /⌒\/ | .′/ / / ヽ 京太郎「……」ボーッ 菫「ん? どうかしたのか?」 京太郎「あ、いえ。ちょっと」クスッ 菫「なんだ、気になるじゃないか」 京太郎「……月並みですけど、キレイだなって」 菫「?? ああ、雪はキレイだ」ウンウン 京太郎「もうっ、そうじゃないんですけど」ジトーッ 菫「??」キョトン 京太郎「あははっ、なんでもないです!」 菫「おかしな奴だな、京太郎君は」クスクス ビュゥゥゥウ 菫「さむっ!」ブルブル 京太郎「うわー、手がカチカチだよ」スポッ 菫「これはかなりキツイ」ブルブル 京太郎「もしかして……菫さんも手袋忘れたんですか?」 菫「ん? あ、ああ。油断したよ」 京太郎「……」 菫「でも大丈夫、こうしてポケットに手を入れていれば……」スッ 京太郎「はいっ」ギュゥゥ 菫「!?」ドキッ 京太郎「これであったかいですよ」 菫「ば、バカ! こんな道端で……! 君はアイドルなんだぞ!」アセアセ 京太郎(志々雄スタイル)「大丈夫ですよ、マフラーで顔見えませんから」 菫「……うぅ、だが」ドギマギ 923 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 00 13 17.79 ID j0Nm5papo [1/11] 【カップルたくさんの通り(マジギレ)】 京太郎「……」テクテク 菫「……」テクテク ギュッ 菫「……君は凄いな」 京太郎「え?」 菫「正直、初めて君を見た時は……なにも感じなかった」 京太郎「そう……ですか」ウツムキ 菫「冴えないとさえ思った。こんな奴が帝王の事務所に所属なんて……そうも考えた」 京太郎「……」 菫「それが今じゃ、こんなにも君のことばかり考えているんだ」ハナツンッ 京太郎「ふがっ」 菫「……正直、私なんかより指導が上手い雀士、強い雀士は数多くいる」 京太郎「……菫さん」 菫「それでも私がいい、と君は選んでくれた。認めてくれた」 京太郎「はい」 菫「だからこそ……私はもっと頑張りたい」 京太郎「……はい!」 菫「今よりもっと君の近くで、君を支えよう」スッ 京太郎「……嬉しいです」 菫「だから、これは……」フニュン (腕組み おもち当て) 京太郎「す、菫さんっ!?」ドキッ 菫「……こんなにも周りはカップルだらけなんだ。私に恥をかかせないでくれ」クスッ ネェネェアソコノカップルヤバクナーイ カタホウシシオダケドイケメンジャナイ? ビナンビジョウラヤマシィ バクハツシロ 京太郎「はい、菫さん」ギュッ 菫「……」ギュゥウ 京太郎「……」ドキドキ となりで、気丈そうに振舞う菫さんはいつもと比べてなんだか背伸びしてるように見えて 何度かからかおうと思ったけど、この距離が離れるのがなんだか嫌で 結局、雪が降り止んでも…… カップルがいない通りにさしかかっても 俺は、この腕を離せずにいた 931 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 00 35 47.15 ID j0Nm5papo [2/11] 【京太郎のアパート前】 京太郎「結局最後まで送ってもらって、すいません」ペコリ 菫「気にしないでくれ。私も、その……」 京太郎「?」 菫「君と長く話せて、嬉しかったから」カァァッ 京太郎「え? なんですって?」コダカ 菫「っ!? と、とにかく! 次は合宿で会おう!」タタタッ 京太郎「あ、菫さん!!」 ピューッ!! 京太郎「あんまり急ぐと雪で滑りますよー」 ズルッ ドシャッ 京太郎「言わんこっちゃない」ハァ テクテク 京太郎「うわぁ、すっかり雪が積もってるな」 こんなに積もると電車が止まったりして大変だよなぁ…… 京太郎「早く部屋に入って暖まろうっと」チラッ <京太郎の部屋の前> /ニニニ二二三三三三三三三三| ノ--―――――- 三三三三三| ´ ,,-===- < 三三| / ゞ///////) `ヾニ| / . ―- 、 `¨¨¨¨´ .\ . ´ } γ7/ヽ ,,-.、 . ´ ノ ゞ//ノ Ⅵ//\ ,. ´ ,. ´ /三三≧ 、 \//∧ ′ ,. '" /三三三三厶 γ7/ヽ`¨´ ,. '" マ三三三三三} ゞ//ノ i,. '" | ヾ\ ゞ三三三三ノ | | \\ `¨ … ¨´ l . \\ ′ ⌒ ィ===- _ ー=ニニニ⊃ , / / //  ̄ ==- / ′ .. / // // . . . . . . . .≧x / | . 京太郎「ギャァァァァ!? ス・ノーマン・パーだぁぁぁぁぁ!?」ガクガク ??「ス・ノーマンじゃなくてスノー●」 938 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 00 43 09.22 ID j0Nm5papo [3/11] ??「ずっと待ってたんだよ?」 京太郎「だ、誰だ!?」ガタガタ ??「あっ、そっか。このままじゃ分からないよね」ウンウン 京太郎「スゲーナスゴイデス! 私はトッテマ? 貴方のしもべ?」ブツブツ ??「どんだけトラウマなの?」 京太郎「いや、今でも大好き」ホッコリ ??「そうなの? ……ふんっ!」パッカァァァン! 京太郎「あっ!? 雪だるまが割れて……!!」 ?「ふぅ、寒かったー」パタパタ 京太郎「淡!」 / / // . 〃 . iト、| . | ヽ ヽ ヽ 乂 .′ / ,イ . / ! . i| | . |\ . ハ .′ i`ーァ′/ ! . i | . | | . | \ . ヽ . ____ i-‐ ´ . .′ !/ . ′| . | | . | | . | \ .  ̄| ̄ ̄ `ヽ /i| |. | | . | | . ! | . |_,,-‐====‐\ . | . | . i j〃 . i| |. |‐===┼- | j -‐ \ . . | . | . | / . i| {. ! \八 . | jノ , -‐ __,,.⊥ . } . | . 人 ′ . 八 Ⅵ ≫=ミ、 . ! ≫≦Y⌒'マハ 、 . .′ . | . .\ i . i . \{ハ 《 )i ハ\{ ″{ .) i } } 》 . / . /! . \ .\ | . | . i '. ヾ い; jj 八∨乂 _;ノ ノ . / . | . .`ー- | . | . | . | . l'. V辷ク ゞ゚-‐ ' . / . / . | . . | . | . | . | . |ハ / . / . / . . | . . | . | . | . | . | . , / . . .′ . / . | . . . | . | . | . | . | . / ,. ,イ . / . 人 . . . . |.. i | . | . | . | ゝ. 、 ノ .′ // / . / . . / \ .\ . l 从 . | . | . { / > . { /' / . / . . ′ \ .\ . 乂{ \. !\〉、 \_/ . . 〕jッ。. . ィV`ヽ /. / . . / \ .\ . . `\ \{ \;/ . . //{{ ` ´ | |│ ,// . . / \ .\ . . 淡「遅いよ、タロー」プクーッ 941 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 01 23 04.31 ID j0Nm5papo [4/11] 京太郎「遅いって……ずっと待ってたのか?」 淡「うん。一緒にクリスマス過ごそうと思って」エヘヘ 京太郎「思ってって……」ジロジロ 淡「?」ズブヌレ 京太郎「おまえ、ちょっと手を貸してみろ!」スッ ギュッ ヒンヤリー 京太郎「つめたっ!?」ゾクゾクッ 淡「あはっ、タローあったかぁい」クスクス 京太郎「バカ! 言ってる場合かよ!」グイッ 淡「何を怒ってるの? 怖い……」 京太郎「いいからほら、中入れ!」ガチャッ 淡「わっ!?」 京太郎「風呂はすぐに沸かすから、まずはこれで体拭けって!」バサッ 今日タオル「オレヲツカイナジョウチャン」 淡「このタオル、タローに似てる」アハハ 京太郎「あーもう、しょうがねぇな」フキフキ 淡「わわっ、もう! 私は子供じゃないよ?」ムスッ 京太郎「だったら自分でやってくれ」ハァ 淡「はーい!」ヌギヌギ 京太郎「ばっ!? ここで脱ぐな!!」 淡「え?」パチッ フル゚ルンッ 京太郎「ぴ、ピンクッ!?」ブシュッ 淡「どうしたの? 別に見たっていいよ???」 京太郎「ば、ばばばかっ!? 俺がよくねぇっての!」ダダダッ バタンッ シーン 淡「……変なお兄ちゃん」キョトン 京太郎「な、なんなんだアイツ……」ドキドキ 945 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 01 35 35.30 ID j0Nm5papo [5/11] 【お風呂】 カポーン 淡「……あったかい」チャポッ 「湯加減はどうだー?」 淡「うん、いい感じだよー」 「そっか。ちゃんとあったまってから出てこいよー」 淡「はーい!」チャパチャパ 【京太郎の部屋 キッチン】 フンフフ~ン♪ クッリスマス~♪ 京太郎「のんきに歌いやがって……」ハァ アイツはどうも俺に対しての警戒心ってものがない まるで兄妹に接するような態度だ 京太郎「さて、アイツの事だから飯を食ってない可能性もあるな」 取り敢えず何か作るか……材料あったっけ? 京太郎「取り敢えず有り合わせでなんとかするか」 カチッ パカッ カチャカチャカチャカチャ 京太郎「上手くできりゃいいけど」ジュージューッ ガチャッ 淡「ねーねータロー、着替えなかったらYシャツ借りたよー」テクテク 京太郎「ファッ!? ちょっと待て、お前確か下着も濡れて……!?」 淡「うん、だから」 は だ か Y シ ャ ツ 京太郎「」ガタガタガタガタ 淡「??」 948 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 01 40 51.89 ID j0Nm5papo [6/11] 二人きりのクリスマス―― 閉ざされた空間、そして若き男女 果たして京太郎はこのピンチを乗り越え、合宿を迎えることが出来るのか!? 淡「オムライスじゃん! すごっ!」キラキラ 京太郎「……」ゴクッ / \ _人_ ' ` 、 \ Υ'/ / / ト、 丶 / / / | | | Χ } .′ il / | | \ | / `、 リ | i | _|l__∧ト、八 | メ´ ニニ / } | | | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j | |l l|斗示芋ミ、 ''h! } ,′ , |l 八 И'h! } 乂___ノ / / || \| 乂__ノ /i/i/ / /l| .八 ゝ /i/i/i i / / / / | ‘,\ ハ r ア /l/ / / | ト、 込、 _ノ // ,イ l| |l l\ \> .,_ /∨ /l| 八_ |ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ | | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧ | |/─、_ / |∨ __ Ⅴ__=| / 〕\ \ | | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶 淡「早く食べよーよ!」 京太郎「あ、ああ」 正直、辛抱たまりません 次スレに続く 949 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 01 45 30.70 ID j0Nm5papo [7/11] ~~おまけ 雪だるまが出来るまで~~ 京太郎の帰宅する十時間前 淡「タロー、帰ってきてるかな?」ピンポーン シーン 淡「やっぱりイベントに行ってるんだ。全く、可愛い妹をほったらかして」ムスッ でもしょうがないよね。 お兄ちゃんはトップアイドルを目指してるんだから 淡「うんうん、私は理解ある妹だ」フフフッ とにかく待とうっと 大丈夫、タローは早く帰って来てくれる筈だから 淡「ふふふっ」クスクス ~~五時間後~~ 淡「まだかなぁ」 ~~三時間後~~ 淡「あっ、雪だ……ふふっ、タローもびっくりしてるかな」 ~~一時間後~~ 淡(雪まみれ)「あはっ、このまま雪だるまになったらタロー喜んでくれるかも!」クスクス ~~58分後~~ 雪だるま「……」 ズルッ! ドシャッ! 京太郎「言わんこっちゃない」ハァ テクテク 京太郎「うわぁ、すっかり雪が積もってるな」 雪だるま「!!」ピクッ ふふっ、タロー オ カ エ リ ナ サ イ カンッ!
https://w.atwiki.jp/ocltslyrkyo/pages/172.html
京太郎「……はぁ」 京太郎(最近憧に実にショックなことを言われた。実に) 京太郎(俺ってそんな風に見られてたんだな……) 憧『なんかさ、最近のあんたの話(?)を聞いてて思ったんだけど……』 京太郎『なんだ?』 憧『いや、向こうの人に失礼かもしれないんだけどね』 京太郎『だから、なんだー?』 憧『あんた……最近なんか、古市さんに似てない?』 京太郎『あー』 京太郎『つまりあれだな』 京太郎『ツッコミ役で付き合いが良くて賢くて肝が座っててなんだかんだ頼りになる仲間思いの面白いイケメン』 京太郎『照れるな。……それ告白?』 憧『……。……ないから』 憧『ツッコミ待ちの残念ボケで、女の子大好きで残念な妄想してデレデレしてる残念なイケメン』 憧『あとロリコン』 京太郎『ぐはっ』 京太郎『お、お前……! 俺はともかく親友まで……!』 憧『……いや、流石に冗談だけど』 京太郎『冗談かよ……』 憧『でもなんか、あんた最近気遣いとか常識人っぽさがなくなってきてるからさ』 憧『新年になるし、見直してみたら? そーゆー、自分自身を』 京太郎『あー』 京太郎『了解。ありがとな、憧』 憧『……べっつにー』 憧『ファン第1号として、もっと格好いいあんたが好きなだけよ。うん』 京太郎『何にせよ、ありがとな……憧』 京太郎『愛してるぜ』 憧『……。あたしもよ』 京太郎『えっ』 憧『えっ』 京太郎『……憧が大学生のときより成長してる。マジ……かよ……』 京太郎『あの頃なら、「は!? な、な、何言ってんのよバカ! やめなさいよ、変態!」ぐらい言ってんのに』 憧『……あんた、何年前の話してんの? それ大体、2年の始めくらいまででしょ?』 京太郎『そうだったっけな?』 憧『そうよ。……多分』 京太郎『……』 憧『……』 京太郎『……じゃあな。今年一年、ありがとな』 憧『……こっちこそ。おやすみ、京太郎』 京太郎『いや、まだまだ寝ないけどな』 憧『まあ、新年だからねー』 京太郎『おう』 京太郎『……』 京太郎『……今夜は寝かさないぜ、なんちゃって』 憧『ふきゅっ』 京太郎『ん?』 憧『にゃ、な、なんでもないから! おやすみ!』 京太郎『……あ、ああ』 京太郎『……あっ』 憧『なに?』 京太郎『ははぁ……俺の美声でいやらしいこと想像したんだろ? エロ同人みたいに』 憧『し、してない! してないから!』 京太郎『さっすが、酒淫乱の憧だよなー。普段からムッツリですかー』 憧『ちちちち、ちちち、ち、違うわよ!』 憧『た……ただ、あんたからそんなスカした言葉が出てきたのが……!』 憧『ぜんっぜん、似合わなくて! 思った以上に気持ち悪くて! 正直びっくりしただけ!』 憧『以上!』 京太郎『……あ、ああ』 京太郎『俺、そんな風に見られてたんだ……』 憧『そ、そうよ!』 憧『とにかくそこらへん治しなさい、このぽんこつ男!』 京太郎『……はい』 憧『……』 京太郎『……』 憧『……あ、あと』 憧『今の流れからは……変かもしれないけど……』 憧『その……来年も、こーゆー風に連絡とってね?』 憧『あんたの声聞くと落ち着くし……あたしも、頑張ろうって思うからさ』 憧『お願い』 京太郎(……) 京太郎(……かわいい) 京太郎(……) 京太郎(……ハッ) 京太郎(流石隠れ小悪魔セクシャリスト……男の落とし方は心得てるんだな) 京太郎(『えっ、なに? ……フラグ?』) 京太郎(なんて、まんまと乗せられそうになった女性経験の無さが憎い) 憧『……あ』 憧『そ、その……』 憧『一応言っておくわよ? ……勘違いしないように』 京太郎『了ー解』 京太郎(だよなー。憧に限ってないよなぁー) 京太郎『んじゃ、また来年も』 憧『うん』 京太郎(……で、そんなやりとりを経て年越し) 京太郎(二年詣りに行く気力はないからなー。寒いし、相手もいないし……) 京太郎(……歳かも) 咲「京ちゃん、お餅何個がいい?」 京太郎「あー」 京太郎「4つ頼んでいいか?」 咲「いいけど……」 咲「そんなに食べたら、太るよ?」 京太郎「大丈夫、大丈夫。だって俺基礎代謝高いし」 京太郎「それに、アメリカかどっかの論文にな? こう……あったんだよ」 京太郎「筋トレした翌日は7%、ハードなら11%だか14%翌日の代謝が増える、ってさ」 京太郎「だから俺は何にも問題なし!」 咲「……この筋肉バカ」 京太郎「なんか言ったか?」 咲「別にー?」 咲「……ところで、さっきの電話の相手誰? 京ちゃんの彼女さん?」 京太郎「んー?」 京太郎「いや、大学の同級生。結構仲いい奴」 咲「あー、和ちゃんの友達の……」 京太郎「そうそう。新子憧」 咲「……確か、京ちゃんが大学生のとき隣の部屋だったんだっけ?」 京太郎「ああ、そうなんだよなー」 京太郎「その頃……大学三年ぐらいとか、基本どっちかの家で纏めて夕飯食ってたな」 京太郎「段々、アイツも腕が上がってきて……楽しかったなぁ」 京太郎「休日とかは、面倒だからどっちかの家に泊まったりな」 咲(……それって付き合ってるって言うんじゃ) 咲「そこまでしてて、付き合ってないんだ」 京太郎「アイツと?」 京太郎「いやいや、ないないない」 咲「そうなの?」 京太郎「だって初めの頃、俺スゲー避けられてたからな」 京太郎「段々マシになってきたけど……そういう関係になるかなーって、それとなく聞いてみたら全否定されるし」 京太郎「だからさっきのアレは、軽口みたいなもんだよ」 咲「ふーん?」 咲「……まあ、ならよかったけど」 京太郎「どうしてだ?」 咲「彼女さんいるのを差し置いて、私が大晦日一緒に過ごしたら不味いよね?」 京太郎「?」 京太郎「どうしてなんだ?」 咲「へっ?」 咲「……」 咲「京ちゃん……それ、本気で言ってるの?」 京太郎「……?」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……あ」 京太郎「……ああ! そっか! 咲も女だもんな!」 京太郎「そりゃ確かに、彼女差し置いて他の女と――」 咲「――カン!」 シャイニングウィザード 京太郎「ひでぶっ」 京太郎「いきなり何すんだよ! 危ないだろ! 主にお前が!」 咲「……今のは京ちゃんが悪いでしょ」 京太郎「うっ……」 京太郎「確かに、これじゃなんか女扱いしてないみたいで……悪かったな」 京太郎「でも、なんていうかさ……」 京太郎「こう……まあ、それ以上の信頼関係がある……みたいな?」 咲「……」 咲「ばっかじゃないの、京ちゃんは」 京太郎「う……わ、悪い」 京太郎「すまん! このとーりだ! 悪かった!」 咲「……」 咲「……まあ、別にいいけどさ」 京太郎「さっすが、咲! 話が分かる!」 咲「……このお調子者」 京太郎「へっへっへっ」 咲「褒めてないから」 京太郎「……はい」 京太郎「それに……何て言うのかな?」 京太郎「仕事忙しいし……あと、あの……なんつーか、その……」 咲「どうしたの?」 京太郎「俺……からかわれたりフラれたり、残イケとか好い人止まりでモテないんだよな」 京太郎「ハハハ、ハハハ」 京太郎「ハハハ……」 京太郎「……」 京太郎「……言ってて自分で虚しくなってきた」 咲「あー、うん」 咲「まあ、そのうち……いい人が見付かるんじゃないかな?」 咲「うん」 京太郎「その、ナチュラルに『いい人だよ? 私は彼氏にしようとは思わないけど』みたいな言い方やめろよ」 咲「あはは」 京太郎「……おい」 咲「いやー、でもね? そんなことないと思うよ?」 咲「ほら、恋人はともかく結婚相手はそういう人の方がいいって言うから……」 京太郎「……咲」 咲「……何かな、京ちゃん?」 京太郎「そういう話は、俺と目を合わせてから言ってくれ」 咲「あはは」 咲「次からはそうするね」 京太郎「ああ」 咲「……」 京太郎「……」 咲「そこは、『次もあるのかよ!?』ってツッコむところじゃないの?」 京太郎「いや、あえてな……スルーした」 咲「あー、あえてか」 京太郎「おう、あえてだ」 咲「……」 京太郎「……」 咲「……そのあえてって、別にいらないよね?」 京太郎「……面目ない」 京太郎「……はぁ」 咲「まあ、大丈夫だよ? 京ちゃん」 京太郎「ん?」 咲「どうしても相手が見付からなかったら、私が貰ってあげるから」 京太郎「ふーん」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「どーも」 咲「いえいえ」 咲「ただ、私はプロやめる気ないからね?」 京太郎「ああ。勿論、俺もなー」 咲「知ってる」 京太郎「知ってたか」 咲「ってなると、共働きかー」 京太郎「正直、どっちか一人で十分家族養えるからなー」 咲「ねー」 京太郎「……なあ、咲」 咲「なーに? どうかした、京ちゃん?」 京太郎「お前も相手が見付からなかったら、俺が引き取ってやるからな」 咲「ふーん?」 咲「……」 咲「……」 咲「……」 咲「そのときは、お願いね?」 京太郎「おう」 咲「まぁ……、期待はしてないけど」 京太郎「おう」 京太郎「……おっ」 咲「……あっ」 京太郎「――あけましておめでとう、咲」 咲「――あけましておめでとう、京ちゃん」 京太郎「それじゃあ俺、初詣に行ってくるけど……咲はどうする?」 咲「……今から? 行くの?」 京太郎「初ジョギングを軽く流してからだな」 京太郎「まだ人多いだろうし、軽く時間潰したいんだよ」 咲「えーっと」 咲「……私はいいかな? 多分、眠くなっちゃうから」 京太郎「そうか?」 京太郎「……っていうかお前、ぼっち気質は相変わらずなのな」 咲「ぼっちじゃありませんよーだ」 京太郎「……どうだか」 咲「むっ」 咲「じゃあ、京ちゃんはぼっちじゃないって言うの?」 咲「どうせ、初詣も一人で行くんでしょ?」 京太郎「……一人だよ、確かに。初詣は」 咲「ほら、やっぱり」 京太郎「でも俺、今日は予定あるから」 咲「ふーん」 咲「京ちゃん、京ちゃん」 京太郎「なんだよ」 咲「仕事はこの場合の予定に入らないからね?」 京太郎「……知ってるよ」 京太郎「ちゃんと、人と会う予定。むしろデートかもな」 京太郎「……いや、デート以外の何者でもない。確実にデートだ」 咲「えっ」 咲「……まさか」 咲「一般的な意味での気遣いはできても、プライベートではぽんこつ気味になってる京ちゃんとデートする物好きが……?」 京太郎「……おい。聞こえてるからな?」 咲「あはは、ごめんね」 京太郎「……ったく」 京太郎「まあ、聞いて驚けよ?」 咲「うん」 京太郎「なんとな」 咲「うん」 京太郎「意外なことにな」 咲「うん」 京太郎「実はな……」 咲「長い。長いんだけど、京ちゃん」 京太郎「……わ、悪い」 京太郎「――やえさんとな、デートなんだよ!」 咲「――うん、それはデートじゃないね」 京太郎「一刀両断!?」 咲「どうせ、デートだと思い込みたいだけでしょ?」 京太郎「うぐ……」 京太郎「い、いや……な?」 咲「図星?」 京太郎「……」 京太郎「……はい」 咲「ほら」 京太郎「いや、マホを連れて小走先輩に会いに行こうと思っててな」 咲「……ああ、マホちゃんの!」 京太郎「そ」 京太郎「アイツも就活真っ只中だからな……なんかアドバイスにならないかと思ってさ」 咲「へー」 京太郎「まあ、三年の一月だと遅いかも……だけどな」 咲「あ、ははは……」 京太郎「つー訳で、変に遠慮なんてしないでお前が来てくれてもいいんだぜ、咲!」 咲「うーん」 咲「気持ちは嬉しいけど……やっぱり」 京太郎「ぼっちか」 咲「う……。積んでる本、読まないと」 京太郎「……そっか」 京太郎「ま、じゃあ仕方ないよな」 咲「うん」 京太郎「じゃあ、俺……行くから」 咲「うん」 京太郎「――今年もよろしくな、咲」 京太郎「――こちらこそ、京ちゃん」 咲「……一人でなにやってるの?」 京太郎「いや、お前の返事が段々おざなりになって眠そうだったから……」 咲「ばか」 ◇ ◆ ◇ 京太郎「さて……流石にこの時間だと出店も少ないな」 京太郎「それにしても……夜の神社ってロマンティックだな(←のんき)」 京太郎(……嘘だけどな) 京太郎(霞さんは、日中の神社の鳥居って外からの侵入を防いでるけど、夜は“中から出るのを防ぐ”って言ってたよなぁ……) 京太郎(そう考えるとスゲー不気味だ) 京太郎(……) 京太郎(……つーかさ) 京太郎(人が多いんだよ! こんな時間なのに!) 京太郎(ピークに比べりゃ少ないんだろうけどな!) 京太郎(……っと) ドン 京太郎(ほら、混みながら微妙にスペース空いてるから、ぶつかるんだよ) 京太郎「……っと、すみません」 淡「ごめんなさい」 京太郎「あっ」 淡「あっ」 京太郎「……」 淡「……」 京太郎「なんでお前が……」 淡「それこっちの台詞」 淡「……」 京太郎「……」 淡「……この間はありがとね」 京太郎「あん?」 淡「エレベーター」 京太郎「……ああ」 淡「私一人なら、……多分すっごく怖かったから」 京太郎「ん、ま、気にすんなよ」 京太郎「逆にこっちこそ良かったよ」 京太郎「知り合いのそーいうピンチに居合わせられてな」 淡「ばーか」 淡「かっこつけすぎだって。ばーか」 京太郎「うっせー」 淡「……」 淡「その……ありがと」 京太郎「……」 京太郎「へっへっへっ」 淡「……どしたの? 麻雀が脳に回ったりした?」 京太郎「……回るのか、脳に。麻雀って」 淡「知るわけないでしょー?」 京太郎「だよなー」 京太郎「あ、でも髪には回るかもな」 淡「どしてー?」 京太郎「小走先輩」 淡「んゆ?」 京太郎「小走先輩」 淡「……」 淡「……ぷっ」 淡「あははは、ははははは!」 淡「回っ、てる……確かに回ってるよ」 淡「片、側だけ……頭に、麻雀が回ってるよ……ぷっ」 淡「あははは、あははははははは!」 京太郎「おい、小走先輩を笑うな」 淡「へっ」 京太郎「笑うな」 淡「……自分から振ったのに」 京太郎「笑うな」 淡「……」 淡「……ご、ごめん」 京太郎「いや、冗談」 淡「……」 淡「ばーか! 死んじゃえ、ばーっか!」 京太郎「痛ってえ、痛ってえ!」 淡「ふんっ!」 淡「……」 京太郎「……」 淡「……で、なんでそんな変な笑いの取り方したの?」 京太郎「ん?」 淡「だってさ……あんたが7位の居ない場所で、7位の悪口言うわけないじゃん」 京太郎「あー」 京太郎「よく知ってんなぁ」 淡「……。見りゃ判るよ、そんくらいさー」 京太郎「そうか?」 淡「……そーだよ」 淡「で、なんで」 京太郎「あー」 京太郎「なんていうか、新年早々だろ?」 淡「うん」 京太郎「新年早々、雰囲気が悪くなるのもどうかなと思ってなー」 京太郎「ほら、去年は色々あったろ? だから、今年は色々改めようと思ってなー」 淡「ふーん」 淡「ばっかじゃないの? ばーか、ばーか」 京太郎「……んなに言わなくていいだろ」 淡「ばーか♪」 淡「で、あんたなんでさっき笑ったの?」 京太郎「ん?」 淡「笑ったよねー、さっき」 京太郎「ああ」 京太郎「いやー、新年早々ツイてるなーって」 淡「ん?」 京太郎「いやー、あの大星が新年早々素直になるなんてなーって」 京太郎「何だかんだかわいいとこもあるじゃねーかってな」 京太郎「普段からそうしてればいいのに」 京太郎「顔はかわいいんだから、普段からもそういう態度でいればだなー」 淡「……」 淡「うっさい! ばか! ばーか!」 京太郎「痛っ、痛ってえ! 痛いって!」 京太郎(……ったく) 京太郎(ちょっとかわいいなって思ったら、すぐこれだ) 淡「なにか言った?」 京太郎「いや、なにも」 淡「ふーん」 淡(……はぁ) 淡(ちょっと見直したら、すぐこんなんばっか。ばか男) 京太郎「なにか言ったか?」 淡「べっつにー?」 京太郎「……」 淡「……」 京太郎「――あけましておめでとう、大星」 淡「――あけましておめでとう、須賀」 淡「で、須賀は暇?」 京太郎「始発が動くまではな」 淡「ふーん?」 京太郎「ああ、そういう大星は?」 淡「おんなじだよ?」 京太郎「じゃ、参拝終わったらどっか見て回るか?」 淡「屋台、殆どしまっちゃってるけどね」 京太郎「いいんだよ、こーいうのは雰囲気で」 淡「じゃあ、しゅっぱーつ!」 京太郎「ちょ、なあ、急に動くなよ!」 京太郎「それに腕……」 淡「いいからいいから!」 京太郎「なあ! ……ったく」 京太郎(ま、新年初っぱなぐらいは別にいいか) 京太郎(プロやってる以上、長い付き合いにはなりそうだもんなぁ) 京太郎(さて――来年、というか今年はどうなるんだろうな) 京太郎(……流石にそろそろ、彼女ぐらい欲しい) 淡「人多いねー」 京太郎「な」 淡「こんな時間なのに、よくもまあ……」 京太郎「それを言ったら俺らもだと思うけど……」 淡「まったくもって!」 京太郎「……」 淡「……」 京太郎「大星、ほら」 淡「ん? ……なにそれ」 京太郎「手だよ。はぐれたら、困るだろ?」 淡「ふーん」 淡「……んへへ」 京太郎「どうした?」 淡「べっつにー? なんでもないよっ」 京太郎「そうか? ……ならいいんだけど」 京太郎「……」 淡「……」 京太郎「……なあ」 淡「なーにー?」 京太郎「使ってくれてるんだな、そのマフラー」 淡「ん? ああ」 淡「だってほら……。……。……寒いし」 京太郎「ああ、確かにな」 京太郎「最近スッゲー寒いよな、冬とか」 淡「それなのに夏が暑いから、やってらんないよねー」 京太郎「本当だよな」 淡「うんうん。地球は今氷河期に入ってるみたいだからね」 京太郎「そうなのか? でも、地球温暖化って……」 淡「しゅーき的には、氷河期なんだってー」 京太郎「へー」 京太郎「あ、寒いって言えばさ」 淡「なに?」 京太郎「お前、やっぱ手が冷たいな。前に冷え症って言ってたよなぁ」 淡「うん」 淡「……で。やっぱって、どーゆー意味?」 京太郎「ん」 京太郎「いや、心が暖かい奴は手が冷たいって言うだろ?」 淡「……」 淡「……ばーか。口説いてるのかな、それ」 淡「それにしても、センスないけどさー」 京太郎「センスどうこう言うなって……」 淡「いやー、須賀ってセンスないよ? うん、センスない」 京太郎「なんでだよ……」 淡「それは……」 京太郎「それは……?」 淡「……」 淡「……な、なんでもないっ」 京太郎「なんだよ、それ」 淡(私を口説かないから……なんて言えるわけないじゃん! ばーか!) 淡(ま、別に私はこんなばか須賀のこととかどうでもいいし、口説かれたいとか思ってないけど) 淡(でもまあ……。うん、口説かれちゃったらどうしよっかなー?) 淡(ほら、新年早々淡ちゃんと会ってる訳だし、ひょっとしたらひょっとしたでこいつがトチ狂うなんてのも) 淡(そうなったらどうしよっかなー) 淡(……んへへ) 京太郎「どうした?」 淡「……べっつにー」 京太郎「なあ……」 淡「なーにー」 京太郎「寒いんなら、こっちのポケット使うか?」 淡「………………は?」 淡「……それ、どーゆー意味?」 京太郎「手だよ、手」 京太郎「ポケット一緒に突っ込んだら、暖かくなるんじゃないのか?」 淡「……。…………。………………」 淡「……パス」 京太郎「なんでだ?」 淡「……。付き合ってもない奴と、そーゆーことするわけないじゃん」 京太郎「そうか?」 淡「そうだって」 京太郎「ふーん……?」 京太郎(憧とは別に付き合ってなかったけどな) 京太郎(ま、価値観はそれぞれだよなぁ……難しいな、女心) 京太郎(っと……。ああ、あった) 京太郎「じゃあ、いっそ付き合ってみるか?」 京太郎「案外、いい機会かもなー」 淡「――」 淡「――」 淡「――」 淡「~~~~~~~~~~~~~~~!?」 淡「………………。…………。……」 淡「あわわわわわわわわ」 京太郎「なーんつってな」 京太郎「ほら、カイロ。これならいいだろ?」 淡「――」 京太郎「大星?」 淡「ち、誓いますっ!」 京太郎「何を!?」 京太郎「なあ、どうしたんだよ」 淡「うっさいの! こっち見んなっ! ナンパ男! けーはく! しきじょーま!」 京太郎「……ああ、うん、流石に今回は甘んじる」 京太郎(完全なる冗談とはいえ、口説いたようなもんだもんなぁ……) 京太郎(つい憧のノリで……。なんか似てるし) 淡「むー」 淡(なんか考え事してるけど……なんっか、気にくわないっ!) 淡「ちょっと、こっち見ろって!」 京太郎「どっちだよ!?」 淡「こっち!」 京太郎「そういう意味じゃねー! バカかお前は!」 淡「うっさいの!」 京太郎(……まあ、そんなこんなで社に辿り着いたのだった) 淡「須賀はさ、願いをどーすんの?」 京太郎「ん? ああ……」 京太郎「俺と係わりがある人が、ずっと笑ってられるように……かな」 淡「ふーん。なにそれ、ばっかみたいー」 京太郎「ははは」 京太郎(割りと本音だけど……。まあ……) 京太郎(こいつの前で、彼女欲しいとかモテキ来いとか言ったらどーなることやら) 淡「彼女欲しいとか、そーゆーのかと思った」 京太郎(図星です。大星だけに) 京太郎「そういう大星はどうなんだ?」 淡「私? んーと、私はねー?」 淡「今年はキッチリ須賀にリベンジする! と! 須賀を絶対腹上死させるー、で!」 京太郎「ブッ!?」 淡「どしたの?」 京太郎「それ、絶対外では言うなよ! マスコミとか特に!」 淡「言うわけないじゃん。どーでもいい奴に、私のお願いごとをさー」 京太郎「そうか?」 淡「そだよ。そーだって。そーだってば」 京太郎「ふーん」 京太郎「じゃ、帰るか」 淡「始発までどうしよっか?」 京太郎「どっか暖かくなるとこ行こうぜ」 淡「ん。寒いのやだよね」 京太郎「あー、なんか新年だな」 淡「ね! ……あっ! ねーねー、おみくじ引いてこっ!」 京太郎「おう。大吉でないかな」 淡「須賀じゃ出ないーって! 須賀なら……まあ、精々、小吉じゃないの?」 京太郎「また微妙な……」 淡「ま……私は当っ然、大吉だけどねー」 京太郎「くれよ、大吉」 淡「やーだよっ♪」 京太郎「下さい」 淡「やっだよーだ♪」 京太郎「お前、なんでもくれてやるって言ったって話なのに……」 淡「取り返せないものは上げないから」 京太郎「大吉下さい」 淡「そー言われると、大吉だけは上げたくなくなるよねー」 京太郎「……じゃあ、大吉以外全部貰うぞ?」 淡「とれるもんなら、とってみれば?」 淡「ま、須賀なんかにできるなら……って話だけど」 京太郎「……覚えとけよ」 淡「どーしよっかなー?」 淡「あ、須賀」 京太郎「なんだよ」 淡「あれ食べたいなー」 京太郎「そうか。……で?」 淡「大吉」 京太郎「……」 淡「大吉」 京太郎「……行ってくる。ここで待ってろな」 淡「どうだろ? ナンパとかされたら、ついてっちゃうかもね」 京太郎「そんときゃ、奪い返すだけだな。『俺のだ』ってな」 淡「……」 京太郎「大吉をな!」 淡「……。……喋ってないでさっさと行きなよ」 京太郎「お前が話を……。……いや、いい」 京太郎「そちらでお待ちください、お嬢様」 淡「うむっ、苦しゅうない!」 淡「あー、もう、声出ないー」 京太郎「いい声出してたからなぁ……」 淡「うんうん、須賀が聞きたかったら携帯に録音したげるけど」 京太郎「携帯に録音してどうするんだよ……」 淡「……不在着信の声にしたり?」 京太郎「……それなら自分の声でいいって」 淡「でもでもー、急に須賀が私の声聞きたくなったら……こう、ポチっとボタン押して私の声を……みたいな?」 京太郎「寂しくなったら自分の携帯の録音メッセージ確認するとか、軽くホラーだな……」 淡「そーかも」 京太郎「別にいらねーし」 京太郎「あと……お前の声はもう、頭に一杯入ってるよ」 淡「ふーん?」 淡「でもー、そーゆー須賀は声いいのに歌はイマイチだよね」 淡「そのくせー、UVERとか歌っちゃうしー」 京太郎「……うっせえ。ほっとけ」 淡「勿体ないやつー」 京太郎「ほっとけよ。うっせえ」 淡「……」 京太郎「……」 淡「……ね、怒っちゃった?」 京太郎「……怒ってねーよ。安心しろって」 淡「ん……」 京太郎「つーか、そ・も・そ・も・怒・ら・せ・た・と・思・う・よ・う・な・言・動・す・ん・な」 淡「あたたたたた、痛っ、頭、痛っ、いたいよっ、い、いたいっ」 京太郎「ん? 側に居たい?」 京太郎「可愛いこと言ってくれるな」 淡「い、ゃ、ちょっ、待、ぃっ、いたっ、い、いってないっ! わたし、いっ、いってなっ、いたっ」 京太郎「ん? 言った?」 淡「いたいよっ、ばかっ、痛っ、イ、やめっ、や、やだっ、痛いって、痛いのっ、いやっ」 京太郎「んー?」 淡「――痛いって言ってんじゃん! ばかっ」 京太郎「あ、ぉ、う……ぐ……」 京太郎「は、発っ……勁、は、反……則だろ……」 淡「だから、発勁とか知んないって!」 淡「それにー、今のはじゅーにん中じゅーににんが、須賀が悪いって言う!」 京太郎「……二人どっから来た」 淡「だいじょーぶ?」 京太郎「おう、まあ、なんとか……」 京太郎(鍛えてなきゃ即死だったかもなぁ) 淡「じゃーね、楽しかったよっ」 京太郎「おう。……変な車に拐われんなよ?」 淡「――バイバイ、きょーたろー」 京太郎「ああ、またな」 京太郎「……」 京太郎「……ん? 今、須賀じゃなくて……」 京太郎「まあ、いっか。気のせいだろ」 京太郎「へっへっへっ、それより新年早々やえさんと会えるんだなー」 ◇ ◆ ◇ 京太郎「……で」 久「あらー、久しぶりねー。久だけに」 マホ「おひさしぶりですっ、竹井先輩!」 やえ「た、竹井アナか……?」 智葉「新年早々、この面子……」 菫「なんだ? 何か文句でもあるのか?」 京太郎「どうしてこうなった……」 久「どうもー。辻垣内プロ、弘世プロ、小走プロ」 菫「どうも、竹井アナウンサー」 菫「聞けば須賀の師匠とやらで……一度、ちゃんと話してみたいと思ってたんだ」 久「そう? そうは言っても、別に大したことは……」 菫「いやいや、十分基礎以上の基礎だよ」 菫「特にプロとしてやるにはどうしてもアナログな部分が必要になるからな」 マホ「つ、辻垣内プロですか!」 智葉「ん、あ、ああ……」 智葉「そういう君は……」 マホ「あ、ゆ、夢乃マホですっ! よろしくお願いします!」 マホ「京太郎先輩のこーはいです!」 智葉「ほう、京太郎の……後輩か」 智葉「なるほど」 マホ(あ、悪い顔です……) やえ「す、須賀……」 京太郎(見知らぬ人を警戒するやえさんも可愛いなぁ) 京太郎「やえさん」 やえ「な、何よ?」 やえ「あんた、からかおうっての――」 京太郎「挨拶済んだら、別れましょうか?」 やえ「へっ」 京太郎「元々の予定にないですし、新年の挨拶をして別れても問題ないっすよ」 京太郎「どうします? 俺は、挨拶だけでいいかなって思ってますけど」 やえ「……あ」 やえ「あんたに、任すから」 京太郎「りょーかい、任されました」 京太郎「じゃあ、改めて紹介しときますね」 京太郎「まずこっちが……俺の相棒、M.A.R.S.ランキング7位――小走やえさん」 やえ「ど、どうも……」 マホ「初めまして! よろしくお願いします!」 やえ「よ、よろしく」 京太郎「で……まあ、知らない人の方が多いだろうから先に紹介しとくと――」 京太郎「こっちが夢乃マホ。俺の後輩で、弟子……みたいなもんかな。うん」 マホ「夢乃マホです! よろしくですっ!」 マホ「先輩からは……その、一通りプロについてべんきょーさせて貰ってます!」 菫「ほう、須賀に弟子が居たのか……」 智葉「ああ、弟子が居たんだ。というか、やっと思い出したよ」 菫「お前……その顔……」 智葉「どうした?」 菫「いや……まあ、あまりやりすぎるな」 智葉「ああ、大丈夫だ」 京太郎「……で、次は――そうだな」 菫(まあ、順当に言って私か竹井アナウンサーだろうな) 菫(どっちにしても、須賀の師匠だから……関係性を考えればこのどちらかだろう) 菫(……ふむ) 菫(まあ、竹井アナウンサーか? 須賀の脱・初心者を果たしたというのであれば……そうなる) 菫(それにこいつが言っていた『部長』とやらは、間違いなく彼女だろうからな) 菫(……) 菫(……だが、武器を渡したのは私だよな。うん) 菫(そういう意味では……須賀の中では、私が占めるウェイトもかなり高い筈だ) 菫(いや、別にだからどうという訳ではないし、私はそんな順番などはまったく――そう、まったく気にしないんだが) 菫(でもな、うん) 菫(私と竹井アナのどちらを先に紹介するんだ――) 京太郎「マホ、この人が誰か判るか?」 マホ「辻垣内プロさん……ですよね?」 菫(――なっ、お、おい!? オイ、須賀! 須賀京太郎! どういうつもりなんだ!?) 京太郎「その分だと……ああ、先輩がモード違うからか」 マホ「もーど、ですか……?」 京太郎「先輩、眼鏡を外して髪の毛を解いて貰ってもいいですか?」 智葉「ああ」 智葉「……っと、これでいいか?」 マホ「あ、この間のヤクザさんです!」 京太郎「だよなぁ……やっぱり、なんか変だと思ったんだよ」 京太郎「この間会ってるはずなのに、なーんかよそよそしいと思ったんだよ」 マホ「うぅぅ……」 京太郎「マホが間違えるならともかくとして、先輩はどうして……?」 智葉「ん? いやー、な」 京太郎(――!) 京太郎(しまった、この人――今、俺にその言葉を言わせようとしてたんだ!) 京太郎(や、やば――) 智葉「――あまりにも衝撃的過ぎてなぁ……ちょっと、忘れようとしてたんだよ」 京太郎(やっぱり……!) 京太郎(や、やめろ……! やめてくれ……! それ以上は……!) 京太郎(なんとか、口止めをするか、話を逸らさないと――) 久「――あら」 久「衝撃的って、どういうことかしら?」 京太郎「い、いや……部長? それより、ほら、あっちにロッカーが……」 菫「そうだな、私も聞きたい」 京太郎「弘世先輩? ほら、あっちにおいしそうなドーナツが……」 やえ「……わ、私も」 京太郎「やえさん、あの、あっちにオスのスマトラオオヒラタクワガタが……」 京太郎(……こ) 京太郎(この人数……! 流、石に……フォローができねえッ!) 智葉「いやな?」 智葉「須賀の奴がだな……」 菫「勿体ぶらずにさっさとしろ」 久「気になるわねー、うん」 やえ「……あ、相棒として」 智葉「そこの後輩のマホちゃんにな、『お兄ちゃん』って呼ばせてたんだよ」 やえ「――」 久「――」 菫「――」 京太郎「――」 京太郎(死のう。大星を海に引きずり込んで死のう) やえ「……」 久「……」 菫「……」 マホ「えっ、えっ? マホ、何か悪いこと言っちゃいましたか?」 智葉「……大丈夫だ。ちゃんと、皆の前でそうやって呼んでやれば」 マホ「はいっ」 京太郎「あ、もしもし? 大星か?」 淡『ふぁぁぁ……なーにー、きょーたろー? これも夢ー? 初夢の続きー?』 京太郎「俺と一緒になってくれ」 淡『――』 京太郎「頼む……!」 淡『う、うん……』 淡『これ、続きだよね……? うん、だって……きょーたろーはあのあと……』 京太郎「――死んでくれ。俺と一緒に。玉川上水で」 淡『――』 淡『………………。…………は?』 京太郎「なあ、聞いてるのか? 聞いてたら、今すぐ来てくれ。それで俺と死んでくれ」 淡『駄目だよきょーたろー、死んじゃったら――!』 淡『私にできることなら、何でもしたげるから! ねえ!』 京太郎「後輩が俺のことを『お兄ちゃん』って呼んでるのが皆に――というかやえさんにバレたんだ」 京太郎「頼む。俺と一緒に死んでくれ」 淡『――死ね。一人で死ね』 淡『これ、変な夢。あはは……寝なおそ』 京太郎「ちょっと! 大星! なあ、淡! おい、淡! なあ! 俺とお前の仲だろ!? なあ! 淡!」 マホ「どうしたんですか、京太郎お兄ちゃん」 智葉「やっぱり大星とは仲がいいんだな、京太郎お兄ちゃん」 久「ちなみに鎌倉の勝越で入水したら男は生き残れるわよ、京太郎お兄ちゃん」 京太郎「――ああ、そうやってやってくると思ったよ畜生!」 京太郎「あと、俺だけ生き残るつもりはないですからね、部長! 小説家気取るつもりはありませんから!」 久「いや、だって玉川上水って時点で……ねえ」 マホ「あ、頭が痛いんですか? 大丈夫ですか、京太郎お兄ちゃん?」 智葉「喜んでるだけだよな、京太郎お兄ちゃん」 久「いやー、須賀君にそんな趣味があったなんて……これは驚きよ、京太郎お兄ちゃん」 京太郎「……」 マホ「あ、あの……本当に大丈夫ですか? 京太郎お兄ちゃん」 智葉「大丈夫だよな、京太郎お兄ちゃん」 久「鋼の心の持ち主じゃなかったっけ、京太郎お兄ちゃん」 菫「――おい」 菫「……辻垣内」 菫「須賀は……京太郎は確かにちょっとやそっとじゃへこたれないと言っても、これはやりすぎだ」 菫「お前、この間はあの後反省してただろう? それとほとんど同じ状態に須賀を追い込んでどうするんだ」 智葉「……ああ」 菫「竹井アナ」 菫「私はあなたと京太郎の関係が、どのようなものかは知りませんが……その、言わせてもらうとすれば」 菫「流石にこれは、やりすぎじゃないのか?」 菫「新年早々というし、やえのように緊張している人間がいるから場を和ませようとした……というのは判るが」 菫「流石にもう少し、須賀の落ち込みようから察してやってほしい」 菫「……いや、こんなお堅い言い方で水を注して悪いとは思うんだが」 久「……いえ、確かに弘世プロの言うとおりね」 菫「いいかな、夢乃マホちゃん」 マホ「は、はい……」 菫「その……私は知らないが、以前の時に京太郎は取り乱してはいなかったか?」 マホ「あっ、はい!」 マホ「確かに、京太郎先輩は見たことがないくらいに慌ててました!」 菫「……うん」 菫「なら、それが答えだ」 菫「別に……言うな――とは言わないが、その、京太郎がそんなことになるというのも覚えておいてやってほしい」 菫「言うなら、その、二人っきりの時にしてやってくれないか? ……私から、お願いする」 マホ「はいっ! りょーかいです!」 京太郎「弘世……先輩……?」 菫「……すまん」 菫「もしかしたらお前は、大げさな態度で笑いにしようかと思っていたのかもしれないが……つい、な」 菫「こういうところが、淡なんかには『ノリが悪い』と言われるのかもしれないが……」 京太郎「……いえ」 京太郎「流石に、わりとマジ凹み寸前だったんで……ありがとうございます」 菫「……なら、いいが」 京太郎「……」 菫「……」 菫「あ、安心しろ! 京太郎!」 京太郎「先輩……?」 菫「お前は私の可愛い弟子だからな! 師匠として、弟子を護るのは当然だ!」 菫「な! あー、そのー、きっと、『お兄ちゃん』呼びもそういう感じなんだろう? うん、そうだろ!」 京太郎「先輩……!」 京太郎「でもあそこに、弟子を弟子とも思わない恐ろしい師匠がいるんですが……」 久「えっ、私?」 菫「あー、うん」 菫「きっと、竹井アナなりの可愛がり方なんだろう。なんとなく、素直じゃなさそうなタイプだからな」 久「ちょっと!?」 菫「そう、お前は可愛い弟子だ!」 菫「例え年下のトランジスタグラマーな少女に、師匠という立場を利用してお兄ちゃん呼びさせているどうしようもない奴だとしても!」 菫「やえにやたらアプローチしているのは身長が低い奴が好きなのかとか! 淡と仲がいいのは実は妹系が好きなのかとか!」 菫「宮永咲は妹だから仲がいいのか、とか! しょせん男である以上は年若い女が好きなんだろうな、とか!」 菫「真面目そうな奴に見えても、やはり意外なところに一面が現れるもんだな、とか! 正直軽くないとも思えるが、人間味があっていいんじゃないかなとか!」 菫「私は、可愛い弟子だからそういうのは気にしないぞ! ああ!」 京太郎「……」 久「……あ、トドメ刺したわ。須賀君が死んでる」 智葉「一言多くて残念なんだよな、弘世は」 マホ「これは、あれです! 『虎乃海星那死(このひとでなし)』ですっ!」 マホ「これがシャープシュート……」 智葉「見事に心臓を射抜いてるな……」 久「あそこまで残虐な追い討ちは私にはできないわ……」 菫「えっ」 菫「いや、私は……その、違うぞ? その、違うんだ、京太郎!」 京太郎「……」 マホ「これが弘世菫プロ」 智葉「これが弘世の無神経とダメフォロー」 久「これが――12位」 菫「おい! クソ! おい! しっかりしろ、須賀! 須賀! おい、京太郎!」 菫「やえ! おい、やえ!」 菫「お前が言葉をかけてやれ! なあ!」 やえ「……」 やえ「……いや、ちょっと」 やえ「私にはー、その、荷が重いんじゃないかしらー……」 京太郎「……」 やえ「うっ」 やえ「……」 菫「おまえ、相棒なんだろう!」 菫「例えこいつが年下の少女にお兄ちゃんと呼ばせるそういう些か常軌を逸した趣味を持っていたとしても、相棒だろう!」 菫「確かにお前としても『正直ないわ……』と思うかもしれないけど、京太郎の仕事には問題ないはずだ!」 菫「プライベートで変な趣味があっても、仕事上では大丈夫なはずだ!」 京太郎「……」 智葉「誰かあいつを止めろ」 マホ「ビクンビクンしてます」 久「あー、なんか心臓を何度も打ち抜かれてるわねぇ……」 京太郎(俺、明日からどんな顔して皆に会えばいいんだろう……) 京太郎(穴があったら入りたい……) 京太郎(人を呪わば穴二つって言うよな……) 京太郎(誰か、人を呪ってる人はいないか……ついでにもう一つ穴を掘ってもらうから……) 京太郎(……) 京太郎(……あ、メール) 京太郎(『FROM:松実玄』) 京太郎(本文……) 京太郎(『もしもし、玄です。京太郎君、元気かな? 無理してない?』) 京太郎(……癒される。結婚しよう) 京太郎(そうだ。奈良に行こう。奈良に) 京太郎(元カノと元カノに囲まれてちょっと胃が痛いけど……もう、いいよな) 京太郎(『ちょっと疲れたと思ったら、松実館におまかせあれ! 温泉とかで、癒されちゃったらどうかな? あ、営業とかじゃないよ!』) 京太郎(……うん。結婚しよう) 京太郎(結婚式には誰を呼べばいいんだろうな……?) 京太郎(『ところで、京太郎君はどんな初夢をみたのかな? 私はね、おもちパラダイスの夢で――』) 京太郎(……) 京太郎(……削除、っと) 京太郎(……) 京太郎(……はぁ) 京太郎「……あ、電話」 京太郎「もしもし! ハギヨシさん!?」 一『ハギヨシさんだと思った? 残念、可愛いボクでした!』 京太郎「一さん可愛い!」 一『へっ、えっ、えっ!?』 京太郎「一さん可愛い! 一さん可愛い! 一さん可愛い!」 一『今のだと1カウントにしかしないからね?』 京太郎「まったまたー、俺と一さんの仲じゃないですかー!」 一『親しき仲にも礼儀ありって言うでしょ?』 一『ところで、何かあった?』 京太郎「えっ」 一『いやー、何か声が沈んでるからさ』 京太郎「……」 京太郎「なんでもないっすよ! まっさかー!」 京太郎「俺はいつだって元気です! 新年からそんな、憂鬱になる訳ないじゃないっすか!」 一『そう?』 京太郎「そうです!」 一『……』 京太郎「……」 一『……まあ、君がそういうならそうってことでいいか』 京太郎「そうっすよ。俺がそう言ってるときは、そうでいいっす」 一『じゃあ、あけましておめでとう』 京太郎「はい、おめでとうございます」 やえ「……ぁ」 智葉「あ、甦ったな」 久「流石オカルトスレイヤーね」 マホ「京太郎お兄ちゃん、かっこいいです! ……あっ」 菫「駄目だぞ、だからそういうのを言っちゃ」 マホ「あ、はい」 一『まあ、君は無理をしても無茶はしないからねー』 京太郎「そっすか?」 一『そーとー根を詰めることはあっても、抱えたまま壊れたりはしないで最後で踏みとどまるでしょ?』 京太郎「いや……まあ」 一『そこらへん、信じてるからさ』 京太郎「まあ、信じられてるうちは裏切りませんよ……一さんのことを」 一『そーいうとこ、本当にお調子者だよね』 京太郎「まあ、女の子の前でくらいは格好つけたいですから」 一『ばーか』 一『じゃあ、また』 京太郎「はい、また」 京太郎「――よしっ」 京太郎「こっからは俺に着せられた汚名を晴らし、信頼を取り戻す時間だぜ」 京太郎「ここからは、俺のステージだ!」 京太郎(……電話だ) 京太郎(なんかタイミング悪いなぁ……) 京太郎「はい、もしもし。須賀ですけど……」 姫子『もしもし、きょーたろ君?』 姫子『今部長とおるんやけど、きょーたろ君は姫初めに興味ば――』 ブツン 京太郎「――通話終了っと」 京太郎「よし、今度こそ……っと、はいもしもし!」 姫子『きょーたろ君、きょーたろ君!』 姫子『新年やけん初雪ならぬ初抜き――』 ブツッ 京太郎「――はいどーも、お疲れ様です」 京太郎「なんなんだよ……あの人? っと、はい! もしもし?」 姫子『きょーたろ君、きょーたろ君』 姫子『書初めってあるけど、どうせやけん白い墨汁で――』 ブツッ 京太郎「――はい、お疲れ様」 京太郎「……いやマジ、なんなんだ?」 姫子『きょーたろ君、きょーたろ君』 姫子『もしかしてそいは、高度な放置プレイ――』 ブツッ 京太郎「――はい、どーも」 京太郎「……はぁ」 宥『あの、京太郎く――』 ブツン 京太郎「……あ」 京太郎「あああ……うわああああああ……」 マホ「また、頭抱えてます……」 やえ「……どーせ、女との電話でしょ?」 菫「どうした? 何か、機嫌が悪そうだが……」 智葉「察しろ、弘世」 久「いやー、須賀君も顔が広くなったわねー」 京太郎「うああああ……マジかよ……」 京太郎「絶対、いきなり電話を切る嫌な奴だと思われたってこれ……」 京太郎「はぁぁぁ、マジかよ……うわぁぁぁ」 京太郎「……いや、待てよ」 京太郎「あの、優しい松実プロに限ってそんなことがあるだろうか?」 京太郎「いや、ない! ないに決まってる! ない筈だ! ないと思いたい! ないといい!」 京太郎「だから、折り返し電話を――」 京太郎「……」 京太郎「電池切れてる……」 京太郎「……そりゃ、昨日の夜からだもんな。うん」 京太郎「……」 京太郎「まだだ、予備のバッテリーが……!」 京太郎「……」 京太郎「……走るのにデッドウェイトになるから、置いてきたんだった」 京太郎「……はぁ」 京太郎「それもこれも、カラオケで淡の奴が充電器を占領するからだよな」 京太郎「やっぱりアイツ、許さん」 智葉「というか、あいつ大星と会ってたみたいだな」 やえ「……へー」 久「あら、これは……ふーん。面白くなってきたわね」 菫「おい……まさか、また私だけ誘われてないとか……! そ、そんなことないよな?」 マホ「……?」 マホ「弘世プロ、カラオケ行きたいんですか?」 菫「ああ、いや……なんというか……その」 マホ「なら、よかったらこの後マホとカラオケ行ってください!」 菫「……!?」 菫「なあ、夢乃マホ」 マホ「なんですか?」 菫「その……あの、私の……妹にならないか……?」 京太郎(……電話を借りるか?) 京太郎(だが、さっきのやり取りのせいで俺の評価は最低に近いのに……) 京太郎(ここで……) 京太郎『すみませーん! 巨乳で可愛い松実プロに電話したいんで電話貸してくださーい』 久『やだ……気持ち悪い』 智葉『モブ須賀』 菫『キモ須賀』 マホ『ロリコン』 やえ『ゴミ』 京太郎(……なんてことになったら耐えられねー) 京太郎(っていうか、よく古市はそれを喰らっても傷付かなかったな) 京太郎(いや、傷付いてはいたんだろうけど……よく折れなかったな。あいつスゲーよ) 京太郎(なんとなく灼の写真見せたら、昔の知り合いに似てるって言ってたなぁ) 京太郎(……) 京太郎(まあ、無いとしても……) 京太郎(流石に、部長がいるし……なんかすぐにネタを提供するのもなぁ……) 久「なんか、今すっごい失礼なことを考えられた気がする」 智葉「……普段の行いじゃないのか?」 マホ「や、ヤクザさんですか……? ぎきょーだいの誓いですか……?」 菫「ああ、いや……その……そんなに怯えさせるつもりはないんだ」 菫「それにヤクザはこっちだ」 智葉「オイ」 京太郎「はぁ……」 やえ「こら」 京太郎「痛っ、な、なんすか……?」 やえ「……」 京太郎「……」 やえ「……」 京太郎「……な、なんでしょうか?」 やえ「……溜息」 京太郎「はい?」 やえ「溜息吐くと、幸せが逃げるっつってんの!」 京太郎「は、はい!」 やえ「あんた、ただでさえ運があれなんだから……迷信でもそういうのには気を配んなさいよ」 京太郎「あー……了解っす」 やえ「……」 京太郎「……」 やえ「……行くわよ」 京太郎「えっ」 京太郎「あの、どこに……?」 やえ「初詣。あと、あの後輩の娘に説明すんでしょ?」 京太郎「あっ、はい」 京太郎(淡ともう初詣に行ったんだけど……ノーカンでいいか。アイツだし) 京太郎「……」 やえ「……」 京太郎「……あのー」 やえ「……何よ」 京太郎「その、怒ってらしたり……引いてたりしないんですか?」 やえ「……何に?」 京太郎「えっ」 やえ「なんか、そんな心当たりでもあんの?」 やえ「何か……あんた、謝らなきゃいけないような後ろ暗いことしてる?」 京太郎「いや、まさか!」 京太郎「後ろ暗いことなんてのは、一切してないです! そりゃもう、一切!」 やえ「……ふーん」 やえ「ま、どうせ……軽く口を滑らせたら、あの子が乗ってきたってとこでしょ?」 やえ「だったら、一々リアクションを取るのも馬鹿らしいわよ」 京太郎「……」 やえ「ま、まあ……その、私の相棒だし……そりゃー、うん、そういうのはないって信じてたわよ?」 やえ「でもまあひょっとしたらひょっとしたであの子結構あるしあんたの好み的にもあり得なくはないかなって思わざるを得ないというか」 やえ「ちょっとばかり、そういうこともあるんじゃないかなーって思わなくもないし、いや私は別に気にしてないんだけど――」 京太郎「なんですか? その、もっと大きな声で――」 やえ「なんでもない! なんでもないかんな!」 京太郎「あ、はい」 やえ「まあ、これだけは言っとくけど……」 京太郎「なんでしょうか」 やえ「少なくとも、世間様から後ろ指さされるようなこと、あんたがしないって思ってるから」 京太郎「やえさん……!」 やえ「だってそうなったら、麻雀打てなくなるし」 京太郎「麻雀っすか。俺の主体、そこっすか……」 やえ「違う?」 京太郎「……まあ」 京太郎「やえさんと相乗りするって決めてますから、途中下車とかはしないっすよ」 京太郎「相棒ですからね」 やえ「……ふん」 京太郎「改めて――あけましておめでとうございます、やえさん」 やえ「――あけましておめでとう、京太郎」 ――了
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京太郎「仮面ライダー平成第一期、すなわちクウガ、アギト、龍騎、555、ブレイド」 京太郎「この中から一つ選ぶなら断然クウガでしょう」 久「555一択よ」 マホ「龍騎が一番です!」 京太郎「……」 久「……」 マホ「……」 京太郎「(買い出しから帰って来たらまだ皆来てなくて部長と知らない娘が居た)」 京太郎「(自己紹介してから雑談してたはずなのにどうしてこうなった)」 京太郎「まあ落ち着いて話し合いましょう。アルティメットクウガのカッコよさは誰もが認めるはずです」 久「む」 マホ「確かに……」 京太郎「同時にライジングアルティメットの蛇足さも」 久「いや、あれはねー」 マホ「同意します」 京太郎「シンプルだから良いデザインってあると思うんですよ。クウガは基本単色、そこに後に金のラインでしたし」 久「バイクもゴッツいけど良いデザインだったわよね。ビートゴウラムとか」 マホ「アメイジング四種全部見たかったというのがマホの本音です」 京太郎「他のライダーのデザインも秀逸ですけど、やっぱりこのあたりは譲れないなー、と」 京太郎「仮面ライダーの『お約束』に理由を付ける、というのもクウガはやってくれましたし」 久「倒した怪人の爆発とか、敵が必ず一対一を挑んでくる理由とか、だんだん敵が強くなっていく理由付けetcの事ね」 マホ「マホ的には突然ワープしなかったり、必殺技の名前を叫ばなくなったりするようにしてるのが高得点です!」 京太郎「一条さんとかみたいな魅力的な脇役にもちゃんとスポット当たってましたし」 久「一条さんと氷川さんは人類最強の双璧よ、間違い無いわ」 マホ「あの二人が普通の仮面ライダーの能力を持ってたら物語が成り立たないんじゃないかなーってマホは思います」 京太郎「リアルで残酷な分、被害者数も凄まじかったですね」 久「三万人以上だものねー。歴代でも屈指の被害者数じゃないかしら」 マホ「マホは……『バックします』とか『ハリネズミのジャラジ』が未だにトラウマで……」 京太郎「そんな時にはこれだ。トラウマなんて吹っ飛ぶぞ!」b 久「サムズアップね」b マホ「ですね!」b 京太郎「俺はむしろゴ集団のバベルやガドルのほうが怖かったな。タイタンやられたやべえって感じで」 久「タイタンはほとんどの戦いでやられなかったものね。後はライジングになった時のカマキリくらいかしら」 マホ「ガドル閣下は反則級だと思います!」 京太郎「クウガは教会燃やして予算足りなくなるっていう気合の入れっぷりだったし」 京太郎「感情移入移入しちまうのも仕方ないっちゃ仕方ない」 久「あれ、デマらしいわよ?」 マホ「えっ」 京太郎「えっ」 久「最近Twitterで某プロデューサーが『あれはオダギリのジョークだ』って言ってたのよ」 マホ「……なんというか」 京太郎「知りたかったような、知りたくなかったような……」 久「そんな物よ、制作の裏側なんて。響鬼の前半と後半とかね」 「「やめて下さい!!」」 京太郎「周囲の物を武器に変換するっていう発想も当時は衝撃的だった」 久「うちのクラスの男子がやたら傘を振り回してたのも関係あるのかしら」 マホ「それは年中そうだと思います」 京太郎「アバンストラッシュの時代から続く男の業なんですよ……」 久「40過ぎたら必殺技からゴルフになるんでしょう?」 マホ「どこに向かって喧嘩を売ってるんですか!? マホはライジングになって刃の生えたドラゴンロッドが好きでしたね」 京太郎「俺は派手になったペガサスボウガンかな」 久「私は刀身が伸びるタイタンソードかしら」 マホ「でもアメイジングのダブル足甲は演出も相まって別格かと」 京太郎「ベネ。ディ・モールトベネ。お前は分かってる」 京太郎「ラストはライダー界屈指のチート同士による凄惨な殴り合いでした」 久「ペガサス以上の感覚で察知して、その範囲内にある物なら瞬時にプラズマ化だものね」 マホ「ウルトラマンにも太刀打ち出来るレベルです!」 京太郎「それ以上に『赤い目の究極の闇』」 久「伝説を塗り替える、というテーマを最後まで貫いたわけね」 マホ「最終回が戦闘無しというのも、クウガらしかったと思います」 京太郎「最終回のクウガには、是非ともレンストの言葉を贈りたい」 久「ほほう」 マホ「レンスト?」 京太郎「『レンジャーズストライク』。まあ要するにカードゲームだが、フレーバーテキストがカッコいいんだよ」 京太郎「例を挙げると」 アギト:シャイニングフォーム 「人の進化とはすなわち、人が未来へ手を伸ばすということ」 龍騎:サバイブ 「戦うことが運命なら、その運命とも戦うまで」 ブレイド:ターンアップ 「絶望を希望に、悲しみは喜びに。その勇気が、悲しき運命を“裏返す”」 マホ「わぁ……!」 京太郎「他にもあるんだけどなー。売り上げ悪くて続編も出ないし、不遇だ」 久「ほどよく厨二な感じがいいわね」 京太郎「で、クウガはこれです」 『誰よりも笑顔を愛した男の背中は、まるで泣いている様だった』 久「最後の雪山での戦いそのものね」 マホ「笑いながら戦う悪と、涙を流しながら拳を振るう正義」 京太郎「これ以上なく『仮面』ライダーって言葉の意味を活用してました。ヒーローは仮面の下ではいつも涙を流していたっていう衝撃」 久「あれを見て無意味な暴力に走る奴は居ないでしょうね」 マホ「下手に規制規制と子供達に何も見せないよりも百倍教訓になるとマホは思うんですが」 京太郎「しゃーない。ヒーローってのは夢の無い奴には分からないんだから」 久「私は断然ファイズだと思うの」 京太郎「ライダー同士の共闘やアクセルフォームにブラスターフォーム、魅力盛り沢山ですしね」 マホ「マホはちょっと人間関係のパートさえ無ければなー、と思ったり」 久「まあ、ちょっと人を選ぶかもしれないけど井上節と思って我慢してちょうだい」 京太郎「ちょっと……? い、いやそれは置いとくとして」 マホ「クリムゾンスマッシュ、通称クリスマは新しかったです!」 久「ライダーキックの前に相手を固定するって概念だものね。そういえばクリスマと言えばもう12がt」 「「やめてください」」 久「あら、ごめんなさい」 久「ドラゴンオルフェノクにローズオルフェノク、アークオルフェノクと強力な敵達も売りね」 京太郎「基本ライダー達が機械仕掛けで強化されない分、敵の強さが際立ってました」 マホ「あと、幹部級が本当にしぶといです!しつこいくらいに!」 久「アクセルとブラスターが手に入るまではリンチも平然とやってきたものね……」 京太郎「ドラゴンが平然とアクセルについてきた時は倒す方法思いつきませんでしたよ?」 マホ「ベルトも何度奪われたことか……」 久「まあ、ドキドキハラハラはしたでしょ?」 京太郎「メインキャラがいつ死ぬか裏切るか分からない、なんてドキドキハラハラもありましたけど!」 マホ「草加さんは本当にドキドキハラハラメーカー!」 久「でも劇場版のパラダイス・ロストは良かったと思わない?」 「「それはまあ、確かに……」」 久「各アイテムは初見だとダサい、番組内ではカッコいいというのが定評だったらしいわ」 京太郎「それ、ファイズのスーツも同じ事言われてたような……」 マホ「フォトンエッジも交通整理の棒なんて呼ばれてましたしね」 久「私も放映前はファイズフォンは無いわー、と思ってたクチだし気持ちは分かるわ」 京太郎「実際の玩具だとカッコいいんですけどね。当時としてはロステク級に丈夫でしたし」 マホ「アクセルのミッションメモリーも差し込めたんでしたっけ?」 久「固定具が無いからすぐに無くなっちゃうんだけどね、ミッションメモリー」 京太郎「何故コアメダルは無くならないのにミッションメモリーは無くなるのか」 マホ「振り回すからですよ」 久「何もかも乾巧の仕業なんだ」 京太郎「なんだって!?それは本当かい!?」 マホ「本編ではこれほどじゃなかったとはいえ、木場さん騙されやすすぎると思うんですよ」 久「だから彼女もあんな事になったんじゃない?」 京太郎「草加の性根の悪さもあると思いますけどねー」 マホ「あれだけやられて許せるたっくんさんはひょっとしたら聖人なのでは」 久「よそから見たらせいぜい人のいいチンピラ止まりじゃないかしら。根本的に『一匹狼』だし」 京太郎「もうちょっと素直になれば、どうにかなると思うけど……555は皆そんな感じだしなぁ」 マホ「ひねくれ男性陣の中心にあの真理さんが居ますから、どうしようもないのでは……」 久「そして人間関係の蚊帳の外に居る三原は役立たず」 「「ひどい」」 久「でも、事実でしょ?」 京太郎「そういえばこの前会った高鴨穏乃って奴と子供時代の真理さんの声が妙に……」 マホ「それ以上いけません!」 久「やめなさい!」 久「最終回の流れはこれでもかと詰め込んだ上にスッキリと終わったわけではないけれど、いいシメだったと思うわ」 京太郎「Φ sVSχ、ホースVSウルフ、そしてトリプルライダーVSアークオルフェノク」 マホ「全部名勝負です!」 久「最後は『夢を持てない若者』が『夢を守るという夢』を手に入れるというラストね」 京太郎「一節には、あの最後のシーンでたっくんは死んだって言われてるらしいですね。灰化やブラスターと絡めて」 マホ「ええっ!?」 久「そうね。でもどんな形でもあの世界では誰かが戦い続けることに変わりはないわ」 京太郎「スマートブレインも無くなってませんし、アーク復活フラグ立ってますしね」 マホ「うむむ……スッキリしません!」 久「ま、納得して頂戴!」 マホ「龍騎の良さを二人の先輩に存分に知らしめますです!」 京太郎「龍騎か……当時はいきなり『ライダー同士のバトルロワイヤル』という設定で度肝を抜いてきたな」 久「結構反発はあったようだけど、主人公のライダーらしい性格や新しい試みの数々に押されて様子見に回ったらしいわね」 マホ「CGも派手でカッコ良かったです!」 京太郎「ミラーモンスターを初めとして特撮界に新風を巻き起こしたんだよな。あとカード商法とか」 久「子供はいい話よりも純粋なカッコイイ戦闘に憧れるものよ?」 マホ「ドラゴンライダーキックはかつて無いほどの迫力でした!」 京太郎「結局子供受けしない、とか言ってた初期の批判は全く逆で子供に大好評、グッズはバカ売れ」 久「鬱々神ウロブッチーなどにも影響を与える作品になったのよね」 マホ「ふふん」 マホ「初期の龍騎はともかく、サバイブ龍騎は『龍騎士』といった意匠で素晴らしいと思うんです!」 京太郎「サバイブは皆良いよなー。ナイトは勿論の事HEROSAGAの王蛇サバイブとかも」 久「ゾルダもゴテゴテしてていい感じじゃない?」 マホ「当時仮面ライダーの『仮面』の三要素、複眼・クラッシャー・触覚を主人公相当の三人に分けたらしいですよ!」 京太郎「加えて全体的にライダーのモチーフに『騎士』を使ったんだっけか」 久「その割には剣や槍の出番が……」 マホ「それは言わないお約束です」 京太郎「ゾルダのファイナルベントなんて、もうな……」 久「ガードベント(ガイ)」 「「もう許してあげて下さい」」 マホ「鏡のように無限に広がる、繰り返される平行世界。この世界観も魅力です」 京太郎「基本的に何でもありってことだしなあ」 久「TVスペシャルに劇場版、そして本編。最後なのに本編が一番衝撃的だったわ」 マホ「真司さん、主人公が最終回の前で死んじゃいましたしね」 京太郎「途中で何度も先が読めなくなったけど、あの時の衝撃は別格だったな」 久「シスコン神埼が一番手を焼いていた存在だったものね」 マホ「何度繰り返してもライダーバトルに参加してきて、邪魔してくるって相当に面倒だったと思います」 京太郎「あのチートの塊オーディンでどうしようもない辺り、やっぱ彼もヒーローだったんだろうな」 久「ちなみに私はTVスペシャルの時は戦いを続けるようにコールしたわ」 マホ「私はやめる方に」 京太郎「俺もだな」 久「やーね、私がまるで悪者みたいな流れにするの止めてよ」 「「えっ」」 マホ「アドベントとファイナルベント!この二つの迫力無しには龍騎は語れませんよ!」 京太郎「龍騎の龍の息吹に乗って繰り出すキック、ナイトのドリルのようなマントを纏っての突進」 久「ゾルダの一人大戦争、王蛇のキックの暴風雨」 マホ「他にも諸々ありますが、モンスターとライダーの合体技であるファイナルベントにハズレはないと思います!」 京太郎「そういえば威力もバカ高いんだよな、ファイナルベント」 久「龍騎サバイブで500tだったかしら?」 マホ「威力が高ければ良いという訳でもありませんが、歴代ライダーの中でもトップを争えますよ!」 京太郎「そうだな、蟹にすらファイナルベントはあるんだもんな……」 久「……蟹は、蟹だもの」 マホ「蟹はいつだってどこだって不遇です。フォーゼを待ちましょう」 マホ「折れたー!?等を始めとする名言、そして個人個人の心情なども作品にいい味を出してます」 京太郎「『殺し合いはいけない事』『だが彼らはそれに納得してる』『なら自分は、どうすれば良い?』」 久「結局、それに尽きるのよね」 マホ「自分の願いの為に他人の命と願いを踏みにじる、参加者から主催者に至るまで皆このノリです」 京太郎「そんな中、主人公が迷いに迷い出した答えとは!」 久「『それでも、戦いを止めたい』」 マホ「『この戦いに正義はない、あるのは純粋な願いだけ』というのがこの作品のサブテーマですが」 マホ「真司さんも正義ではなく願いとして戦いを止めることを選んだわけですね」 京太郎「たとえ願いを踏み躙ることになっても、命だけは踏み躙らせない覚悟を決めたわけだ」 久「正義とは程遠いけど、ヒーローとしては合格ラインを突破したんじゃないかしら」 マホ「結局ライダーバトルは『無かったこと』になりましたが、マホは城戸真司が勝者であると解釈してもいいと思います!」 マホ「幾多の並行世界で戦い続けた結果、とうとう『彼の願いは叶った』わけですから」 まこ「その問答、ちょいと待ちぃ!」 優希「そろそろまぜるじぇ!」 京太郎「何奴!?」 まこ「ブレイド派、渋谷まこ!」 優希「アギト派、片岡優希!」 「「参戦じゃ!(するじぇ!)」」 京太郎「……人数分お茶淹れてきます。長引きそうですし」 久「お願いねー」 マホ「あ、お手伝いします」 京太郎「いーよいーよ。お客さんは座っとけ」 カン!
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http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361979886/ 某日 月齢ー 三日月 京太郎「よし、ツモだ」バラッ 優希「うぉー、犬のくせに!」 和「ゆーき!もう、でも須賀君理想的な両面待ちですね、牌論理はもう言うことなしです」 咲「うん、上手になったよねー京ちゃん」 京太郎「んー、でも安定しないんだよなー、バカヅキする日もあれば大負けする日もあるし」 和「須賀君の打ち方なら大きく負けることが連続することは少ないはずですが」 京太郎「いやぁ、最近も運は落ち目だぞ?おとといなんかはもうやばかった。ネト麻で七連トップだった」 和「うーん、なんなんでしょう」 優希「まぁきにしたって、運次第もあるからしかたないじぇ……そうだ!京太郎、日曜日暇か?」 京太郎「いや、暇じゃないな」 優希「えー」 京太郎「悪いな、優希」 咲(日曜日京ちゃん暇じゃないんだ、ざんねーん) 某日日曜日 月齢ー 十日夜の月 京太郎「また送ってもらってすいませんハギヨシさん」 ハギヨシ「気になさらず、間もなく私は送迎マシーンと成り果てますので」 京太郎「え?」 ハギヨシ「おっと、気になさらず」 京太郎「こんにちはー」 衣「む、京太郎か」 純「お、そういやー今日くるとか言ってたな」 一「ていうかさ、女子高に通い詰める男子ってどうよ」 智紀「ない」 京太郎「」 透華「おやめなさい!お客様にそのような態度をとってはいけません!」 衣「そんなことはどうでもいい!」 透華「」 衣「この前のように苦戦はしないぞ!京太郎、さぁ卓につけー!」 京太郎「え、あ、はい」 京太郎「おれあんまり歓迎されてないのかな?」 透華「……でも、どう……」ブツブツ 衣「ぬぅぅっ!」ゴッ 京太郎「んー、これかな」ヒラリ 衣「海底牌!……また、だめか」がっくり 純「不思議だよなー、万全じゃない衣に俺たちじゃ圧倒されっぱなしだってのに、俺等より弱い京太郎がそれと渡り合うって」 一「ホラーに片足突っ込んでるよねー」 京太郎「カンッ!」 衣「やめろぉぉぉおおぉお!!!」 衣「ゼーッゼーッ」 京太郎「勝てないかぁ……対局ありがとうございました」 純「あーっ、このふたりに挟まれると辛いぜ、なんだかいつもより支配されてる感じが強くてさ」 一「わかるよー、京太郎君いがいと衣と同じ能力だったりしてー」 京太郎「ありえません」キリッ 智紀「やけに、キッパリ」 京太郎「だとするとなぜおれだけあの時アガれなかったのかわかりませんから」 衣「確かに、な。ふう疲れた」パチン ハギヨシ「紅茶です」 衣「うむ」 京太郎「いまどこから来た!?」 衣「衣は少し休むぞー、みんなで打ってくれ、見学するー。」ピョンピョン 透華「なら、普段はいない須賀君を皆で鍛えてあげましょう!」(一度きりの復活) 智紀「いいね」 一「私はもうクタクタだから休むよー」 純「俺もー」 透華「む、ではハギヨシ、卓に入ってくださいな」 ハギヨシ「かしこまりました。僭越ながら、お相手させていただきます」 京太郎「うっわー、勝てる気しねー」 透華「さぁ!コテンパンにして龍門渕透華の名を脳裏に刻み込んで差し上げますわ!オーッホッホッホッ!!」 京太郎「先日から下がり調子のままだなぁ」タン ハギヨシ(この前と同じく河はバラバラですね)タン 透華(あの運の悪さからして、張るのはまだまだ先でしょう)タン 智紀(なんだろう、何か、違和感)タン 京太郎「チー」カシャ タンッ タン タンッ 衣(以前と同じく、アガらず振らずの一人沈みか、わからん) 衣(なぜ、衣と渡り合える腕を持っているのにこうも極端に負けるのだ) オーラス 京太郎「親か、この前と一緒でいいとこなしだな」ションボリ 智紀「運が悪いのなら、仕方ない」 透華「麻雀とはそういうものですし、この私とうったのなら、それは恥じることではないのですよ」 ハギヨシ(……違和感が残る) ハギヨシ(少し前に須賀君とネット麻雀をした時圧倒的大差で勝っていた) ハギヨシ(何が違うのでしょう、あの日と…) 少し前の事 月齢ー繊月 ハギヨシ「また須賀君のアガりですか」 立直 一発 端ヤオ 平和 三色同順 一盃口 ドラ2 ☆倍満 ハギヨシ「すごい」 ハギヨシ(そうだ、他を寄せ付けない圧倒的な力、あの日と何が違う) 京太郎(悔しいな) 京太郎(龍門渕の人たちと打てるってのはすごい事だ。みんな、俺より何倍も努力して、この強さにたどり着いたんだ) 京太郎(俺なんかまだまだだ、それはわかる。でも、一度もアガれず終わるっていうのは違う。いいとこ無しなんてかっこ悪いじゃねーか) 京太郎「負けたくない」 ゴッ! 透華「……え?」 純(なんだ!?卓の流れが一気に変わった!) 衣「!!!」 京太郎「ぁ、すいません、ぼーっとして、サイコロは、8か。ハギヨシさん」 ハギヨシ「おっと。はいはい」カシャカシャ 衣(今のは、闇、か?) 京太郎「じゃあ」タンッ 透華(何なんでしょう、この感覚) 透華(体が、重い。今まで背負っていた荷物が急に重くなったような)タン 智紀(手が重い。軽い手でアガって流したいのに)タン ハギヨシ「ふむ」タン 京太郎「……あれ?」タン 衣(引っ張る力が、運が、なくなった。重い闇がのしかかり、体に絡みついていく) 京太郎「おぉ」タン 衣(そんな絡みつく暗闇を一人だけ友遊と歩いている) 京太郎「立直!」 衣(そうか、今わかった。京太郎は牌に嫌われていたんじゃない、それどころじゃないんだ) 京太郎「ツモ、リーチ一発三暗刻三色同刻ドラ3!裏ドラ3!三倍満!」 衣(牌に恐れられていたんだ。牌は、京太郎から逃げていたんだ)
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玄「えええ!? お姉ちゃんがそんな病気に?!」 宥「うん。だから、私は須賀君のおちんぽ無しじゃ生きられなくなっちゃったの」 玄「い、言い方が卑猥なのです! でもSOA!」 宥「これ診断書」 診断書【須賀京太郎の男性器依存性 別名:スガチンポスキスキ病】 ちんぽに依存中 処方箋は須賀京太郎の男性器のみ 玄「」 宥「あったかぁーい」 玄「うぅ、どうせならおもちならよかったのに」 宥「おちんちんの方があったかくて、硬くていいよ?」 玄「硬さはともかく! 暖かさはおもちの圧勝に決まってるよ!」 宥「ううん。ちんぽだよ」 玄「おもち!」 宥「京太郎君の太くて硬いおちんぽ様だって」 玄「ああああもぉぉぉぉやめてぇぇぇ!!」 宥「?」 玄「はぁ、はぁ……そこまで言うなら、確かめてみるしかないよ!!」 宥「え?」 玄「須賀、京太郎君のおちんちんと!! おもち!!」 どっちが、暖かいのか!! 玄「ちん×ぽこ!! 開催!!!」 宥「えー?」 . \丶 , /.! / ,.ィ , _ -‐  ̄  ̄ ‐- ._ ` ー- , -. ヽ.ヽ ,ィ ./ l .// .j '" / /!-‐ '"´ ,. -‐ ‐- 、 ‐ ._ {ヽ.l l ./ { / .l/ ' ' ,イ ! ////////////,ヽ 、 ー- `、ヽ .l !' ,' ,' j _ -‐,.'///////////////ハ , -‐ ⌒ 、` 、 ` 、 }ヽ l ' / ./ /' ,.、'"- '" //////,ハ'///,lヽ/////ハ . .. 、 \ j ヽ ', . / ,. -〈_ イ. r 、 i .l /////V/{ ∨/,ハ.‐V////ハー- _ 、 -‐ 丶_ ー- 、 ヽ _- 、 ヽ丶.{ 〉_jー-' '" }. '. ','"l .l_ ,. -ー {'i///ハィf;示 `ヾ 示;卞l'//ハ Tー- >、 .... `ヽ 丶_.ヽ. ', ゝ .,' 、 , ' ,. ' ⌒ ', ./ 、 , j .l ,.イ !.l'//,{ vzリ .vzリ リ//∧‐- ._ノ ゝ、 ...../,.ノ { 、 ヽ 、 ,j、_ ; j / ,.イ ヽノ , '. ', ´,.-‐'" ///ハ ' ノ///∧ ` 、.; .! ヽ ハ ,.'./,- 、 .} ,ィ, ヽ、 _ヽ. { 、__` Y ,.イ ノ/ ', ', ;l .!,.. ' ゝ -‐ー、////ハ {  ̄ } //////,ヘ、 \ ノ ! ト/ j / / ._ ノ,イ ` ゝ \ ` )ゝィ'",.ー;  ̄ .ノ /、 lイ、 l._,.ィ'' <///////> _` ´_ イ////////,\ ヽ ト、 /r ,./ ー', ) ノ ` ; ` '", ' /",..イ .ノ ' `|| '" ,.' `</-、///-, 二 ‐V///////////> 、 ,.-ー' /./' ノ /、-ァ 、. ノヽ , 'ヽ ,.イヽ,.' ,. イ _`‐l| |l イ .l、 ; `ヽ./ ,.-‐_-ヽ//‐- 、///////,> 、 .f,、ヽ,..、 l/ '; 'r-、',. ヽ'.l ヽ. r'、ヽ.'" r 'ノ /イ / '/ _, ―=ニ .ニ=― l.', l.; r―-ヽ{r'" \ ./ .V/////////,> 、' .i ヽ /,.イ / ! ト、. ( ゝ- '" .ノ /; //' .,.ィ/l| |l///,>.、 ヽ .ノ } ,ィ、` 、 ', .l'/////////////,\ニ.} '" r'_ ,.イ! .l .{ ヽ_,..,-― ーイ ; ;'..l ,'/ ,.ィ'////,ll///////,\.; ' ./-‐イ/ l.ゝl,{ l .l'///////////////,ヽ! -_-‐',..イ l ` ゝ ヽ! .{ ト! ! l,ト! ,'.'/'///////l'///////// ⌒ ∧/l__,.lハ l / !//////////////,ヘヾヘ  ̄ ´ l ' j,j トj ,.イ/'////////////////{ o ヾ! ', {'///////////////ハ. V',. l .ト、' ヽ、; ; ; ノ.}'// ./////////////////ハ .. , . !. \ }'/////////ハV///ハ. V} ; ! ` ,ハニ二,// .///////////////////,ヽ ヽ ', .jV///ハV//ハヾ////!. jリ ,. ( { 、 , !/ '//////////////////////iー o ` ーヽ .八////ハ∨/,ハ V///! ,ソ , ゝ ` ` l{ .{////////////i///,i////,l/,l `iヽ .イ//ハ'///,ハ∨//,!. }'//リ , .ハ.} ゙、 l////!'///,i///l l///{////,l/,! l//!///! V////,!. !//リ !'// / .{ ノ ヽ∨//,l////l///l V//V////,r' o. Vl.}//,リ }//リ}/! .}/// ノ/ / ; j \ハ、/ハヾ'/,{ ヾ'ハ\'//リ iノ/.jソ .j//ノj,リ ノ/ソ / j .; `"'ゝー-ゝ ヾ、 ``ー `./ ' ' .// '゙ '"´ 玄「絶対に!! 勝つっ!!!」バーン 第二十一章【何これチン百景! 阿チン賀のドラゴンロード!】 京太郎「宥さん。これ、どうぞ」 宥「ふふっ、ありがとう」ニコッ 京太郎「……これからは、定期的に写メ送りますから」 宥「うん。あったかぁいの待ってる」 京太郎「早く、治るといいですね」 宥「一生治らなければいいのに(うん、そうだね!)」ニコッ 京太郎「」 宥「あったか~い」 コソコソ 玄「……」ジィー ____ ,. . . ´ . . . . . . . . . . . . . . `丶 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ / . . . . . . / . . . . . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . .ヽ . . \. / . . . . . . / . . . . . . . . . . . . | . . . . . . .| . . . . . . . . . . . .ヽ ′ . . . . . i . . . . | . . . . . . ./l . . . . . . .| |\ . . . .i. . . . . . . i . . . i . . . .| . . . . l . . / . ./ .| . . . . . /| l___| .l. . | . . . .| . i | . . . | . . . .| . . . . | ./}/⌒|/l . . / 从 | .l. . | . . . .| i | | . . . | . . . .| . . . . |ィ仗芋ミ }/ ,ィf 丈かノ . . . l | | | . . . | . . ./ . . . .l と)こソ と) こソ | .i . . 从| | . . . | / | . . . . | | .| . . . .| | . . . Ⅳ{. | . . . . | """ ' """ } .| . . . .| | . . . l .圦.| . . . . l / | . . . .| | . . . | .| l| . . . . ト、 '⌒^` , イ . . | . . . .| | . . . | .| i ll . . . . .i |` __ ィ . . . .| . . .l . . ./ | . . . | 八||\ . .i | | . . . .l . . . . | . . .| . / | . . . | . . . .|. . .|\厂`ー、 | ̄}| . . . | . . .|/| | . . . | . . . .| . . | 厂Ⅵ ̄¨ァ┬| . . . . .|ー- / ̄ ̄ ̄ | . . |\__/\ i\___}_| . . . . .| ヽ. / \ | . . | { ー={ }=‐ } . . . | | } 玄「(おねえちゃんが変態になっちゃったよぉ)」グスッ 病気だから仕方ない……それは分かってる でも、お姉ちゃんが須賀君のおちんちん中毒になってしまったと聞いて、お父さんは…… 松実父「須賀京太郎を殺せば宥も死ぬ……ぐ、ぐぅぅぅうっ」ブツブツブツ 玄「ご覧の有様なのです。あぁ、どうすればいいいのかなぁ……」 とにかく、お姉ちゃんを須賀君のチンポから救わなきゃ! 玄「そうと決まれば相談あるのみなのです!!」タタッ 京太郎「ちょっ、宥さん!? 引っ張らないでください!! あいたた!! いたきもちぃ!?」ギリギリ 宥「あったか~い」コスコス 阿知賀女子 ジャラジャラ 穏乃「あー! やっぱり和は強いなぁー!」 和「穏乃もすごく強くなりましたね」 憧「当然じゃない。和に会うためにみんな頑張ったんだから」クスクス 久「同じくギリギリで全国出場した同士、共感できるわねー」 咲「はい。決勝はハラハラしました」 優希「勝ったのは私達だけどな!」フンス 晴絵「次やったら、負けないよ。この子達はまだまだ強くなる」 灼「うん! もっともっと強くならなきゃ!」 キャッキャ ウフフ ダダダダ 穏乃「?」 バタァーン!! 玄「赤土先生!!」 晴絵「玄? どうしたの急に?」 憧「宥姉の看病をしていたんじゃ……」 玄「それどころじゃないの! 赤土先生助けて!」 晴絵「何やら大変そうだね。みんなは続けてて、私は様子を見てくる」タタッ 玄「前代未聞の大事件なのです!」 バタン 和「須賀君に何かあったんでしょうか?」 久「心配ね」 咲「京ちゃん……」 優希「うぅ、気になるじょ」 晴絵「それで? 一体なにがあったの?」 玄「そ、それが……お姉ちゃんが、お姉ちゃんが」グスッ 晴絵「宥が?」 玄「こんな病気に」スッ 晴絵「診断書? 一体なんて……」サッ 診断書【須賀京太郎の男性器依存性 別名:スガチンポスキスキ病】 ちんぽに依存中 処方箋は須賀京太郎の男性器のみ 晴絵「……え!? 嘘でしょ!?」 玄「うぅ……本当なんです」 晴絵「まさか、宥もこの病気に……そう、なのね」 玄「?」 晴絵「いや、なんでもないわ。それより、このことは誰にも話してない?」 玄「お父さんにだけ」 晴絵「そう、よかった。他のみんなには内緒にしておくこと。分かった?」 玄「(赤土先生もこの病気に心当たりあるのかな?)」 晴絵「……最近、宥の調子がいいと思ったらこういうことなのね」 玄「麻雀と関係があるんですか?」 晴絵「……とにかく、様子を見に行く。話はそれから」 玄「はいっ!」 タタッ 晴絵「……スガ、チンポスキスキ病――」ドクン / __) } | . |. . . .| .人 __ 人 | . . .| | | |=====ニニニ/O Y / / \/ ___________}\ | . |. . . .l | . | ...  ̄ ̄ イ l . | . . .| | | |===ニニニ/ `¨´ /|/ニニニ〉 Y {ニニニニニニニニY.|八 . . .ト、| . | . .r‐}` ー--‐ {‐ァ | .| | . . .| | ∨ニニニニ/ / |\===/ | 〉ニニニニニニニニ \l _ |-‐'{厂 ア}ー- . _ | . 八|===ニニ/ / ヽ___/ \/ / /====ニニニニニ_ ,. < | | ノ/=ー-、ニニ〈 〃 /ニニニニニニニニニニ `¨´ ̄ ̄`ヽ====ニニニニニ〈 | | 〉/\_// {ニニニニニニニニニニニ⌒ヽ ー───ニニニニニニニニニ∧ ヽ / ∧ { {____/ニニニニニニニニニニニ 晴絵「あの悪夢が、再び――起こるっていうの?」ゾク 松実館 京太郎「」ゲッソリ 宥「あったか~い」ツヤツヤ 玄「お、お姉ちゃんが妙に艶やかなのです!」 晴絵「これは……どうにかしないとまずいね」 宥「?」 晴絵「ちょっとお祓いに連れていってくるから。須賀君の様子を見ていてくれる?」 玄「は、はい!」 宥「あ、須賀君……」 晴絵「いいから宥はこっちよ」グイグイ 宥「あーん」ズルズル ポツーン 玄「……」 ≦ ヽ . . ヽ ク . . . i ヾ . . .ハ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . i / ヾ i i | | ヒ.i /ソ|` ∥ i | ;| .i | . ∥ | ハ |. { | ヾ | | ヾ|`|/ヽ|ソヾ ハ|ー≦\ | | ハ ィ.爪ハ .ヾ i イ斤心 } |ヽ |. | i 弋っリ 込 リ.| i | | i ハ | xx , xx .,i ヒ」 | o .i i u | | | i | ト ヽ. _ i | | ノ | | |. .ヾ ゝ 、 .,孑≦| |;;;;;; | /ノ | |. . . i ソ` 夭 /| ソ , | |ゞ i / ゝ仆' i ソi|/|. . . . . .i | | . . ヾ、 广 レへ /ヽ .i // ノ. . . . ./ /ヽ、 | |. . . i | 尸ヽ一イ ̄刀 /. . . . ./ / .ヽ| |. . . i | ,卅 / ノ. . . . / / /`.i |. . .i /. ヽ イ ト-匕ヽ/. . . . / / / .| 玄「こ、これで須賀君と二人きり」ドクン 京太郎「み……み、ず……」カラカラ 玄「……か、覚悟してね須賀君!! これも、お姉ちゃんを救う為なんだから!!」 京太郎「……うっ」ガクッ 玄「誰か来ないように……まずは私の部屋まで運ぼう」グイグイ 玄の部屋 玄「ふぅー、重かったー」 京太郎「」 玄「(よ、よくよく考えれば男の人を部屋に入れるのって初めてかも)」ドキ 京太郎「ぁ、ぅぁ……」 玄「か、勘違いしないでね! これは、その……じ、実験をする為であって!」カァ 京太郎「みず……みず」 玄「私は、須賀君のことなんて、なんとも思ってないんだからね!」 京太郎「」ガクッ 玄「(え? そんなに落ち込むなんて……)」ドキッ 京太郎「」 玄「……うぅ、やりにくいよぉ」 京太郎「」 玄「と、とにかく! 勝負をする以上は真剣勝負!! 手加減なんてしないんだから!」 京太郎「」 玄「……おもちと、おちんちん! どっちが暖かいのか!!」 京太郎「」 -――- . . `丶、 / / ヽ . / / . . ./ . . . . . . . ヽ . . / / . / . . ./ | . . . . | . . . . i. . . ,' / . . i . . / │ . . . |\| . | .| .i | i . . | .| `ト| | | . . .L イ . | .| .| | i . . | 从≫=ミ|八 . . 抖=ミ从 | .| | i . . | . |{ rJハ \_{.rJハ }| . | .| V| . .| . | 弋ツ 弋ツ . | .| /Ⅵ | . |'. 、 、 ' 、 、 /| | .| , /゚| .l .仏 __ 厶| | .| . / . | .| .| 个 . . ‘ ’ . 介/ / 八 / {/{∧ . .i. |〈 {≧ ‐≦} |/ . . /ヽ .. / . / _V^ 、|∧ ∨ーヘ. /iレく∨ ∧. .、. / . .」 // \く 、∨| /∨rく_ン⌒∨ | . .\ / . . 〔/ //⌒7┴ヘ_,//ー| ̄\\.\ 〕 . . . \ / . . / 〈 -={_}=ー 〉` \ . . . . \. /. . /{ 人_,/| |\_人 ト、. . . . . \ 玄「今ここで! 決着を付けてみせる!」バァーン! 京太郎「(意識が朦朧としていて、何て喋ってんのか全然聞こえない)」 玄「……じゃ、じゃあまずは……体温計を」ガサガサ 京太郎「……」 玄「こうやって、胸の間に挟んで」シュルッ ムニッ 玄「ちょ、ちょっとイヤらしく見える……かなぁ……//」カァァ 京太郎「(なんで玄さん、胸の谷間に体温計挟んでんだろう)」ボー 玄「……」 京太郎「……」 玄「(ち、沈黙がキツイのです)」ドキドキ 京太郎「うぁ……ぁ」カラカラ 玄「す、須賀君はお姉ちゃんのことをどう思ってるのかな?」 京太郎「……?」 玄「(あれ? なんでこんなこと聞いちゃったんだろう)」 京太郎「わか、ら……ない(なんて言ったのか)」 玄「そ、そっか。まだ会ったばかりだもんね」ホッ 京太郎「?」 玄「(なんで私、ホッとしちゃってるの? 別に、須賀君とお姉ちゃんがどうなっても……私には)」 ズキン 玄「っ! じゃ、じゃあ須賀君は誰が好きなのかな? 和ちゃん? 咲さんかな?」 京太郎「……え?(またよく聞こえなかった)」 玄「こ、答えて……//」ドキドキ 京太郎「……く、ろ……さ、ん?(なんて言ったのかもう一度教えて)」 / .. .. .. / . . . . . . . . . . . ./ | . . .ハ . . . j . . . .} ゚。 |\ . . . . .| .. 。 .. .. .. .\ / .. .. .. / . . . . . . . /|__;.ム斗 ./ | . . .し . .;\_} . |__ ゚。. . . .| . ..゚。 .. .. \ .゚。 / .. .. .. / .i . . . i . /│ ./ | .′ | . . . . . ./ Ⅵ 。 . . | . . .. 。 .. .. .. }ⅵ /....... . ., . . . | . . . レ彡| ./三ミ {、 | . . . ./ 彡=リ三ミト、 . .| . . . . ゚ .. .. .. | リ / .. .. . . ′ . .| . ./〃 リ リヾ 、 . . . ./.〃 ヾ 、リ . . . . i .. .. ..| / .. .. . . イ . . . . .| /il{ }li } . ./ il{ }li | . . . . | .. .. ∧ / .. .. ./ |. . . . . リ il{ }li l/ il{ }li | . . . .| . . .. .∧ / .. ./.. . . .|. . . . . .| ミト、 ィj/ ミト、 ィj/ | . . . .| . . . .. .∧ j ./ . .. . . . .| . . . . . | ゞ=====彡 ゞ=====彡 │ . . .| . . . . .. ∧ イO/ . .. . . . . .| . . . . . |////////////////{ . . . .| . . . . . .. ..∧ / ..// . .. . . . . . .| . . . . . |、 r――――― 、 ι ノ . . . .| . . . . . . . .. ∧ / .. ..// .. .. . . . . . . .| . . . . . | .\ ι | | イ | . . . . .| . . . .゚ , . . .. ..∧ / .. .. ..// . .. . . . . . . . . | . . . . . | . . 个 . . ノ ---―‐ ____} . . 个 . . .| . . . . .| . . . . . ゚。 . .. .. ∧ 〃 .. /|〃 . .. . . . . . . . . . | . . . . . | . . . .ハ . . .≧==- __ -==≦ .ハ. . j . . . .| . . . . .| . . . . . . |i .. . . . .∧ / ../ l/ .. . . . . . . . . . . . | . . . . . | . . / } . . . . / { } \ . . . / }. . . . . | . . . . .| . . . . . . }ト . .. .. ..∧ 玄「(はぅあぁぁぁぁぁっ!!!!??!)」ドキィーン 京太郎「?」 玄「な、なっ、なぁっ!? 急に何を言うのかな!?」ドキドキドキ 京太郎「……(長い経験からわかる。これ、確実に伝わってない)」 玄「そ、そんなこと言っても!! 私は――わ、私は!!」 ピピピピピピピッ 玄「!!」 京太郎「……?」 玄「あっ……体温計が」サッ 体温計「38度」 玄「び、微妙な数字……(ドキドキしてたから平熱よりは高い、かも)」 玄「(でもここは自信たっぷりに!)」キッ 京太郎「?」 玄「見て! 私のおもちは38度だよ!!」ドヤッ 京太郎「(熱があるって言いたいのかな? 玄さんも風邪なのか……)」 玄「あ、謝るなら今の内だよ? さぁ!」 京太郎「……あの、俺は、問題無いの、で(玄さんも休んでください)」 玄「俺は問題無い!? 私の記録が大したことないって、言いたいの!?」ムカッ 京太郎「(やっぱり伝わってないっぽい)」 玄「ふぅんだ! それなら! 須賀君のおちんちんの温度も測ってあげる!」 ガシッ 京太郎「(え? な、何を……?)」 玄「……っ」ゴクッ ドキドキドキドキ 玄「ぬ、脱がすからね?」カァァ 京太郎「(なんで俺、ズボン脱がされてるんだろう)」 スルスルスル 玄「……わわっ!? 男の人のパンツ! お父さんのとは結構柄が違うんだ……」ドキドキ 京太郎「(めっちゃパンツガン見されてる)」 玄「うぅ……これも、脱がさなきゃ勝負出来ないんだよね」モジモジ 京太郎「(何をする気なんだろう? 汗を拭いてくれるのかな?)」 玄「お姉ちゃんを助ける為だもん! 私は、やるよ!!」ガシッ 京太郎「!?」 玄「やぁぁぁぁっ!!」 スポォーン!! 京太郎「(パンツ脱がされたー!!)」 玄「ど、どうだ!!」カッ 京太郎の京太郎「」ドドドッドドドドドドドドドッドドドドドドドッ 玄「ひ、ひぃぃぃぃっ!?」ズザザザザッ 京太郎「(めっちゃ後退りされた)」ガーン 玄「大きい……! しかも、あれ? こんなにそそり立ってるものなの?」チラチラ 京太郎「(熱が出てきたせいか、また臨戦態勢になってるな)」 玄「うわぁ……ドクドク脈打ってて……黒くて、硬そうで……」トロォーン 京太郎「?」 玄「はぅぁっ!? ち、ちちちっちがうもん!! これはそういうのじゃないから!!」アセアセ 京太郎「???」 玄「よ、よし! じゃあこの体温計を!」スッ 京太郎「(え? タオルじゃないの?)」ビクッ 玄「……あれ? どこに挟めばいいんだろう?」 キョロキョロ 玄「考えてみれば、棒状だから挟めるハズがないのです」ズゥーン 京太郎「(何をする気なんだろう)」ビクビク 玄「タマタマさんなら挟めそうだけど、それは目的が変わっちゃうし」ツンツン 京太郎「~~~っ!?」ガクガク 玄「あっ、この穴なら挿せるかも」 京太郎「え?」 玄「えいっ」キラーン ブスッ 京太郎の京太郎の鈴口 IN 体温計「」 京太郎「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」ガタガタガタガタガタ 玄「え、ええええええっ!?」ビクゥッ 京太郎「」ビタァンビタァンビタァンッ!! 玄「須賀君が白目になりながら、ビチビチと魚みたいに跳ね出しちゃったよー!!わーん!!」グスッ 京太郎「lmkぐぉh@jdmmpvq;あkpqj;kqmこhl」ガクガクガク ガクッ 玄「す、須賀君?」 京太郎「」チーン 玄「気絶、しちゃった……」 ____ ___ ,, ´ ` . / \ . \ {___j⌒ヽ ゚。 / .ヽ ___,ノ ノ { / / | い / --- ´. / \__/ .ィ /! .ハ ‘ , ‘, ゚. 乂,ノ /ー――― { | i | | ∨ . | | | ゚◯. / | |丁¨{丁{│ . .. i| ¨v 丁¨` | | .゚ i i | |ハ!ハl リ い、 小 乂{\ | | i | ハ | | ,ィ宍ミト } \ ..゚。ィ宍ミトぃ.. | | || | | |〈 _)トJi | `¨ _)トJi | 〉| | | || | | l ,込rク 込rク . ...| | リ | | |i 。 。 | | |. { } ト . ' ' ' ′ ' ' ' イ .l | C| | ハ へ / | 。. ! / ||i { 个 .  ̄ イ ,゚ .,゚ .| | ||ハ 。 i > ___ ィ i{ / / j{ | || ゚。 ゚。 i r‐| |┐ }/ / ハ | || ゚。 ゚。/ \ / \ / / .,゚ ゚, |i ゚。>''ゞミ{ ,八八 ノイ、| | | ィリゝヘ r=====ミ___,ィ=====ュ | ト、 ..| 玄「何かやり方を間違ったのかな?」 京太郎「」ブクブクブクブク 玄「体温計も抜けちゃったし……どうすれば、いいんだろう」ウーン 玄「……(体温計じゃダメってことだよね)」 そうなると、後は直接触って確かめるしかない…… 玄「あ、アレを触る?」 京太郎の京太郎「」シオシオシオ 玄「あれ? ちっちゃくなっちゃった」 こうしてみると、すごく可愛い……かも 玄「……つんつーん」ツンツン 京太郎の京太郎「」ピクッピクピク 玄「あはっ、面白ーい」ツンツン 京太郎の京太郎「」ピクンピクン 玄「刺激すればするほど硬くなるんだ……ドクドク脈打って、暖かく」ゴクッ つまり、最高に硬くなった状態で計測するのが――フェアってことだよね 玄「どうすれば、もっと硬くなるのかな?」 レディースコミックだと、胸を触らせたりするけど…… 須賀君は気絶してるし 玄「……く、くくく口でするのは――まだ早い、し……//」カァァ そうなると、後は…… 玄「!!」ピコォン アムロ「その時、玄に電流走る」 玄「そっか、そうだよね。女の武器は……ここ」スッ アムロ「松実玄のおもち。当時の価値にして、約二億」 玄「直接対決が……おのぞみ、ってことかな?」フフ 体温計を用い、温度を測る そんな機械的な勝負なんて誰も望んではいない 望むのは完全なる決着 意地と意地 肉体と肉体の熱いぶつかり合い その先に待つ、栄光を掴む為に!! お互いに全力を尽くす!! 玄のおもち「……私は、引けない」 松実玄 彼女が背負うのは、全世界の女性のおもち その柔らかさ、温もり、母性 それら全てを内包するおもちを持って、彼女は男の象徴に戦いを挑む インタビュアー「勝ち目はありますか?」 玄のおもち「当たり前なのです。おもち is GOD」 インタビュアー「しかし、相手はあのバベルの塔ですよ?」 玄のおもち「そんなもの、へし折っちゃうんだから!」 史上最胸のおもち! 松実玄のおもち、見参!!! 対する、須賀京太郎のバベルの塔! 熱き鼓動、脈打つ魂! 長さ、太さ、硬さ、温度!! どれを取っても一流の彼のちんぽこは、何者にも破れることは無い インタビュアー「勝算はどうですか?」 京太郎の京太郎「必ず勝ちます」 インタビュアー「しかし、相手はあのおもちですよ?」 京太郎の京太郎「関係ありません。女であろうと、男であろうと、なんであろうと。俺に貫けないものは無い」 インタビュアー「最後に視聴者に一言」 京太郎の京太郎「俺のチンポを天を貫く!!」 天 チン 突 破 グランラチン!! まさに、男の中の男の武器!! 勝つのは女性の象徴、慈愛のおもちか!? それとも、汚れ切ったバベルの塔か!? 運命の一戦が始まる!! 玄「……」シュルッ パサッ 京太郎「……」スッポンポン これで両者は互いに裸 生まれたままの姿で睨み合います! 玄「……うぅ」モジモジ まずは玄選手、京太郎選手に近づきます 玄「ま、負けないよ?」ドキドキ 宣戦布告ですね 対する京太郎選手の返答は? 京太郎の京太郎「……」ピクン 玄「!!」 なーんとチンピクでの返事です 口を開くまでも無いという、意思表示でしょうか 玄「……お互いに、フェアプレイを」スッ そして挨拶も終わり、玄選手が握手を求めます 京太郎「」シーン 玄「っ」 しかし京太郎選手応じない これは玄選手、屈辱です 玄「ふ、ふん!」ガシッ しかぁし、意に介さずに玄選手は汚れたバベルの塔を掴んだ!! これは試合前の挑発か!? 玄「ぁっ」ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン 玄「ふぁっ……あったかぁい」ドクンドクン おぉぉっと? 玄選手の顔が緩んでいくぞー? これはどういうことでしょうか? 玄「なに、これ……熱っ、え? これが、おちんちん、なの?」ジュン まだ半勃ち状態の須賀チン●の前に、玄選手はさっそくメスの顔だ!! これは早くも勝負が決まりそうです! 玄「う、うぅ……まだ、負けてないもん! それに、全力の君じゃなきゃ、意味が無いし」ググ 堪えたー!! 素晴らしい精神力です! しか既に、玄選手は大洪水は間近! 試合は行えるのか!? 玄「……絶対に、チンポなんかに負けないっ!!」 気合を入れ直した玄選手が両手をおもちに添えて、京太郎選手のバベルの塔に近づける!! 京太郎の京太郎「カマーン」 玄「……っ」ゴクッ スッ 玄のおもち「イクワヨー」プルン そして今!! ついに!!! 京太郎選手のチンポを!! 玄選手のおもちが!! フニュン 包んだ!!!!! 宥「うぅ……」 晴絵「目が覚めた?」 宥「こ、ここは?」キョロキョロ 晴絵「車の中。今から松実館に戻るところ」 宥「え? どうして車に?」キョトン 晴絵「なんとか治療出来たようだね」 宥「あの、私は?」 晴絵「悪夢を見ていただけ。気にしないでいいよ」 宥「?」 キキーッ 晴絵「着いたっと。さぁ、降りて」 宥「はい」 ガチャッ バタン 晴絵「玄ー! 戻ったよー」 シーン 晴絵「? 玄ー?」 宥「玄ちゃーん?」 タタッ -─………‐- ´ `丶、 / \ / \ ,′. . . . . / . . . . . . . . . \ . . . . . . ヽ . . . . . . . . . / . . . . | . . . . . | . . . . ハ i. . . . i ( Y| . |/⌒U. │i . . . |. | . | . . i | . | . i ヽ || . . |. . . . ∧| . . . i|⌒ ト |│. . i| | . | . i . U | . . |. '⌒ / | |. . 八. │. リ. . . i| | . | . ) j i . i | . ´. |/|/ |/|/ _∨l/|/. . ∨| | . | . (_,ノi . N . . | ,..二. ,..‐=ミ│ . iリ | . | . ii. . N . . ≠^⌒` | . . | | . | . i八 . ト| . . | 、 / / . . . | | . | . i. .iヘ |.| . . | / / ____ j. . . | | . | . i. .!. o| . . | { ∨ . '|. . . | | . | . i ∨八|. . |> . u__ノ イi |. . . | j. │ . . │ . ∧| . {__`_ ┬< . Vi |. /| | ,'. . . . |/l人人 ∨゙ \ト∧. . i | / |/ / . . .\. . . . \ヽ{ 「∨トヘ . ∨ /. . . . . .i\. . . . ヽ \. |_」儿_∧. . . /. . . . . . i/\ . . . ヽ \人≫、}レ'ヘ . . .. / . . . . . / ___ \ . . .ヽ 〈 ,z={}∧. . . / . . . . . /{/ `ヽ \ . . . マ´ _八_.ム. . .. / . . . . . . / V \. . . . ゙T |\∨. .| / . . . . . /. .| | ∨ . | L........|\「|. 丿 玄「お帰りなさい」ドロッ 晴絵「遅れてごめんね。でも、もう宥は大丈夫だから」 玄「そうなんですか?」 晴絵「ただ、アレは感染する場合はあるのよね……玄は今日宥に触れてない?」 玄「はい。お姉ちゃんには触れてません」 晴絵「そう。なら一応大丈夫だとおもうけど……気分が悪かったりしない?」 玄「全然、むしろ――スッキリしてます」フフ 晴絵「ならよかった。じゃあ私は一度、学校に戻るから」 玄「はい」 宥「???」 ブロロロロロ 玄「……行っちゃったね」 宥「あの、玄ちゃん? 私、今日の記憶がまるで無いんだけど……」 玄「大丈夫。すぐに思い出せるから」 宥「?」 玄「待ってて。お茶でも淹れてくるから」トタタタ 宥「あ、うん」 フワッ 宥「ん?」クンクン なんだろう、今の匂い? いか? キンモクセイ? なんだろう、懐かしい匂い…… _ _ -‐ ‐- _ / \ ? ' ', / ', ' { i{ { } } ', { { { i{ ハ { }、 } } l { { Vハ{ V\{V \j^ 、} } | { { { ∩ ∩ } } l { { { ∪ ∪ } } / Ⅵ { } }' ',{ { 爪 } { {≧=‐  ̄ -=≦ / ∧ ',⌒ ⌒/ /\ , ', ', / / 、. { ', ', ,' / } 宥「?(寒いからこたつにでも入ってよっと)」ソソクサ ガラッ 宥「ふんふふ~ん」 ボフッ 宥「あったかぁ~……くない」 ズキッ 宥「なんでかな? 私が求めてる暖かさは……これじゃ、無いような」 ペラッ 宥「? あれ、これって……玄ちゃんの日記?」 こんなところに出しっぱなしにして……お父さんに見られちゃうよ? 宥「しまわなきゃ……でも、ちょっとだけ気になるなぁ」 ここ数日の記憶が曖昧だし、何か記憶を取り戻す鍵になるかも? 宥「前に玄ちゃん、私の日記を勝手に読んだことがあったし……」 少しくらいなら、いいよね? 宥「……」ドクン ドクン ドクン ●月■日 今日、部室でしずちゃんと憧ちゃん、灼ちゃんとポーカーをやった 憧ちゃんってば、やたらついていたけど、きっとイカサマだよ! もー、私達をばかにしてー! 宥「あぁ、この日は確か憧ちゃんの提案でポーカーをやったんだよね」クスクス 憧ちゃんが終始悪い顔をしていたから、私もアレはイカサマだと思うなぁ 宥「ふふっ」ペラッ ●月▼日 今日、お父さんからおねーちゃんの世話を頼まれた ぐるぐるとマフラーを巻いた姿は、まるで雪だるまみたい。 暖かいのがいいってことでココアを淹れたら、おねーちゃんったらアイスコーヒーみたいにゴクゴク 舌がやけどしちゃうよぉ 宥「べ、別に普通だよね? ココアくらい……」ペラッ ●月●日 七時 今朝5時頃、宇宙服みてえな防護衣を着たおねーちゃんに突然たたき起こされた なんでも、今日は過去最大に寒いと感じるらしい おねーちゃんの寒がりときたら、遂にこのレベルに! 夜も寝ないで麻雀ばかりやってるからこんな事になるんだね、きっと もう、今日は清澄の皆さんが来る日なのに…… 宥「あ、これって今日の――」ペラッ ●月●日 十一時 久しぶりに清澄の皆さんに会えてすごく嬉しい! でも、清澄の須賀君が風邪で倒れちゃったよぉ! おねーちゃんのお世話も大変だけど、須賀君の面倒もしっかり見なきゃ! えへへ、頑張ろうっと♪ 宥「須賀、君……」ドクン ドクン ドクン ●月●日 十三時 大変なことになった。おねーちゃんが須賀君のアレを、手で扱いてるのを見てしまった! 慌てて話を聞いたら、おねーちゃんの様子はどこかおかしい 恍惚としていて、まるで何かにとり憑かれてるみたい 須賀君と一緒に病院に連れて行ったけど、診断結果は―― あ、あんな病気ありえないのです! 私がおねーちゃんのことを元に戻さなきゃ! 宥「私が、須賀君の? アレ?」 アレってなんのことだろう? それに病気って…… 宥「続きを見れば、わかるかな?」 ●月●日 十四時 赤土先生に頼んで、おねーちゃんを須賀君から引き離した この隙に、須賀君のアレが大したことないって証明してやる! あぁ、おもちの神様――祝福してください 宥「おもち?」 また変なことを……須賀君、大丈夫かな? ●月●日 十五時 あぁ、からだ中 あついかゆい 須賀くんのあれを触ってから、あそこが気持ちいい いったいわたし どうな、って 宥「? 玄ちゃんの字が汚く……」 ●月●日 十五時三十分 やと ねつ ひいた も とてもうずく 今は ふたりきり すが くんの ちん くう 宥「これって、私達が帰ってくる一時間前くらい?」 ●月●日 十六時 にがい にがい おねーちゃんたちかえってきそう すがくんの あそこ おもちでなんども こね て うまかっ なのです 宥「……」ドクン ドクン 二十 五 ふん にがい うま 宥「ひっ!!」バッ バラバラ 宥「なに、これ……」ゾクゾク ガラッ 宥「!?」 玄「……お待たせ」ユラッ 宥「く、くくく玄ちゃん?!」 玄「どうかしたの? ゾンビでも見たような顔をして」クスクス 宥「な、なんでもないよ……(さ、さっきのはきっと何かの間違いだよね)」ゾク 玄「はい。ココアだよ。ミルクもたぁっぷり入れてあるから」ニッコリ 宥「わぁい、ありが……」 ココア「ドロッ」 宥「……とう」ゴキュッゴキュッゴキュッ 玄「おねーちゃん。私ね……頑張ったんだよ?」ニッ 宥「っ!」ドクン ガシャンッ __ . -'" ̄  ̄` 、 / ヽ、 / . . . . . . . \ / . r . ! | ゙. ヽ .\ / . | . !. | | l! ハ. l .ヽ ,' .. |. l ∠L l| l |l | l | ! l ハ ! . l.. |. | /// / /| /l/リTTヽ ! .i! .| , l . . |.. ! !/ "´'" '" ´ l从 ! | ,'l ! | l . | .| l ,ィ==、 ,ィ=、リ! l / l/ l. ! . . | λ ! { .| ´ !. l . . | / | .l """ , "" l . ! , .| . . .| k ! .l ___ | | , . ! ! ハヽl | r.{_ ;ノ ..イ l . ! | ハ !. ト 、 \ヾ _..ィ´ | j . l |'\∨l ト l ` ァ、 ヾ. . ! . | ./ ' . .! .`゙、ヾ\ヾー‐ァtノニヽ | _!_,' ! . . ;.r‐''ヽ ヽ、r''ヾ!ヽ'_/─, | ト-y'/_ | / \\ ヘ\ 〈 ‐(_!ノ'゙ Y / ヽ ,' .! ヽ.\ ∧ _ /l ヽ .| λ / . l Yヽ K_ }、 } ノ l ゙. , . l } ヽ .ヽ. Y \ / Y !. / . ハ ∨ ヽ ,L/ ヽlヽ ヽ ! / . / .ヽ ヽ Y `l 丶 l 玄「でもね。勝てなかったの……おもちじゃ、おちんぽ様には勝てないの」クスクス 宥「あ、あぁっ……この、味……匂い、ふあぁっ」ドクン 玄「ふふっ……須賀君は、まだ寝てるよ?」 宥「あ、あ、あ……」ジュンッ 玄「ねぇ、おねーちゃんも一緒にぃ……ねぇ」ギュッ 宥「……」ユラァ =-―…―-ミ ,. ´ 、 / \ ヽ. / \ \ ‘,. .′ / .| | ∨∧ ‘, i | . .| | | ∨∧ ‘, | | | | | . .| |_ |__ . . | ∧ | | | | |、 . | |、 \  ̄`ト、 .| i i | | | | イ \ ト | \ \ | | | | | | . 八 /| | \ | ,ィf芳丐ミ . | | | | | |\|,ィf示ト \ `ー‐┘| | | | | | |∠込/ | | | |. 八 | |\ ’ | | | |. ヽ| トミ_、 、 ノ イ| | | / i| ∨ >. _,. イ二| ' 八 /| マ^⌒ヽミ> ´ ! / ∧ \. / l | マニ- ‐-= // / へ、 \. / |、 |\マ=- _彡イ/ / \ \. /. . 人\ \_\⌒マニ二 _/ /-―/\_、 \ / />'⌒ヽ .\つ―=ミ \ / / ニニニ `ヽ、\ \. / //{ __、 \ニニニ _,| | ⊂ニ.,_ /\\ ヽ / /| ./\ // ∧ヽ ヽ  ̄\_彡イ .| \、\_ノ\ ヽ i 宥「うんっ」ドクン 京太郎「……うーん?」パチッ あれ? 俺……こんなところで何してんだっけ? 京太郎「あ、そうか。確か……宥さんが暴走して」 それで、玄さんに運ばれて―― 京太郎「って、ここは玄さんの部屋か?」キョロキョロ モワッ 京太郎「イカ臭っ!!? おいおい、まさか俺、人の家で夢精しちまったか!?」バッ というより真っ裸じゃんかよ おいおい、俺なにしてたの? つーか、辺りにティッシュボックスが散乱してんだけど 空箱と丸められたティッシュが狂喜乱舞してんですけど!? 京太郎「なんだよこれ、BAKIーSAGAなの? SAKIがSAGAっちゃったの?」ビクビク いや、そんなことあるか! 寝てる間にやっちまうなんて、そんなオカルトありえません! 京太郎「と、とにかく……部屋を出よう」フラッ ガラッ 京太郎「!?」 玄「あれ~? どうしたの須賀君」 宥「……どこに、行くの?」 京太郎「あ、え? 玄さん、宥さん?」 宥「ダメだよ。今日は――じっとしてなきゃ」スッ 玄「病人はおとなしくしていてね」ガシッ 京太郎「ちょ、まっ!?」 ムニュン 京太郎「ふぁ!?」 玄「ふふふ、私とおねーちゃんの」ムニムニ 宥「よっつのおもちで……」ムニムニ 京太郎「っ」ゴクッ 玄「須賀君の悪い病気をたぁっぷり……搾り取ってあげる」プニプニ 宥「あげる」プニプニ 京太郎「う、うわぁぁぁぁあっつ!?」ハナジブゥゥゥ 玄「ふふっ、じゃあ」 宥「覚悟は」 ドクンドクン 玄・宥「決まった?」 京太郎「おもちなんかに! 絶対に屈しない!!」キリッ 京太郎「おもちには勝てなかったよ……」ピクピク 京太郎「う、う~ん……もう、出ない、ですぅ」 ユサユサ ――ちゃん! 京ちゃん! 京太郎「ん……?」 咲「京ちゃん! 起きて!!」 京太郎「さ、き? あれ、ここは?」 咲「もう、いつまで寝てるの?」 京太郎「あれ!? 玄さんは?! 宥さんは?!」 優希「?」 和「二人なら部長達と温泉に行ってますよ」 京太郎「へ? ていうか、なんでお前たちが?」 咲「京ちゃんの具合が悪いから、早めに戻ってきたの」 京太郎「じゃ、じゃあさっきまでのは!?」 優希「夢でも見てたんだじぇ」 京太郎「えっ!?」 和「何か悪い夢でしたか?」 京太郎「……よ、よかったぁぁぁぁ」 咲「?」 京太郎「そうだよな。俺なんかがクワドラブルパ●ズリなんで受けられるわけ……」 咲「!?」 優希「じぇ!?」 和「!?!?!?」 京太郎「あっ」 咲「……ふ~ん? そんな夢を見てたんだぁ」ジトォー 京太郎「あ、いや! それは誤解だ!」 咲「ぐすっ、いいもん! 京ちゃんのえっち変態! スケベ!!」 優希「最悪だじぇ! この変態!!」 京太郎「だから違うんだって!! あぁぁぁ!」 和「須賀君は大きいのが好きなんですね」プルン 京太郎「あれ? 和……なんだその青いリボン?」 和「これですか? なんとなくです」プルン 京太郎「……いいな、ソレ」 和「ふふふっ」 咲「……」ゴゴゴゴゴゴ 京太郎「ひぃぃぃっ!?」 ギャアアアアアアアアアアアアアアア!! 久「あら? 向こうは騒がしいわね」フキフキ _, ,, - ─- ,, , -‐'" ` 、 __/ ; ヽ _,-‐'/ ;/ ;;、 ゙ , _,ッ' ; ; -‐' .. ; ;//,バ、 .、 ハ ,//フ ;;;/ン // ノ ヾ\ .、 i.. 彡''/ ̄\, /,/″ , -─- 、 , l ノ/ \ '〃Z⌒ ‐ ___ヽ l l / 、 ヽ; /_/_ ,/;  ̄`、! / |. / | V/゙广'ヾ | ci 〉 | 厂`、 | ハ. l ci ヽ-‐' ;゙ | { . . . .ヽ l | .| `ー‐′ ' ' ' / l | } . . . \ | | l; ' ' ' ′ { l l /. . . ,ッ'"ヽl. | .|\ ,- ¬ | / / l.;/ ゙、 | l ` .  ̄ /| l // ,| l |ヽ `i . _ , イ }丿 l. / ∨ | \‐ ' | // ;! ,ィ'- ''"7 |、 ハ、 ``7 ム、. _ / ,イ | \ |`ヽ , -―'/ / ` 、 / /.| l | ゙、 | | / ゙." _,/| | |、 リ ゞ' ,、 l ' "  ̄ / | | |i 、 / | まこ「また京太郎が何かしおったか」 宥「ふふ、元気になってよかったなぁ」ツヤツヤ 玄「私達の看病の成果だね」ツヤツヤ 久「それにしても、二人の肌はすごく綺麗ね」 まこ「この温泉の効能かのぅ? あやかりたいもんじゃが」 宥「ふふ、それは」クスクス 玄「松実姉妹だけの、秘密なのです」クスクス 久「あら、意地悪ねー」 玄「ふふっ。でも滅多に食べらないので――」 久「そうなの?」 玄「はい。だから……」 ,.' / / /!| ;' | __ .| | l . . .ヽ. / , ,' ! ,' ! ||i | !l_、 ヽ ̄ ト |. l . . .゙、 / ,1 ,'. | レ|´l|ヽ ゙、 ヽ_\l\! !. | . |. l ,' / ! l ! | リニ、 \!イ斥"寸、! ! ヽ! . !. .! { | | l | i 斥寸 弋しソノ| | ヽ| | . .| ヾ ! | 抖乂ソ `"" ! !=、l. .|. . ! | ! l ! " , /////| | |! .! . l |λ l l/// | | ,ィ. | . .! jt | |l _ っ ! j´ | | . .! / | ゙ | ヽ/ノ .ィ. ,' ,'. / | . .| ,'/l | ゙ y' ,ィl>... _ .. ´ l / / / ! ハ lj ヾ、 ∨/ ! | } //| /´ ノ .ヽ ,' ´-ヽ . | | " У _ - "´ `ヽ . .゙、 l -テ! ,' _ノ / / \ ハ /| l´/ニ__ / ,' ヽ∧ ,' ! !' ` ,.' | ,'. . ヘ l. ノ ∧ / ;ィ / . . . \ 玄「食べられる内に、沢山食べておかないと――♪」クスクス 宥「うんっ♪」 第二十一章【何これチン百景! 阿チン賀のドラゴンロード!】 チンッ!!!
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咲「えへへ。私で大成功だったから、次はお姉ちゃんの番だね」 照「いいの?」 咲「うん! 京ちゃんは私達二人のものだから」 照「ありがとう……咲」ギュッ 咲「それじゃあ、あのサイトを参考にしよう!」 照「うん。続きは……」 【合コンで男を落とす6つのテクニック / 泥酔おもらし女子で高レベルな恋愛を】 1. 太モモを触らせる 2. 男性の手を握ってニギニギ 3. 男性に指酒を飲ませる 4. 八方美人は嫌われる / 複数に嫌われてもひとりの男をゲットせよ 5. お弁当女子で女子力アピール 6. 泥酔おもらし女子 咲「こ、これは!?」 . ´ ` 、 . , , ,. / ′. / , / ′. ∧ .i. | i| . | 、 i /_\ | .| | i| . | | ハ l |i | ./ ,イ '| .| _|_ il ト、 . | }/_, ∨ |i | / /' | l| .|_l |__ x、八. | \} '",,_ i´) |i | .// | 八 | 乂_弋ツ>\ |<弋ツ.ノ . ∧ リ. | ′ | \| ハ  ̄ \{  ̄´ / ∨ | |l λ , ハ | i| 込、 __ __,. ,イ ! 、 | __| |__,. ー‐ ´ ./| | ハ |-‐= ' | .l| | . /> . イ.>| | / ‐ | |l 八 |. ′ / | /| /_ '} 八 / \ | |-- 、 --/ . | / | / \| ト-========イ }' .ノ' 照「まさに、私にふさわしい女子力アピール……」ニヤリ 咲「(あの日、京ちゃんとファミレスデートしてからというもの)」 京太郎「さ、咲! お腹空いてないか?」 咲「う、ううん。大丈夫」 京太郎「そっか。何かあったらすぐ言えよ」ビクビク 咲「えへへっ。ありがとうっ!」 京太郎「……」ブルブル 咲「(京ちゃんがすっごく優しくなった。これも全部、あのサイトのお陰だね!)」 【女子力を上げる四つの心得】 咲「ありがとう、アラサー嬢さん」ニッコリ 宮永家 照「そう、よかった」ヨシヨシ 咲「えへへ。私で大成功だったから、次はお姉ちゃんの番だね」 照「いいの?」 咲「うん! 京ちゃんは私達二人のものだから」 照「ありがとう……咲」ギュッ 咲「それじゃあ、あのサイトを参考にしよう!」 照「うん。続きは……」 【合コンで男を落とす6つのテクニック】 1. 太モモを触らせる 2. 男性の手を握ってニギニギ 3. 男性に指酒を飲ませる 4. 八方美人は嫌われる / 複数に嫌われてもひとりの男をゲットせよ 5. お弁当女子で女子力アピール 6. 泥酔おもらし女子 咲「こ、これは!?」 照「まさに、私にふさわしい女子力アピール……」ニヤリ 咲「でも、私達合コンなんてできないよ?」 照「私にいい考えがある」 咲「本当?」 照「うん。後は……」ピッポッパ 咲「電話?」 照「応援を呼ぶ」 第二章 モテル反撃!犯される女子力! ファミレス 京太郎「……(ここは、咲がおかしくなったあのファミレスだ)」 カランカラーン 淡「うぁー! すっずしぃー!」 菫「ふぅ。長野は遠いな」 照「……あ、京ちゃん」 京太郎「照さん! それに、大星と弘世さんも!」 照「……(やっぱり間近で見るとカッコイイ)」ニヤ 京太郎「(今日、照さんを長野に呼んだのは他でもない。咲のことで話があったからだ)」 淡「長野旅行だー! いぇーい!」 菫「はしゃぐな淡。迷惑だろう」 淡「ぶぅー」 京太郎「(なのになんでこの二人が着いてきてるんだろう)」 照「(これで人数は四人。合コンの条件は満たしている)」ニヤリ 菫「席順はどうする? 須賀君の横に私でもいいか?」 淡「はいはーい! 私が座るー!」バッ 京太郎「おわっ!? なんだよ急に!?」 淡「いいじゃんいいじゃん! 金髪仲間だー! いぇーい!」 京太郎「テンション高いな、ほんと」クスッ 照「……」ゴゴゴゴゴ 菫「(照の顔が虎眼先生みたいになってるな)」 照「(落ち着いて。所詮、淡は人数合わせ。私の女子力で蹴散らすのみ)」 淡「何たのもっかなー?」ワクワク 照「(まずは落ち着くことが大事)」スゥーハー コソコソ 照「!(あれは!?)」 店員?「(頑張って、お姉ちゃん!)」カンペ 照「(咲! ありがとう……頑張るから!)」グッ 淡「オススメあるー?」 京太郎「オムライスがうまいらしいぞ」 淡「えー? 私、オムライス食べられない!」 京太郎「なんで?」 淡「だって卵がかわいそうじゃん!」 京太郎「おいおい……お前まで変なこと言うのか」 淡「あははっ! うそうっそー! オムライス大好き!」ケラケラ 京太郎「(可愛いなコイツ)」 照「(まずい! 淡に先んじられないように!)」メラメラ 【合コンで男を落とす6つのテクニック】 原文ママ 合コンでステキな男性を見つけたとします。 あなたは、その男性を絶対に落としたいと思っているとします。 でも、思っているだけじゃ落とすことはできません。 徹底的に女性の魅力を武器として男性を落としましょう。 合コンに来ている男性のほとんどは性欲を発散できずに困っているので、 女性の魅力を徹底的に利用すれば高確率で男を落とすことが可能なのです。 静かにひとりで飲んでいる男がいても、単なるムッツリスケベなだけで内面はドスケベです。 男性は性欲のかたまりと思って間違いありません。女性の武器を使って落としましょう。 結局、性的アピールが強い女性が勝者となります。 照「(つまり、この完璧な体で京ちゃんを篭絡する!)」 淡「ヒヨコが可哀想~♪ でも美味しいから食べるぅ~♪」 菫「なんでそんなに機嫌がいいんだ?」 淡「ん~? えへへ、なんでかなぁ~?」チラッ 京太郎「? なんだ?」 淡「んふふー、なんだろうね?」クスクス 照「きょ、京ちゃん!!」ガタッ 京太郎「はい? なんですか?」 1. 太モモを触らせる 照「(恥ずかしいけど、負けていられない!)」 京太郎「?」 照「わ、私」ワナワナ 京太郎「どうかしたんですか?」 照「乾燥肌で困っているんですよ~><」 京太郎「……え」 菫「ぶふぉっ!?」ミズブシャー 淡「わぁっ!? 冷たいっ!?」 京太郎「か、感想肌?」 照「触ればわかるよカサカサ~(涙)」ガシッ 京太郎「へ? テーブルの下から俺の手を……?」 照「(このまま太ももを触って貰う!!)」ギラギラ ガバッ 照「どう~? カサカサでしょ~?」 京太郎「(え? 何が起こってんのこれ? 俺の手が……照さんのスカートの中に!?)」 照「(ひゃんっ……京ちゃんの手あったかい……)」ドキドキ 菫「」 淡「うわーびしょびっしょ」 京太郎「て、照さん!? な、ななななっ!?」バッ 照「あっ……(手を離されちゃった。でも、次はこっちが京ちゃんを)」グッ バッ 照「次は京ちゃんの肌をチェックしたいなぁ~?」 京太郎「うぇ!?」 照「(狙うは足!! でも、京ちゃんはズボンだから!)」ガサゴソ 京太郎「ちょ、ちょっと!? テーブルに頭突っ込んでなにしてるんですか!?」 照「じっとしててねぇ~♪」カチャカチャ 京太郎「ちょ!? 何してんすか!? ズボンを脱がさないでください!」ジタバタ 照「(一気に脱がすっ!!)」ギュルギュルギュルギュル! 京太郎「いやぁぁぁぁっ!」スッポォーン 菫「須賀のズボンが弾けとんだ!?」 淡「可愛いトラパン履いてるじゃん」 店員?「……」カシャッ カシャカシャカシャカシャ! 京太郎「(いきなりスカートの中に手を突っ込まされたかと思えば、今度はズボンを脱がされた)」ガビーン 照「(うまくいった。次は……!)」 京太郎「照さん! 何を!?」 照「すっごいスベスベ~♪」サワサワサワ 京太郎「ほわぁっ!?」 照「(このまま京ちゃんを触り続ける)」 1. 太モモを触らせる あなた自身のほうから男性に太モモを触らせましょう。 必然的に太モモが露出したスカートをはいていくことになります。 できれば生足がベストです。 「乾燥肌で困っているんですよ~>< 触ればわかるよカサカサ~(涙)」 という話題で自然に太モモを触らせ、男性を興奮させます。 男性はプライドの塊なので興奮しているようすを見せませんが、 心の中ではドキドキしているはずです。 どっちの太モモが乾燥しているかで対決する方向に流し、 男性の太モモも触ってあげると落とせる確率がグンとアップします。 男性の生足を出させるのは衣服の構造上難しいので、足首とかでもかまいません。 たとえ男性の足が乾燥していたとしても「すっごいスベスベ~♪」と言って、 ずっとそのまま足に手を置いておきましょう。 照「(あ、これいい。京ちゃんの肌に触るのイイ)」サワサワサワ 京太郎「く、くすぐったいですって!」 淡「いいなー! 私もやるー!」 京太郎「?!」 照「(まずい! このままじゃ淡が!?)」 店員?「(ここはフォローを!!)」ダッ 京太郎「ちょ、お前もかよ!?」 淡「よいではないかー、よいではないかー♪」ワキワキ 店員?「お客様ー! おしぼりお持ちしましたー!」バシィン 淡「ふげらっ!?」 菫「店員が淡の顔面におしぼりを叩きつけた!?」ガーン! 照「(咲!! ありがとう!!!)」 淡「あつっ! あつつつっ!」バタバタ 京太郎「だ、大丈夫か?」 淡「あ、でもさっき濡れたからちょうどいいや」ノヘヘーン 菫「そういう問題か?」 照「(咲のアシストのおかげで淡の介入を防げた)」サッ 京太郎「(あ、戻った)」 照「(この調子で次の作戦に進む)」グッ 2. 男性の手を握ってニギニギ 照「淡。ちょっと席を替わって」 淡「ほへ? なんで?」 照「なんでもいいから」 淡「はーい! ここだと須賀の顔見づらいし、正面の方がいいもんねー」 菫「たくっ、一度立ち上がるハメになる私の立場にもだな」 照「座るね、京ちゃん」 京太郎「あ、はい。(さっきのはなんだったんだ?)」ズボンハキハキ 淡「ほー、中々男前じゃん。前田くん!」 京太郎「前田くんなんていねぇよ。でも、あんがとな」 淡「えっへへ」ニカッ 照「(いけない。淡から気をそらさないと!)」 サワッ 京太郎「!?(照さんの手が!?)」 照「あ、ごめんね」 京太郎「い、いえ」 照「私、冷え性だから暖かいの好き」ギュッ 京太郎「っ」ドキッ 店員?「(いい! いいよお姉ちゃん!)」 照「(……でも、緊張しすぎちゃって手汗をかかないなぁ)」チラッ 京太郎「(て、照さんの手……)」 照「(よしっ)」スッ 菫「照?」 照「かーっぺっ!」ペチャッ ※手のひらに唾を吐きました 京太郎「!?」 淡「!?」 菫「!?」 照「……」ベチョッ ニギニギ 京太郎「」 照「京ちゃんの手あったかぁ~い」ニギニギ 京太郎「あ、え?」ネチョー 店員?「(凄いよ! お姉ちゃん凄すぎるよ!!!)」ムハー 2. 男性の手を握ってニギニギ これは掘りごたつや座敷のときに使えるテクニックです。 狙っている男性の横に移動して座ったとき、偶然手が重なったかのように男性の手に自分の手をかぶせます。 あなたは男性に謝りつつも、「私冷え性だから温かいの好き」と言って、 重ねた手にもっと力を入れてニギニギしましょう。 男性はカッコつけて動じないふりをすると思いますが、内心は大興奮です。 あなたが手汗をかいていればモアベター。 男性は女性の汗に性的な興奮を覚えますから、手汗がついた手で触れると興奮してくれます。 手汗がかいてないときは唾液で濡らしておくと良いでしょう。 京太郎「……」 淡「テル? 頭でも打った?」 照「私は至って平常。何もおかしくない」 菫「(胃が痛くなってきた)」ズキズキ 京太郎「あ、あはは……(あれ? もしかして照さんも……)」 照「(京ちゃんが笑ってくれてる! やっぱりこのテクは役に立つ!)」ニヤニヤ 店員?「(さぁお姉ちゃん! 次の実践だよ!)」 3. 男性に指酒を飲ませる 照「(まだ未成年だからお酒は無理。ここは……)」 店員?「お飲み物のサービスです」サッ 京太郎「へ? サービス?」 店員?「ソウデース」 京太郎「ていうか、なんか咲に似てるよーな?」 店員?「失礼します!」ダダダッ 淡「やったー! コーラだー!」 菫「いい店だな。騒いでいる客にサービスとは」 照「(ナイスアシスト! さすがは私の妹!)」 京太郎「まぁいっか。じゃあ、折角だし頂きましょう」 淡「美味しー♪」ゴクゴク 京太郎「コーラなんてどう飲んでも一緒だろ」 照「!!!」ガタッ 京太郎「な、なんですか!?」ビクッ 照「お、美味しい飲み方を知ってる」 菫「なに? コーラのか?」 照「……//」コクッ 淡「え? 知りたい知りたーい!」 京太郎「コーラの美味しい飲み方かぁ」 菫「どうするんだ?」 照「え、えっと。まずは……指を、コーラに突っ込むッッッ!!」ボシャッ シュワァァァッ 淡「~~~~~~ッッッ!!!?!???」 京太郎「(すっげー泡立ってる)」 菫「照!? 貴様ッ!!! コーラの炭酸を抜くなどとっ!!」 淡「上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!!!」 京太郎「(なんでこれくらいでキレてんだこの人達)」 照「まだこれから。慌てるような時間じゃない」サッ 京太郎「抜いた指をどうするんですか?」 照「こうする」スッ パクッ 京太郎「!?」 照「んぅっ……じゅるっ、んずぅぅっ……れろぉ、んちゅっ、ちゅるるっ」ジュボジュボ 京太郎「な、何を!?」」 照「(もっと激しく!) じゅるるるるっ! ずぼぉぼぼぼっ!)」ジュボジュルル 菫「(照がひょっとこ顔になってる)」 淡「」 店員?「せくしー! えろいっ!!」ムハー 京太郎「あ、ぅぁ」パクパク 照「(凄く驚いてる。このタイミングがチャンス!)」チュポン 京太郎「な……なんですか……今の?」 照「指コーラって言うんだよ」 淡「(炭酸抜きコーラじゃないんだ。エネルギー効率とかじゃないんだ)」ブツブツ 菫「(もはやツッこむことすら億劫だ)」 京太郎「そ、そうですか」 照「……」ジャブジャブ シュワー 京太郎「(またやってるし)」 照「しゃぶってみ♪」スッ 京太郎「え?」 照「しゃぶってみ♪」ズイッ 京太郎「ほわぁっ!?」ビクッ 照「美味しいよ」ニコニコ 京太郎「い、いえ! いいです! ご遠慮します!!」 照「……(京ちゃんはしゃぶりたいけど、恥ずかしがってる。なら)」ギュルギュルギュルギュル 京太郎「ひぃぃい!?」 照「(無理やりねじ込む!!!!!)」ズボォォォッ 京太郎「おべぇもがぁぁぁぁっ!?」グリグリグリグリ 照「どう? 美味しい?」ニコニコ 京太郎「うべぇぇぇっ!?(口の中がぁぁぁ!?)」ジタバタ 照「うめぇ? えへへっ、ありがとう♪」 店員?「(あれ、今度私もやろう)」 3. 男性に指酒を飲ませる できるだけ濃いお酒をストレートで注文しましょう。ロックでもかまいません。 とにかく原液が濃いお酒を注文して、指を突っ込んで付着したお酒をしゃぶるように飲みましょう。 男性はあなたの飲み方を見て驚くと思いますが、それがポイントなのです。 「指酒(ゆびざけ)っていうんだよ」 と言って、あなたが落としたい男性に指を差し出して「しゃぶってみ♪」と言いましょう。 男はだいたいがドスケベなので、あなたの指をしゃぶってくれるはずです。 嫌がるそぶりを見せたとしても、それは建前。本心はしゃぶりたくてたまらないはずなのです。 美味しいかどうか聞いて「美味しい」と言ってくれたら、その男性をお持ち帰りできると思っていいでしょう。 _,.... ― ... ,.. '´ \ ___ / \ / ヽ  ̄`/ // . / . . . . . . . . . . . ヽ \ ,..-‐=、_/ / i . / . /ハ |. .| . . . .. i f/ _ i | ;!. .|.ハ .ハ | | !、 !、 | | |. i { / -i | {^| . |,ィ≧y. リ |;ヒト、 | . ! ..i _..;;=≠'"´ ー| | 、ヘ |弋ン... ..ぞソ/iハノ\! <ハーイ 京ちゃーん /'" ゝi、 ヽ _ _゙ / `ヽ、 //\ i、 ` ....、__,..ィ' \、 // /゙ ー-L \// / ー-、_ \ / \/ \ / >ー-、___,.// 、 / _,...-≠ .. ノ{ i ヽ\/ ,ィ' ` ..、 / / ゙、 ヽ 丶  ̄ \ \ / ... / | i 丶 \_ \ r{\ . . { } |ヽ i ` 、_. \ / \ィー-ァ--‐イコ〕 / / } i ` .、 ヽー-、 /  ̄ ̄ ̄Y´ | <_; -‐' | | ` 、__゙、 / メ -‐へ、 i i ――― 、 /;';';';';/ ______/\;';';';';';';';';' \ /;';';';';/ /;';';';';';';';';';';';' ;' ;';';';';';\;';';';';';';';';';';';';';/;';';';';/ /;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 、 /;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'; / \ {;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';/ ,. /;';';';';';';';';';';';';';';';';';';'/ ′ /;';';';';';';';';';';';';';';';';';' / / , /;';';';';';';';';';';';';';';';' ;' / / / / / ′. /;';';';' ;'; \;';';';';';' ;' / ′ / / / l| l| |. /;';';';'; \;';';';\;';';';';/ l ′ /l/l | l| l| l| l| | これがねー♪ /;';';';';、;' ;' \;';';';\./ //l / ,/ l | l| l| l| l| |. {、;' \;' \;';';';\ ; / / .′ /l / l | l| l| l| l| 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ‐- . . .__ }_\;' \;' \;' ;' // i | ∧j/\ l ト、 /}/}/| l| | . // \;' \;' \/ | l/ ∧芹≧x八 | | / _____」L リ┐ |. . . .|. ((// -‐ァ\;' \/. | V)炒`. \{‐ァ'≦芹トリ /}/} ∧{. . . .|. (// // }; ; lリ l / l圦 ....V)炒 //__,ノ / { .|. (/ (/ }彡'. |/l ll 、 ' / / / | l l|/ \ _ /}___/ | 八 l| \ ` ≦/ ̄ ̄ ‐- | \{  ̄ ∠___. .‐- | /. . .\ ‐- | ┌―┴― \ \ | _ノ. . \ \ | _/___ \ \___ノ / _ _ . \ ∨ {/  ̄\ \ , . . . ... __, ‐---‐-、 . . . . . . . . . f´ , | . . . . . . . . i ! | | |ヽ . . . . . . . . . . └-L_ ! | ,ィ ハ . . . . . . T`'"´ し′! . . . . ゙、. . . . . . . . . ! . . . i . . . . . _;.-┴┐ | // ,!-、_ // . . . . _/ ....| 〈 // ./ . . . .| ヽ / \ Y . . . . . / i 指コーラってー♪ !、_! . . / \ . . . . .゙、 // ヽ . . . . . .. i / __,ゝ, _,,..-‐''""´ ̄ ̄``゙ ゙ヽ .. . . i / / / \ _,....-‐''"_,..-‐_''"´ ̄ ̄ ̄二二二\ . . . . . .i / / / -=、-ァ''" . . . . / ノ)‐''"- . . . . . . . . . . ヽ ..... V // / / . . . . . . . . ! /_;/ . . . _;. .-― . . . ゙、 .... ノ'′/ / / . / . . . /'"//ィ彡 ._. -―-、_ . . . . . .. i .......... / / // / .// . . / ''"´∠ X;エ二._. . . . |................ / /!.// _.イ;/-i . ./ / i. (三}'} ナー-、`. . . . | / / | i .{ ,.ィ´ | |/ / . . _//_,. -― . . . | / \ | | |. | / i j i r.、 . -‐;i二7.;. . . .. . . / ( ヽ ! 、| .! / 、 、 | | ∠..-‐/ . . ./ . . / ヽー-、 .、 ヽ{ i. |./ \__,.、-‐ー、._ └' '、=∋メ'"..-‐'"; ‐/ \ `ー-..、_ / `ー-、_ \ 、V _,...-‐''"´ ` ー---――∠ . _;. -イ / \ \ ;イ \ (_!-rf'"´ //7 .;.ィ. . . . . . . /. . . / / \ メ| i、イ \、-、ー-、_ _, =ヒ ∠ノ / . . . ./ / / / ____\ \ { \ __> .. \ . \ }\ <言うんだよー♪ \ ... \ . \ \ , , /\ \ .. \ l \ \ \ヽ/⌒7 ′ ′ , | li\ / -‐/ ̄ ̄ ̄/ ̄\ \} }\ \ } ∨ / ∧ , ′ /{ }\ | \ l| \ / / / / y'⌒ヽ\人 /\ \_}/ ,/ ̄ / ∧ ∨,√| \_} \__} \ _ -‐ / -‐ / /../ / ̄ ̄ ̄\ ∨ } ′/ ∧ | ∨ l| }i-‐ // { ,.../ { \ | | | / i| | l ll| |li、 / \/l l...| | ∨ | | | ii| i| 丶 ,′ >‐- 八 ll...| |___ | l| | |l ill| | l ll| |lli ii| i| \ | -‐ {. . ト---≠ ┴ァ‐- {/ ̄ ‐- __| l| | |li ii| \ | ∨∧\{/∨ / f´}/) -=ニ | |lli illl| | l iii|\ \ | _∨∧彡クj //)-} /ヽ.  ̄} |llli illll| | l ll| |lli ll| i|. . . \_____|______/. . . /i⌒}/,〈 ´~ (/ 〉 , |lllli illlll| | l ll| ii|lli ii| ll|| i|、. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . / / \ \ `~´{_ ′ lll|い√ ̄} | ∧ l「` -=i|ll| ii| ill| /. \. . . . . . . . . . . . . . . . < ̄ ̄ _/. . . /l__//>-- \ , l| )ノ l| |,/ l i リ^i\ } /^}/}  ̄\. . . . . . . . . . . . .`ー‐‐. . . . . /,/ ̄ ̄\ト、 } \ ′リ l| |′ l | \从,/ | / \. . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ ,/  ̄ `ー- _〉 リリ リ′ }′. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | '′. |. | | 〈/〉-‐=ニ二ニ=-- _,,| ∧ }ニ=-  ̄ ̄ ̄ -=ニ=- _〉 〈 }  ̄「\ 照「美味しいでしょー♪」ギュルギュル 京太郎「がばっばばばばばっ!?」 照「えへへ」チュポン 京太郎「げほっげほげほっ!!」ウルウル 照「(涙目になるほど嬉しかったんだ。えへへ、可愛いなぁ)」 菫「(須賀……可哀想に。でも、泣き顔可愛いな)」 淡「大丈夫? はい、おしぼり」 京太郎「さ、さんきゅー……」 淡「ちょっとテル! 須賀が可哀想じゃん!」 照「(これだからお子様の淡は、何もわかってない)」ヤレヤレ 京太郎「(大星ってイイ奴だな)」 照「(計画を次のステップへ)」フフフ 4. 八方美人は嫌われる / 複数に嫌われてもひとりの男をゲットせよ 菫「私もどうかと思うぞ、照」 照「……は?」 菫「え?」ビクッ 照「……チッ、ッセェナ」ボソッ 菫「え? えぇっ!?」オロオロ 京太郎「あ、あの?(なんか照さんが急に怖い顔に)」ビクビク 照「うんっ♪ なぁにぃ? 京ちゃんっ★」キャルゥン 淡「!?」 菫「!?」 店員?「(可愛いよお姉ちゃん!!!)」 京太郎「(なにこれ)」 淡「ちょっとテルー! 今の何?」 照「あ?」ギロッ 淡「ひっ!?」ビクビク 京太郎「(マジでナニコレ)」 菫「お、おい照! 私達はお前について来てやってるというのに! なんだ今の態度は!」 照「(そろそろいいかな)」 菫「おい! ちゃんと話を聞け!!」ドンッ 京太郎「あ、あの? 照さん……」 菫「て……」 照「なんかぁこの人ストーカー臭せぇーんですけどぉ~」 菫「る……?」 京太郎「!?」 淡「!?」 菫「い、今なんて……?」ワナワナ 照「容疑者予備軍マジウケルんですけどぉ~(笑)」 ,. '" ,. 、\ ,. -‐ 、 / / ` ´` \ / \ヽ ,.' ' / i ! ヾ / ' l / ,'./ l. !| ! ゙ l ' / .l / // 'l l ! l ! !l. ' .' l/ ー '-―_-' リ└- _!,!_ ! ! ' l l イ~~~下 ,.二、、ー,、/l! l l .l l ヽ ノ 'i リ ヽ.! l. l | ! l! ` " l l l l ー- _! , l l.!. l ! | ト、 |! l l ! .l.ヽ , ― 、 ,. | ` ┘ l ! !.l 丶 ⌒ .イ ! ! l l ! .! < .!. l l ! ゙、 i ` ´ ! l l ! ヽ 、 .! ! ! l /ヽ. ヽ \ l、 ! l l./ 、 丶 ヽ. \ヽ` 、 l ,.' 丶ヽ ヽ \_.ヽ、 ノ. l ヽ\ \ ヽ ヽ\ 、 l \ 丶 \ヽ ヽ. l i ヽヽ. \、. ヽ . l / l ヽ ヽ ヽ.\. ヽ lヽ. / l,' ` ヽ. ヽ \ ゙ ! ! 菫「」 京太郎「な、ななっ?!」 照「ハァ~チョーウザ~。私は京ちゃん一筋だしぃ~?」 菫「て、照……貴様、貴様ぁぁぁぁっ!!!!」ガタァーン!! 淡「わ、わわぁっ!? 落ち着いて! ね、ね!!」ガシッ 照「ウザッ(笑)」クスクス 菫「ああああああああああああっ!!!」 菫「もう我慢の限界だ!! 覚悟しろ!!!」バンバン 淡「喧嘩はダメだってばー!!」ガシッ 京太郎「お、落ち着いてください! ね! ね!」 菫「ぐぎぎぎぎががががっ!!!」 照「や~ん、怖い~♪」ダキッ 菫「っらぁぁぁぁ!!!」 店員?「(さすがお姉ちゃん。親友とも言える弘世さんを犠牲にしてまで)」ホロリ 4. 八方美人は嫌われる / 複数に嫌われてもひとりの男をゲットせよ 女性が合コンでミスを犯しやすいのが「八方美人」です。 合コンでは決して八方美人になってはいけません。 合コンが始まってから10分くらいは静かに目立たないようにし、じっくりとターゲットを決めます。 ターゲットを決めたら、その男性にだけ徹底的にアプローチをして、 他の男性たちに対しては冷たいと思われるくらいツンとしていいでしょう。 「何で俺だけに優しいんだ?」と思わせるのです。 ターゲット以外の男性がしつこく話しかけてきたら、ターゲットの男性に 「なんかぁこの人ストーカー臭せぇーんですけどぉ~容疑者予備軍マジウケルんですけどぉ~(笑)」と言いましょう。 周囲にも聞こえるように言うことで、周囲の人たちも「ああ、この子はA君だけを狙ってるんだな」と思ってくれるでしょう。 周囲の反応が気になる? だからあなたは八方美人なんですよ。あなたは何のために合コンに来ているのですか。 1匹も得ずに帰るのですか。そんな漁師いらないですよ。 ターゲット以外の男に嫌われてもいいじゃないですか。 照「(これで京ちゃんは私が一途だと分かったハズ)」ニヤニヤ 菫「何をニヤニヤしてるんだ!!! こっちを見ろ!!」 照「ぷっ(笑)」 菫「ああああああああっ!!!」 京太郎「弘世さん!!」ギュッ 菫「あっ」トクン 京太郎「気持ちはわかります。でも、争いは何も生みません」ジッ 菫「ぅ……ぁっ、そう、だな……」ヘナヘナ 淡「はぁー、疲れたー」 京太郎「大星もありがとな」ナデナデ 淡「!! うん、えへ、えへへっ!」 京太郎「そろそろ本題に入りましょうよ」 菫「あ、ああ。そうだな」ドキドキ 淡「本題って何ー?」 京太郎「それは、咲のことなんだけ……」 照「(まだテクは終了していない!)サッ 5. お弁当女子で女子力アピール 照「ねぇねぇ、京ちゃん! これを見て!!」バッ 京太郎「……はい」ナミダメ 淡「(むー、須賀が可哀想)」ムスッ 菫「なんだそのノートは?」 照「……」シラー 菫「頼む、須賀」ビキビキビキ 京太郎「あ、はい。なんですかこれ?」 照「明日作るお弁当の絵、毎日描いてるんだ私♪」パラパラ 菫「(初耳だ)」 淡「(いつも学食じゃん)」 京太郎「へぇ、それは凄いですね。見せてもらっていいですか?」 照「うんっ!」 京太郎「どれど……」 ________________ |\ ∥ /| | ( ̄肉)_/ ̄V ̄ヽ_.∥_____∠ | | ( ̄肉) | 手| 手 | ∥ i\チーズ| | | |`ー´ | 羽| 羽|.∥-ー、\.\ /l | | |( ̄肉) | 先| 先|∥ ハム ) \l/l .| | | `ー´ ヾ」^ヽノ∥ヽ_ノ |__| |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∥ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ./| | ┌/⌒⌒⌒⌒ヽ.∥ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | ( ( ヾ )∥ l⌒l| | | |\ 飯 /∥ / ̄| .|| | | | ヽ ) ノ∥ く`ヽ、゙i.肉ヽ ) | | | ヘ ノ |∥ .\ \ゝ | | | | | `ー^ー'∥ `ヽノ  ̄Ⅵ | .  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 京太郎「(壊滅的に絵心がねぇぇぇぇっ!!!!!)」ガァーン 照「美味しそうでしょ? 彼氏が出来たら毎日作ってあげるんだぁ♪」 京太郎「あ、はい……それはいいですね」 照「!!!」ドキドキーン 淡「豚の餌じゃん」 菫「同感だな」 京太郎「か、彼氏さんは幸せだと思いますよ。多分」 照「そ、そう思う?」パァァ 京太郎「……ハイ」 照「そっかぁ、幸せかぁ」ニヤニヤ 淡「……」 照「でもハダカでエプロンは絶対にしないよっ><」 京太郎「え? 別にそんなこと言って……」 照「彼氏の家に泊まったら彼氏のトランクスはいてお弁当作るの♪」 京太郎「は?」 . ´ ` 、 イ / / . ニlニ / ,イ ∧ | / / | l / | |! | | , イ  ̄ ̄ ̄| N /__ | ト、__| | | ′ i| | ∨ 八 ト、 | N リ |l |. 八 { l ____ ` \| ___|/ | 八 |l / リ \N '~⌒`` ´⌒``〕/ ;__ 八. / / ハ """" ' """" '// / 〔、 、 . / __ 圦 lヽ r ┐ // / /) \ / l l\\ | .! ノ . '_/ 厶 "/ ト、 ヽ .' |八 \\__| .!> __ . イ´ 、__フ‐ ヽ. | \ |. .′ V.rヽ _|___ | /_〔 ̄ | V 〕 //.へ`ー- .、Υ 八 l | |{/´ ̄〕 !、___/ヽ /' \. 八 '′ l / ∧ 〈 、 \ / \ .'. / /_ ∨´ \ / -‐== / ∧ / / _ ./⌒ヽ. \............./ =- V / -‐=' ._ ∨ヽ__/ Υ⌒/ .′. 〔二〕´ ._ V´/ |ニ/ ∧〔\ 八 ∨ |_V .! / N' \ 个 、_/ 照「ハダカでトランクスなのっ♪」キャピキャピ 京太郎「」 菫「コイツ頭おかしい」 淡「……テルー」ボソッ 照「京ちゃんもお弁当食べたい?」ニヤニヤ 京太郎「あ、あはは……じゃあ、いつか機会があれば」 照「いつか作ってあげます~ぅ」キャハッ 5. お弁当女子で女子力アピール かわいい女子っぽいメモ帳にお弁当のイラストをたくさん描いて、落としたい男性に見せましょう。 「明日作るお弁当の絵、毎日描いてるの私」と言えば、男はだいたい落とせます。 「彼氏ができたら毎日作ってあげるんだぁ♪」と言うとポイントがさらにアップします。 「でもハダカでエプロンは絶対にしないよっ><」 「彼氏の家に泊まったら彼氏のトランクスはいてお弁当作るの♪ ハダカでトランクスなのっ♪」 と言えば最高です。 家庭的でありながら、エロティックな女性に男性は弱いのです。 エロいだけでなく弁当も作れる女子の女子力はかなりのものです。 できるだけかわいい感じの色鉛筆を使ったお弁当のイラストがいいと思います。 実際にお弁当を作っていなかったとしても、嘘でもいいのでやりましょう。 付き合ってからお弁当を作るように言われても、無理して作る必要はありません。 「またいつか作ってあげます~う」や「そんなこと言ってないよぅ、ぐすん」 「ほかの女が言ってたんじゃないの~? ぷんぷーん」 と甘え口調で言っておけば男性は突っ込まないでしょう。 店員?「(やっぱりお姉ちゃんは凄い!!)」 淡「(私のせいなのかな? 私がテルを……)」グスッ 菫「(私か? 私がいけないのか……?)」 京太郎「(咲に続いて照さんまで……)」 ズゥーン 照「(かなり場が温まってきた。やるとすれば、今しかない!)」 店員?「(やるつもりだね、お姉ちゃん! 遂にアレを!!)」 照「(今回の切り札!! それは!!)」 6. 泥酔おもらし女子 照「(もちろん酔っ払うことは出来ない。でも、こう考えるべき)」 店員?「(酔っ払うことを利用したテクなら、逆に酔っ払わないことで)」 照「(より迫真になるハズ!!!)」キラーン ※なりません 京太郎「(なんだ、悪寒が……)」ゾクッ 照「……あー、トイレ行きたいなぁ」ボソッ 京太郎「え?」 照「でも、場所が分からないなぁ」 京太郎「え、えっとあっちの……」 照「分かんなぁい、あぁ、漏れちゃうかもぉ!」ジタバタ 京太郎「いやだから! あっちの!」 照「「ここで出ちゃったらやあよ! やあよ!」ジタバタジタバタ!! 京太郎「」 菫「」 淡「」 店員?「(頑張って!!)」ドキドキ 京太郎「(ナニコレ? どうすればいいんだ?)」キョトン 照「トイレつれって! 出ちゃったらやあよっ!」ギュゥ 京太郎「お、俺がですか!?」 淡「えぇぇぇっ!?」 菫「ま、待て照。付き添いなら私が……」 照「やらぁ! 京ちゃんがいいのぉ! 京ちゃんじゃなきゃやらぁ!!」ジタバタ :_,. -─……─- : . ´........................................................\: :/.......................|........ト、..............................ヽ: : /....................| |...i|........| \...........|....|............:/.........../ .....|.._|_八......| \__....|............i : ̄ ̄ ̄|...|....| [ \| \|....|............|: :|...|....|┬─┬ ┬─┬ |............| |...ト..| 乂 ノ 乂 ノっ|............|: :i|...|....| |............|: ||...|..人 , _ 人.......l..| 八Λ.....> _ . <......../|/ \|\_,ノ⌒ 〈___/ ⌒ ‐-ミ ;/ ̄ | \ ∧ / / / \; / | \ ∨_/ / ハ :/ \ Χフ / /  ̄/ Τ  ̄ ',; ;\ | 〈 ∧ 〉 | / 京太郎「」 菫「て、照……」ドンビキ 照「出ちゃう、出ちゃうからぁ!」ジタバタ 京太郎「わ、分かりましたから! ね! 落ち着いて!」 照「えへへぇ……」スクッ 京太郎「じゃあ、こっちへ」 照「やあよ! やあよ! やあよっ!」バタバタ 京太郎「暴れないでください!!!」 淡「……なにあれ? 馬鹿なの?」 菫「ああ。馬鹿だ」 京太郎「ほら、ここが女子トイレですよ」 照「うぅ……やあよ! やあよ!」ブルブル 京太郎「(照さんが叫ぶから視線が痛かったな)」 照「さびしんぼやあよモードだから」 京太郎「へ?」 照「ここで待ってなきゃやあよモードだよ」ガチャッ 京太郎「……はい」 バタン 照「……万事うまくいってる」ニヤリ 京太郎「……帰りたい」 照「(ここでおしっこする必要は無い。少し待ってから……)」 ガチャッ 京太郎「え?」 照「お待たせ」 京太郎「(ちょ、今水流したか? ていうか、え? 手を洗った!?)」 照「(トイレしてないんだから、手を洗う必要は無い)」 京太郎「……」 照「ねぇねぇ、あのなかで誰が一番かわいいと思った?」 京太郎「えっ」 照「……」ジィー 京太郎「い、いきなりなんですか?」 照「答えてくれなきゃやあよ! やあよ!!」バタバタ 京太郎「わ、分かりましたから落ち着いてくださいってば!」 照「……」ピタッ 京太郎「……お、おおほ……」 ´ ` 、 / \ , `ヽ . / / . ' ' ' ', ∨ i / i | | | l | | | /. | |i | | } l | | \. | l | | | / | |i | 乂─人 ト、 | \ | ─ | | | / __| |l |,,___ ` \{ '´ } ,,N 八 |  ̄ ̄ ̄ | 八 小'庁示ミ、 '乏示庁`| / i| 八 ハj \{ 乂 ソ 乂 ソ レ'| | ヽ / | Λ ハ〕. | 丶 . / | トハ ' /‐'| | , / / | | . 込、 ,イ. . . | | ′ / / | | . . l. . ... ` ’ ... . . .i . i .| | ! ,. / i| |. . i| . i| .〕ト イ. . i. . . l . l .| | ; l | /{ ,r─‐= i| | ̄ ̄ ̄`ノ .;ト..,|. . . l . l .| | / | } /⌒ヽ 八 | ヽ 〈 `゛l . l .l 八 / | / / \ ヽ} ∨___∧ | / .,) }' /′ \ ,_ ` ._ ,}′ 、 // 、\ ,_ } / λ 京太郎「照さんです」キリッ 照「んへへへへっ! 京ちゃぁんっ!」ダキッ コソコソ 店員?「(あと一歩だよお姉ちゃん!)」 京太郎「じゃ、じゃあ戻りますか」 照「……うん」ドキドキ 京太郎「(とても咲のことを相談できるレベルじゃない。また今度にしよう)」 照「(ここで、最後……!)」ドキドキ 京太郎「……照さん、今日は……」 照「アファーッ!!!!」ピタッ 京太郎「!?」ビクッ 照「(この日の為に貯めた、尿! それを全て!!!!)」スッ チョロッ チョロロロロロッ ※咲世界の女性はみんなノーパンだということを念頭においてください ジョバババババッ!!!!! 京太郎「!?!?!?!?」 照「アッファ~~ン! やあよ……やあよゆうたのに」ダババババッ 京太郎「?!!?!?」ビシャビシャッ 照「やあよぉ……止まらんよぉ」ビジョバババババッ 京太郎「……」ポタポタ 照「やあよもー!」ポチャポチャッ 京太郎「……」ビショヌレ 照「やあよもー! こんなんじゃ、みんなのところに行けないよぉアッファ~~ン(涙)」シクシク 京太郎「……」 照「え~ん(涙) 恥ずかしいから帰りたいよぉ」グスグス 京太郎「……え、あ、はい」 店員?「(お姉ちゃん、あんなにたくさん……凄い!!)」 照「やあよぉ! やらやらぁ! おうちかえるぅ」ブルブル ~~ ~~ -―――- ~ ~ ..... . `丶 / \ } } . . { { / / . . │ |\ |\ | . } } / | / | | ト- |--∨\ | { { / /| |ノ| 八 | _..斗-=ミ\| | | / | /-匕-=ミ\|\| 〃⌒゙ヾⅥ | | }  ̄ ̄ | | イ /〃⌒ヾ {{ }} }|/| | | { { | 八ハ{ {{ }} ゞ==(⌒) | / | } |/| {. ハ (⌒)=='' /// |/} | | ヽ_| /// __,ノ | }. { | 八 _.. ‐~‐-、 イ | {. } | 个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ | レヘ _≧=一ァ 〔/⌒T iT7ス / ∨\ /r ̄ ̄ ̄7____/ / ∧/ } { ∧ | / / / ∧ { } / {\/⌒)_∠__/| / ∧ / ゙T{ 二(__ `ヽ _ヽ / ∨ハ. {_ / \/ _〉. { /\ _ | ノ _) 人._ |_/|/ } } \_____,|/ /i i\  ̄ ̄`ヽ j { ∨ / /|i ハ i \ | / / i i i ハ i i i i 丶 ... ______丿 〈 i i i i/ i i i i i| | } 京太郎「……じゃあ、待っててください」 照「う、うん」 スタスタ 京太郎「あの」ビチョビチョ 菫「どうした須賀!? さっきの照の叫びは……!?」 淡「びしょ濡れじゃん! 何かあった!?」 京太郎「今日は、もう……お開きで」 菫「え?」 京太郎「お願いします……ヒグッ、じゃないとぉ……俺、おかしく、グスッ」プルプル 淡「須賀……っ! 許せない!! テル!!!」ガタッ 菫「やめろ淡。須賀の気持ちを汲んでやれ」ガシッ 淡「でもっ!! でも……こんなの、酷いよ」ブルブル 京太郎「……ごめんな」 淡「っ!」ズキッ 京太郎「じゃあ、俺。照さんを送っていくので」 菫「……頼む」 照「大成功」ホクホク 店員?「やったね! いぇーい!」 京太郎「照さん」 照「……!」 京太郎「じゃあ、タクシー呼ぶので……ホテルまで」 照「やあよ! 京ちゃんの家じゃなきゃやあよ!」バタバタ 京太郎「……ぅぅっ、わ、わかっ、ヒック、分かりましたぁ……うぁぁっ」グスッ 照「(嬉し泣きしてるっ!! やったぁ!)」パァァ 京太郎「(くそっ! 俺は、俺はまた救えなかったのかよっ!!!!)」ポロポロ 照「……えへ、えへへっ」 京太郎「照さん、俺……絶対に、見捨てたりしませんから」ギュッ 照「(プロポーズ!!)」ドキドキーン 店員?「(おめでとう! お姉ちゃん!!!)」 6. 泥酔おもらし女子 泥酔したふりをして、トイレの場所がわからないふりをしましょう。 「ここで出ちゃったらやあよ! やあよ!」と言って、周囲をあせらせます。 泥酔している設定なので、大げさにオーバーアクションしていいです。 落としたい男性に「トイレつれてって! 出ちゃったらやあよっ!」 と言い、男性にトイレに連れてってもらいましょう。手をバタバタさせながら 「やあよ! やあよ! やあよっ!」と言いながら移動すると男性はキュンとします。 トイレに入る前に、「さびしんぼやあよモードだからここで待ってなきゃやあよモードだよ」 と言い、男性にはトイレの前で待っていてもらいましょう。 男性は女性の脱糞音や放尿音をよく思いませんので、できるだけ静かに排泄しましょう。 もちろん排泄しなくてもかまいません。 1分くらいしてトイレから出たら、 「ねえねえ、あのなかで誰が一番かわいいと思った?」と言いましょう。 もちろんあなたがカワイイと言ってくるはずなので、あとはそこで雑談を進めて男性をゲットしてください。 高度なテクニックですが、トイレへの移動中におしっこを漏らすという方法もあります。 「アファーッ!」と声を出して立ち止まり、おしっこを漏らしつつ「アッファ~~ン! やあよ……やあよゆうたのに」 と言い、ヘタりましょう。男性は驚くと思いますが、ここからがミラクル展開が開幕するのです。 「やあよもー! こんなんじゃ、みんなのところに行けないよぉアッファ~~ン(涙)」 と男性に言い、恥ずかしいからこのまま帰りたいと伝えましょう。 無責任な男性でなければ、あなたをフォローして他のメンバーに 「なんかあの子気持ち悪くなちゃったみたいだから、俺、家までタクシーで送っていくわ」 という展開になります。タクシーに乗ってから「あなたの家じゃなきゃやあよ」と言い、 自分の家ではなく男性の家に行くようにしむけましょう。 そしてそのあとは……わかりますね? 男性の家には女性ものの服はないはずですから、洗濯して乾くまで、あなたは男性と甘い時間を過ごせるわけです。
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京太郎「背景に溶け込んでかなり立ったが潮時だ」 京太郎「このままこの立ち位置に居るだけじゃ世界から消されちまうな」 京太郎「いつの間にかいなくなってました、なんてシャレにならねぇし……なんとか目立たないと」 京太郎「んじゃ、何から始めますかね」 京太郎「部長、折り入って話があります」 久「んー?どうしたのそんな改まちゃって?」 京太郎「実はですね……」 久「なーに?」 京太郎「俺……俺、ハンドボールをも一回やり直そうと思って、それで……ええと」 久「……」 京太郎「麻雀部を…」 久「退部したいってワケか」 京太郎「っ!」 久「うーん、それは困るわねぇ。須賀くんは唯一の男手だし」 京太郎「俺が抜けることでみんなに迷惑がかかることは分かってます。けど」 久「けど?」 京太郎「俺、やっぱり麻雀部員なんだし雑用としてじゃなく……麻雀部員として必要とされたかったです」 京太郎「だから俺も咲が"麻雀部"で必要にされてるように、自分が本当に必要とされる場所へ行きたいんです」 久「……そっか。なら」 久「新しい道を頑張りなさい」 京太郎「……はい、お世話になりました」 久「退部届とかはこっちで出しとくわ。みんなにも私から伝えてとく………ところで」 京太郎「?」 久「次は何の部活に入るの?」 京太郎「ああ、それはハンドボールを考えてます」 久「ハンドボール……ハンドボール?」 久「って、ハンドボール部私が1年の頃に廃部になってた気がするんだけど」 京太郎「………」 久「転校でもする気?」 京太郎「………は」 久「まぁ、別に止めはしないけどね」 京太郎「え?」 久「ウチを辞めるんだから、活躍しないと許さないわよ」 京太郎「以外とすっぱり辞めれたな」 京太郎「みんなにちょっと悪いことした気もするけど……俺もやっぱり自分に向いてることしなきゃ」 京太郎「あー、やっと着いたぁぁ………!」 京太郎「新幹線に飛行機に新幹線使って来なきゃいけないって相当キツイな鹿児島……もう疲れで死にそう」 京太郎「新居についたらゆっくり……って今荷物おいたら、すぐに永水行かなきゃなんねーんだよな……はぁ」 ――――――― 京太郎(随分広い学校だな。パッと見ただけでかなり金持ち学校ってのが分かるぞ) 京太郎(えーと、職員室は……あ、ちょうどいいや。そこの人に聞こう) 京太郎「すいませーん!」 ?「?」 巴「?」 京太郎「あの、職員室ってどこかご存じでしょうか?」 巴「職員室ですか?はい、知っていますよ。よろしければ案内しましょうか?」 京太郎「本当に?是非ともお願いします!」 巴「分かりました。じゃあ、ついてきてください」 巴「……」テクテク 京太郎「……」テクテク 巴(転校生かな?それにしても……)チラッ 京太郎(この人いい尻してんなー)ポケー 巴(だらしない顔してるなぁ……) 京太郎(にへへへ)ダラー 巴「つ、着きましたよ。ここです」 京太郎「お?」 巴「それじゃ、私はこれで!」ソソクサ 京太郎「あっ……ちょっ!」 京太郎「……」 京太郎(お礼も言う間もなく行っちまったけど、何か急いでたのか?なら悪いことしたな……) ―――――――― ――――――― ―――――― 顧問「今日は須賀のデビュー戦だ。頑張って来いよ!」 京太郎「はい!!」 顧問「全校生徒で応援してるからな。しくったら大恥だぞ」 京太郎「うへぇ……」 男子A「ってことは普段会えない麻雀部の人たちもいるってことか」ボソッ 男子B「マジかよ!!神代さんにいいトコ見せるチャンスじゃねーか!」 京太郎「?」 『須賀選手、100得点目ー!!歴代得点スコアを大きく上回りましたー!!』 トメロー!! アノキンパツトメロー!! ダメデス!! トマリマセェェェン!!! 京太郎「なんだこりゃ……まだ長野の方が遣り甲斐があったぞ」 敵A「こ、このヤロ!!」ブンッ 京太郎「おっと」スカッ 敵A「!?」 京太郎「お前じゃ相手にもなんねーよ」 京太郎「俺に勝てるのは俺だけだ」 味方A「あいつ……遊んでやがる」 味方B「もうなんか相手が可哀想な気がしてきたよ俺……」 小蒔「……」 小蒔「Zzz……」 霞「あらあら、小蒔ちゃん寝ちゃってるわ。せっかく凄い試合なのに」 初美「すごいですねー!ここまで虐殺されてる試合見たの初めてですよー」 巴「いくらなんでもやりすぎじゃないですか……?あの人完全にスタンドプレーに走ってますよ」 春「………」ポリポリ ――――――――― 『試合終了ーーー!!まさに圧勝!114-19で永水の勝利ーーーー!!』 京太郎「………」 京太郎(面白くなかった……) 男子A「………」 男子B「………」 京太郎(最悪だこの空気) 京太郎(次からはもうちょっと力を抑えてやろう) トントン 京太郎「ん?」クルッ 咲「来ちゃった♪」エヘヘ 京太郎「おー咲。どうだったよ俺の試合」 咲「ほんと、びっくりしたよ!京ちゃん昔からハンドボールだけは得意だったもんね」 京太郎「だろ?でもよ………ん?」」 咲「?」 京太郎「………」 咲「どうしたの京ちゃん?」 京太郎「……」 京太郎「ハァァァァァァァァ!!?」ハァァァァァァ!? 咲「わわっ!」 京太郎「お、おまっ!?え?」 咲「びっくりしたー……もう!急におっきな声出さないでよ!」 京太郎「なんでお前がここにいるんだよ!!咲!」 咲「え?なんでって、京ちゃんを追いかけてきたんだけど」 京太郎「追いかけてくる理由は!?ホワイ!?」 咲「私、ずっと京ちゃんのファンだったから」 京太郎「……ファン?」 咲「うん。中学の時ね、ずっとおっかけやってたんだよ私」 京太郎「マ、マジか……気づかなかった」 咲「だから、もう一度京ちゃんのハンドボール見れるって聞いたら……居てもたってもいられなくなっちゃって」 京太郎「麻雀部はどうしたんだよ?」 咲「……辞めてきた、よ」 京太郎「辞めてきたって、和や優希は何か言ってなかったのか?」 咲「最初はすごく反対されたよ。でも、最終的には分かってくれた」 京太郎「麻雀部には俺はともかくお前は必要だろ!なんでそんなこと……!」 咲「元々京ちゃんが無理やり入れたんでしょーもう」 咲「それに黙って麻雀部辞めて、転校までしちゃった人に言われたくないかな」 京太郎「うっ」 咲「それはとにかく……これからもよろしくね京ちゃん!ずっと試合見てるから」 京太郎(ホントに腐れ縁だなー……) 京太郎「まさかこんなトコでも咲の世話をやく羽目になるとは……本当に人生分かんないな」 初美「―――――ですよー!」 京太郎「……ん?」クルッ 霞「あら、そうなの?」ウフフ 京太郎「………」 京太郎(……おお、なんとも対照的な2人だな) 京太郎(巫女さんっぽいけど、親子かな?) 初美「それでですねー………あっ!」 霞「ん?どうかしたの?」 初美「あなたは!さっきのお兄さんですねー!」 京太郎「えっ、俺?」 初美「私あの試合見てました!大活躍ですごかったですよー!」 霞「あぁ……!ハンドボールの試合で凄かった男の子ね」 初美「私、あなたのファンになりました!」 京太郎「フ……ファン?」 初美「やっぱり豪快にがっぽり点を取るのはいいですよね!あなたとはとても気が合いそうですよー!」 京太郎「はぁ」 初美「私は薄墨初美って言いますよー。いつでも応援に行くのでよろしくお願いしますねー」 京太郎「改めて須賀京太郎です。こちらこそよろしくお願いしますね」 霞「……須賀くんって言ったかしら?」 京太郎「あ、はい」 霞「私ねぇ!キミみたいな可愛い子大好きなのよ!」 京太郎「!」ビクッ 初美「か、霞ちゃん?」 霞「よかったらお茶でもどうかしら?時間とかは大丈夫?」ズイズイ 霞「あ、それともうちに来てもいいわよ。美味しいお菓子とかたくさんあるから!」 京太郎「えっと、あの……ちょっと!」 京太郎(胸が当たってますって!ちょっと嬉しいけどこの人なんか怖い!) 初美(こんな霞ちゃん初めて見ましたよー……ご愁傷様です) 霞「ほらほらいらっしゃいな!」グイッ 京太郎「い、痛いですって!そんなに強く引っ張らないでください!」 初美「霞ちゃん……ちゃんと家に帰すんですよー」 小蒔「神威鎮々してください」 京太郎「………」 京太郎「えっ」 小蒔「だ、だから神威鎮々です!!何度も言わせないでください!」カァー 京太郎(何で赤くなってるんだ?) 京太郎(カムイチンチンで検索、と)ポチッ 京太郎(……ダメだ出てこない) 京太郎「あの」 小蒔「はい?」 京太郎「それ、どういう意味なんですか?」 小蒔「あっ……こちらの地方の方には通じないんですね」 小蒔「意味は……」 霞「意味は鹿児島で教えるわ」 京太郎「むぐっ!!」 霞「暴れないでね。大事な身体だから傷つけたくないのよ」 京太郎「んー!んー!」ジタバタ 小蒔「霞ちゃん…」 霞「ふふ。この方が小蒔ちゃんの選んだ新しい当主様なのね」 京太郎「っ」ゾク 京太郎(に、逃げなきゃ…!) 京太郎(なすすべなく強引に連れてこられたけど……) 霞「~♪」カチャカチャ 京太郎(俺は何をされるんだろう)ガクガク 霞「お待たせ。アイスティーしかなかったけどいいかしら?」 京太郎「あっ、お構いなく……」 霞「どうぞ召し上がれ」フフ 京太郎「は、はい。いただきます」 京太郎(変なモン入ってねーだろうな………)ズッ 霞「味はどうかしら?」 京太郎「美味しいです」 霞「ふふっ、それはよかったわ」ニマニマ 京太郎(んー普通に美味かったし、流石に考えすぎだったな) 京太郎(にしても、デカい家だなぁ。家というよりは神社だけど)キョロキョロ 霞「………」ニコニコ 京太郎「ほー!それはそれは大変な人生を」 霞「いいのよ、私も小蒔ちゃんは好きだしやりがいを感じてるから」 京太郎「まぁ………俺には分家とかそういうのよく分かりませんけど、応援してますよ石戸さん」 霞「ありがとう、そう言ってもらえると嬉しいわ」 霞「あとそんな堅苦しい呼び方しないで霞でいいわよ。その代わり私も"京太郎くん"って呼んでいいかしら?」 京太郎「石戸さんがよければ、俺も大丈夫です」 霞「あらそう?じゃあ、これから仲良くしてね京太郎くん」 京太郎「分かりました、霞さん」 京太郎(なんだ、最初がアレだっただけで全然普通の人だな。よかったよかった) ―――――― 京太郎「ふぅー……やっと部屋造りが終わったぞ」 京太郎「腹も減ってきたことだし晩飯でも食べるか……って忙しくてカップしかないんだけどな」 コンコン 京太郎「?」 コンコン 京太郎(誰だこんな時間に?もう0時だぞ?) 京太郎「はーい!今開けまーす!」 ドンドン!!ドン!! 京太郎(うるせぇなったく、今何時だと思ってんだ)ガチャッ 京太郎「あのーもうちょっとお静かに……」 小蒔「あ、すいません!夜分遅くに失礼します!」 京太郎「……」 京太郎(え?誰だこの巫女さんは?) 小蒔「ここ、須賀京太郎さんのお部屋で間違いありませんよね?」 京太郎「そっ、そうですけど……!?」 京太郎(おいおい……なんで俺の名前知ってるんだよ)ゾクッ 小蒔「よかったぁ、結構迷いましたけどやっとつきました!」 京太郎「お、俺に何か用事ですか?」 小蒔「はい!実は……」 小蒔「お迎えにあがりました!」 京太郎「……は?」 京太郎「お迎えにあがりました!」 京太郎「ひ、人違いじゃないですか?」 小蒔「あれ?確かに地図はここであってるはずなんですけど……名前も須賀京太郎さんって」 京太郎「………」 京太郎(な…なんかよく分かんねーけど、やばい感じがする……!)バタン!! アッ! チョットマッテクダサイ!! ハナシヲ,キイテクダサイ!! 京太郎(こえぇよ……こえぇよ) ドンドン!! アノー!! 京太郎(も、もう今日は早いとこ寝よう!朝になればいなくなってるだろ) ドンドンドン!!! ガチャッ 京太郎(えっ) 小蒔「あの、失礼しますね」 京太郎「っ!」ビクッ 京太郎(な……なんで!?鍵閉めたのに……!) 小蒔「すいません、ちょっと強引な手を使わせていただきました」 京太郎「なんなんだよアンタ!?俺に何の用だよ!」 小蒔「え、えーと……お迎えにあがりましたとしか」 京太郎(意味わかんねーよ!) 京太郎(とにかく、早いとこ逃げねーと何されるか分かったもんじゃねー!)ダッ 小蒔「あっ!」 京太郎「はぁっ……!はぁっ……!」ピポパポ trrrrrrrrrrrr 京太郎「くっそ早く出てくれ!」 prrrrrrr ピッ 京太郎(きたっ!!) 咲『んもー、今何時だと思ってるの京ちゃん?』 京太郎「咲!!」 咲『うわぁ!?』キーン 京太郎「今からお前の所に行くから、鍵開けといてくれ!!」 咲『ちょ、ちょっとなに!?どうしたの?』 京太郎「事情は後で離すから頼むぞ!それじゃ!」 咲『き』 ピッ 京太郎(よし、後は咲の部屋まで全力疾走だ。それにこんだけ走ればもう……)チラッ 小蒔「………」シュタタタタタ 京太郎「うわああああああああああ!!」 京太郎「はぁ……はぁ…」 咲「ほんと、こんな時間にどうしたの京ちゃん?全身汗びっしょりだよ?」 京太郎(まだそこら辺いるんじゃなだろうな……)キョロキョロ 咲「ねぇ、京ちゃんってば!」 京太郎「ん?ああ、わりーわりー!ちょっとな」ハハ 咲「ちょっとって……」 京太郎「はは……まぁ、それはおいといてだ」 京太郎「とりあえず朝まで泊めてくれると嬉しいんだけど、さ」 咲「ええー!?」 京太郎「頼む!この通りだ!」 咲「うう、ずるいよぉ。京ちゃんにそこまで言われたら……断れないじゃん」 京太郎「サンキュー!やっぱり持つべきものは友達だなー!」ハハ 咲「もー現金なんだから……」 咲「………ところでさ」 京太郎「ん?」 咲「京ちゃん、そんなに汗かいてたら気持ち悪いでしょ?お風呂とか入ってきたら?」 京太郎「んー……そうだな。んじゃ風呂借りるわ」 咲「うん、それがいいよ。ゆっくり入ってきていいからね」 京太郎「ふぃー、気持ちよかったな。流石女の子の風呂だけにいい匂いしたし」ホカホカ 京太郎「おーい咲ー!あがったぞー」 咲「……」ブツブツ 京太郎「咲ー?」 咲「!」バッ 京太郎「ん?」 京太郎「今、何隠したか?」 咲「ううん、なんでもない!なんでもないから!」 京太郎「そうか?」 咲「あっ、もう2時だよ!早く寝なきゃ明日がキツいよね!」 京太郎「げっ……マジだ!」 咲「布団も敷いといたから電気消すね京ちゃん!」 京太郎「お、おう!」 京太郎「………」クンクン 京太郎(なんだこの臭い……うっすらだけど血の臭い?なのかこれ……?) 京太郎(臭いはあの鞄からみたいだけど)チラッ 咲「Zzz…」 京太郎(咲は寝てるな……よし、開けてみるか) 京太郎「こ、これは……!?」 京太郎「まさか俗に言う生理道具というヤツでは」 ガシッ 京太郎「はっ!?」 咲「京ちゃーん?」ニコニコ 京太郎「あっ、咲さん。起きてらしたんですか?」 咲「うん。横でずっとゴソゴソされてればねー……」 京太郎「それはすいませんでした。じゃあ、寝ましょうか」ゴソゴソ 咲「ん、そうだね」 咲「なんて言う思った?」 京太郎「ですよねー」 咲「京ちゃんの………バカァーーーーーー!!!」 ――――――――――――― 咲「もう!信じられないよ!」 京太郎「す、すまん……でもあんなモン部屋においとく咲だって!」 咲「京ちゃんもトイレ使うと思って明日こっそり捨てておこうと思ったの!」 京太郎「タイミング悪すぎだろ!」 初美「朝っぱらからお熱い二人ですねー、焼けますよー」 <ギャーギャー 初美「ね、霞ちゃん?」 霞「………」バキッ 初美「か、霞ちゃん?」 霞「……」ブツブツ 初美(ふええー!?この人自分の爪食べてますよー)ビクッ 京太郎(あー、授業つまんねーなぁ) 京太郎(変な巫女に追いかけれるは咲は期限損ねるわでついてねーな……はぁ) 春「…」ポリポリ 京太郎「ん?」 春「…」ポリポリ 京太郎(なんだコイツ?授業中に何食ってんだ?) 春「?」チラ 京太郎「!」ビクッ 春「…」 春「あげる」スッ 京太郎「え……くれるの?」 春「…」コクリ 京太郎「さ、さんきゅ」 京太郎「じゃあ……いただきます」ポリポリ 京太郎「おっ?意外と美味いな」 春「うん……それが自慢」ニコッ 京太郎「俺も、これ好きになりそうだよ滝見」 春「……あ」 京太郎「ん?どうした?」ニカッ 春「………っ!」ドキッ 京太郎「?」 春「……」 京太郎「おーい、こっち向けよ」 春「…」カァァ 京太郎「滝見さーん?」 春(……須賀京太郎) 春(きらいじゃ……ない) 京太郎「お、俺なんか変な事言ったのかな……?」 春「!」ブンブン 京太郎「ああ、別にそういうワケじゃないのか」 春「うん」コクコク 京太郎「なんだよかった、てっきり変な事言ったんじゃないかと思ったよ」ニコッ 春「っ!」ドキッ 京太郎(これ以上女の子と面倒になるのはごめんだからなぁ) 春「……」 キーンコーンカーンコーン 京太郎「やーっと午前中の授業が終わったかー……さて昼飯でも食べに行きますかね」 京太郎「ここの学食はどんなメニューがあんのかな」ワクワク 男子A「おい須賀」 京太郎「ん?」 男子A「扉んとこで女の子が待ってるぞ。お前を呼んでくれってさ」 京太郎「女の子……?」 男子A「そうだよ。流石ハンドボール部のエースは違うな」ハハ 京太郎(あ、もしかして咲か?)チラッ 小蒔「こんにちは」ニコッ 京太郎「うわああああああああああああああああああ!!」 京太郎「うわあああああああああああああああ!!!!」 ザワザワ ナ、ナンダー? 小蒔「そ、そんなに大きな声出してどうしたんですか?」 京太郎「どうしたはこっちの台詞だ!ア……アンタ、昨日俺の家に来た!」 小蒔「覚えていてくれたんですか?嬉しいです!」 京太郎(昨日の今日であんな思いして忘れる方がどうなんだ?) 京太郎(とりあえず逃げ……!) 小蒔「あ、待ってください!」ガシッ 京太郎「ひっ!?」 京太郎「は、離せ!!俺に何の用だよ!」 小蒔「須賀くんお願いします!」 京太郎「何が!?」 小蒔「家へ……」 小蒔「家にお泊りに来てくださいお願いします!!」ドゲザー 京太郎「………」 小蒔「お願いしますお願いしますお願いします!!!」 京太郎「えっ」 小蒔「須賀くんが来てくれないと……わ、わたし!」ガクガク 京太郎「ちょ、ちょ!ちょっと待ってください!何やってんですか!?」 オイアレ!2ネンノ ジンダイセンパイジャネーカ!! 京太郎「とりあえずそんな格好するのはやめてくださいって!」 ウワー オンナノコ ドゲザサセテルゾ 小蒔「泊りに来てくれるならやめます」ブルブル 京太郎(そんなこと言われったって、素直にはいって言える筈ねーだろ!) 小蒔「お願いしますお願いします……!」 京太郎「っ!」 京太郎「……分かりましたよ!」 小蒔「!」パァッ 小蒔「ほ、本当ですか!?」 京太郎「だからそんなみっともない事しないでください!ほら、立って!」 小蒔「ありがとうございます……!ありがとうございます!」グスッ 小蒔「こ、この御礼はなんでもいたします!」 京太郎「……ん?」ピクッ 小蒔「?」 京太郎「今、なんでもって言いましたね?それじゃ……」 京太郎「やらせろ」 小蒔「へ?」 京太郎「あなたの家に泊まりに行ってやってもいいですけど、それだけじゃ俺に何の得もないでしょ?」 小蒔「………」 京太郎「何でも御礼するって言ったんだから、じゃあ一発やらせてくれますよね?」 小蒔「あ、あの!」 京太郎「なんですか?今更無しとか言わないでくださいよ」 小蒔「"やらせろ"とは一体?」キョトン 京太郎「……はぁ?」 小蒔「すいません、具体的にどういったものなのでしょうか?」 京太郎「何言ってるんですか、そんなの決まってるでしょう」 京太郎「お付き合いしてくれってことですよ!」 小蒔「なるほど、お付き合い………えええーーっ!?」 京太郎「ダメですか?」 小蒔「ダメですよ!そ、そんなことしたら私が霞ちゃんに……」 京太郎「霞ちゃん?」 小蒔「!」ムグッ 小蒔「と、とにかくダメなんです!」 京太郎「へー……じゃあ俺は泊りに行きませんけどいいんですか?」 小蒔「っ!?待ってください!それでは約束が違いますよ!」 京太郎「御礼は何でもするんじゃなかったんですか?」 小蒔「うっ……」 小蒔(これじゃどっちを選んでも一緒…!どっちにしろ霞ちゃんに……) 京太郎「で、どうするんですか?」 小蒔「うう……分かりました」 小蒔「この話は無かったことで……」 京太郎「はい?あれだけ土下座して泣くほどだったのにいいんですか?」 小蒔「まだこちらの方がマシだと思いますので」 京太郎「こちら?」 小蒔「時間をとらせて本当にごめんなさい。それじゃ、私はこれで」 京太郎「お、おう」 小蒔「…」フラフラ 京太郎(……今から死刑場に向かう死刑囚のような顔してるな。流石に俺もちょっとは言い過ぎたか) 小蒔「怖い……怖い」ブツブツ 京太郎「………」 京太郎(本当にこのままあの人を行かせていいのか?) ガシッ 小蒔「……?」 京太郎「……」 小蒔「まだ何か、ご用事ですか?」 京太郎「ええ。そりゃたっぷりとありますよ」 京太郎「何か俺に話してない、隠し事してますよね?」 小蒔「!」ビクッ 小蒔「な、なんのことでしょうか?私にはさっぱり」 京太郎「とぼけるな!」ドン 小蒔「きゃっ!」 京太郎「そんな辛そうな顔してる人が、何も無いわけないでしょう」 京太郎「少なくとも自分の意思じゃないですよね?誰かに命令されてこんなことやってるんですか?」 小蒔「い、言えません」 京太郎「言ってくださいよ!俺にも何か力になれることがあるかもしれないじゃないですか!」 小蒔「………」 京太郎「………」 小蒔「ど……どうなっても知りませんよ?」 小蒔(だ、だめ……やっぱりいざってなると霞ちゃんの顔が……) 小蒔「ごめんなさい失礼します!!」ダッ 京太郎「あっ、ちょっと!」 京太郎「……行っちまったし」 ―――――――― 霞「お帰り小蒔ちゃん。ご苦労様」 小蒔「た、ただいま霞ちゃん」 霞「それで……京太郎くんはどこかしら?」 小蒔「っ!」ビクッ 霞「まさかとは思うけど、連れてこれなかったとか?」 小蒔「……」ガクガク 霞「無言の肯定と受け取るわね」 霞「……ねぇ、小蒔ちゃん?」 小蒔「は、はい!?」 霞「私最初に何て言ったっけ?」 小蒔「……須賀京太郎さんを連れて来いと」 霞「連れてこれましたか?」 小蒔「…………連れてこれませんでした」 霞「………」 小蒔「………」 霞「あらあらじゃあコッチにきましょうねー!!」グイッ 小蒔「いやあああああ!!!ごめんなさい!ごめんなさい許して霞ちゃん!!!」 キーンコーンカーンコーン 京太郎「やーっと放課後だよ……さて部活部活っと」 トントン 教師「須賀、ちょっといいか」 京太郎「?」 教師「ここじゃちょっとな。場所を移そう」 ―――――――――― 京太郎「え?引き抜き!?」 教師「この前の試合を見て先方から是非とな」 京太郎「ちょっと待ってくださいよ!俺はハンドボールの為にこの学校を選んだワケで!」 教師「ウチもそれなりに有名だが、須賀の才能をここで埋もれさせるには勿体無いじゃないか」 京太郎「……」 教師「お前ならもっと上でもやれるだろう」 京太郎「で、でも転校したら1年間は試合に出れないんじゃ……」 教師「それもあちらで取り計らってくれるそうだ」 教師「さぁ、どうする?決めるのはお前次第だ」 京太郎「………」 京太郎(確かに俺はもっと上で自分の力を試してみたい) 京太郎「俺は……」 京太郎(あの神代さんが結局何のために俺に近づいてきたのか……すっげー心残りだけど……) 京太郎「分かりました。その話、乗らせていただきます」 京太郎(ま、俺の知ったことじゃないか) 教師「おおそうか!では先方の方へ連絡しておくな」 教師「恐らく近いうちに移動することになるから、準備とか頼むぞ」 京太郎「あの、さっきから先方って言ってますけど……先方ってどこなんですか?」 教師「ああ、これはこれはすまんかった。学校名を伝えてなかったな」 教師「えーと確か……」 教師「龍門渕高校という所だな 京太郎「龍門渕ぃ!?」 京太郎(げえーっ……また長野にとんぼ返りかよ) ――――――― 京太郎「帰ったら荷造りしねーとなぁ。新居探ししないでいいのは楽だけど」 京太郎「なんとまぁ短い一人暮らしだった」ウンウン 春「………」 京太郎「どわあっ!?」ビクッ 春「……で」 京太郎「な……なんだ滝見かよ。急に現れんなよな!」 春「行かないで」ガシッ 京太郎「?」 春「お願い……行かないで!」 京太郎「!」 京太郎「お、お前まさかさっきの話聞いてたのか!?」 春「………!」コクコク 京太郎「そうは言ってもなぁ。もうオーケーだしちゃったし」 春「行かないで………一緒に居て」グスッ 京太郎(ええーーなんで泣いてんだ) 京太郎(……仕方ない、こうなったら) 京太郎「ごめんな」バッ 春「っ!」 京太郎「気持ちは嬉しいけど、俺は行くよ」 京太郎「仲良くしてくれてありがとな。黒糖美味しかったぜ」スタスタ 春「………ま、待って!」 春「……ううっ」グスッ 春「待って……!置いて…いかないで……」ボロボロ ――――――――――――― ――――――――――― 京太郎「今日で鹿児島ともおさらばか」 京太郎「短い間だったけど色々あったなぁ」 京太郎(咲が突然来たり怖いお姉さんに家に連れ込まれたり可愛いけど電波な子に追いかけられたり) 京太郎「まぁ、いざ振り返ってみると中々楽しかったな」 <まもなく、ホームに列車が参ります 京太郎「おっと時間か……さらば鹿児島!もう来ることはないだろうけどさ」 京太郎(来る時も思ったけど列車の中って暇だなー煉るぐらいしかやることねー) 京太郎(これで隣に可愛い女の子でも座ってくれれば) ?「すいません、となり失礼します」 京太郎(おっ?) 京太郎「あ、どうぞー!」 京太郎「ってお前……滝見!?」 春「また会えた」ニコッ 京太郎「……まさかとは思うけど俺を追っかけてきたのか?」 春「うん」 京太郎(咲かよ) 京太郎「え、永水はどうしたんだよ!?」 春「やめてきた」 京太郎「はぁ!?」 春「でもこれで一緒にいられる」ニコッ 京太郎(……ったく咲と言いコイツといい) 京太郎「ついてくるのはいいけど、はぐれんなよ」 ――――――― 霞「………」 「京太郎くんと一緒に長野へ行きます byはるる」 巴(春ぅーーーーー!!)ブルブル 初美(ひええー)ガクガク 霞「あらあら……春ちゃんったら大胆ねぇ。小蒔ちゃんみたいになりたいのかしら」 巴(ひ、姫様はどうなったんですか?) 初美(全治3ヶ月だそうですよー) 霞「どんな手を使っても逃がさないわよ……ふふふ」 ――――――――― 京太郎「!?」ゾクゥ 春「?」 京太郎「い、いや……なんでもない」 京太郎(何だか俺の第六感がつげている気がする。早く龍門渕に行けと) 透華「いらっしゃいまし!いらっしゃいまし!ようこそ我が龍門渕へ!」 京太郎「お世話になります」 春「………」ポリポリ 一「へぇ、彼が噂の……よろしくね」 純(横にひっついているのは誰だ?) 智紀(さぁ?) 京太郎「よろしくお願いします」ペコリ 衣「……お前」 京太郎「?」 衣「お前とは初めて会った気がしないのだが……気のせいだろうか?」 京太郎「え?んー……いや、俺は無いと思いますが」 衣「……そうか。どうやら衣の思い違いだったようだな、忘れてくれ」 京太郎「はぁ」 透華「まず最初に、あなたに龍門渕の一員になっていただく為に学校見学をしてもらいますわ」 透華「この六人の中で誰か案内してもらいたい人がいれば仰ってくださいまし」 純「おいおい、五人の間違いだ。衣に案内なんかできるわけねーだろ」 衣「なっ!衣を子ども扱いするなー!」 京太郎「えーと、そうですね……それじゃ」 京太郎「そこのお方で」 一「え?ボク?」 京太郎「はい。なんとなく直感で決めたんですけどね」ハハ 純「ま、悪くねーチョイスだな。国広くんこの中で一番しっかりしてっから」 智紀「適役」 透華「一!しっかり頼みましたわよ!」 一「うん、了解。それじゃいこっか須賀くんと……えーと、ひっついているキミは」 春「……」ポリポリ 京太郎「あ、コイツはいいんで行きましょう」 一「そ、そうかい?ならいいんだけど」 ―――――――――― 京太郎「広いですねーこの学校」 一「お金持ち学校だからね。多分長野で一番大きんじゃないかな」 京太郎「長野にこんな豪華な学校があったとは……ぐぬぬ」 一「………」 一(……この人、結構)チラッ 一(女好きそうな顔してるなぁ) 一(って現に女の子はべらせてるし……) 京太郎「ん?俺がどうかしかしたか?」 一「あ、いやなんでも!」 京太郎「そうですか?」 一「あはは……」 一(と、透華をこの人から守らなきゃいけない時がくるかも) ―――――――――― 衣「きょうたろー!」ピョーン 京太郎「!?」 衣「わーい!」スリスリ 春「……!」ムッ 京太郎「な、なんですか!?」 透華「わたくしにも何故かは分かりませんが……」 透華「どうやら衣は余程あなたのことが気に入ったみたいですわね」 京太郎「ええー!会ってものの数分なのに!?」 純「ははっ!たらしってヤツかオメー!」 一(やっぱり!) 衣「衣は気持ちいいぞ!この形容しがたい心地よい匂い!」スリスリスリ 京太郎「ちょ、ちょっと!」 京太郎「よ~しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし!」ナデナデ 衣「ふわっ!」 京太郎よ~しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし!!」ナデナデナデ 衣「……ほぇー」ポワーン 透華(あ、あの衣が!) 純(素直に撫でられてるだと……?) 智紀「たらし」 一(と、透華はボクが守らなきゃ……!) 京太郎「……はっ!」 京太郎「すいませんつい!」 衣「よい、特に許す」 衣「…」ニヤリ 春「!」ガーン 透華「と、まぁお遊びはその辺で。須賀くんには明日から授業に参加してもらいますわ」 京太郎(速っ!) 透華「ウチを選んだこと、後悔はさせませんわよ?」フフッ 透華(……それにしてもこの殿方、なんとまぁ) 透華(なんて品のある顔立ち……!夫に欲しいぐらいですわ!) 透華「えへへ……へへ」 衣「!」ゾクッ 春「!」ザワッ 一「と、透華?」 透華「……はっ!わたくしとしたことが……」 純「なにボケーッとしてやがる、とっとと帰えんぞ」 透華「そうですわね……では、また明日お会いしましょう須賀くん」 透華「"また明日"ですわ」ニコリ 衣「……」 京太郎「はい、明日から改めてお世話になります」 ――――――――――― 京太郎「転校生の須賀京太郎です。よろしくお願いします」 京太郎(転校後の自己紹介って何回やっても慣れねーなやっぱり。緊張するぜ) 教師「みんな仲良くしてやってくださいね」 教師「じゃあもう一人、転校生を紹介します」 京太郎「えっ?」 京太郎(もう一人って、春は清澄に行ったから違うとして……誰だ?) 教師「入ってきてください」 ガラッ 明星「い、石戸明星です……よろしくお願いします」 オオー! カワイイ!! サッカーヤローゼ!! 京太郎(おお!中々にいいものをお持ちで!) 明星(うう……なんで年齢を誤魔化してまでこんなことを) ――――――――――― 霞「いい?明星ちゃん。あなたの使命は京太郎くんを連れ帰ってくることよ」 明星「は、はい」 霞「もし失敗したらどうなるか……小蒔ちゃんを見れば分かるわね」 明星「!」コクコク 霞「あと、できれば春ちゃんも連れ帰ってきてくれると嬉しいかしら」 明星「はい……」 ――――――――――― 京太郎「にへへ」デレー 明星(この人が…永水をおかしくした元凶……須賀京太郎!) 明星(みんなの為にも……絶対この人を連れ帰る!)ジー 京太郎「……ん?」チラッ 明星「っ!」 京太郎「よろしくな」ニコッ 明星「――――――」ズギュゥゥゥゥン 京太郎「?」 明星「??え?えっ?」カァァ 京太郎「はは、そんなパニックになるなって。ちょっと落ち着けよ」 明星「は、ははい!」 明星「よよ……よ、よろしくお願いします!」 京太郎「おう!」 明星「………」 明星(先に謝っておきます……ごめんなさい霞ちゃん) 明星(あなたの指示を、私は守れそうにありません)ニヤ 京太郎「ぬあっ!!」ブンッ ゴーーーール! 京太郎「へいっ、ナイスパス!」 ヴォースゲー!! キョウ50テンメダゾアイツ! 一「すごいね彼。なんか5mぐらい飛んでない?」 純「なんか逆に引くわ……あそこまで行くと」 智紀「最近ゾーンに入れるようになったって聞いた」 ゾーン?ナンダソリャ? 透華「素晴らしいご活躍ですわね。それでこそ我が龍門渕に相応しいというものです」 衣「ふふん、流石は衣の京太郎だな」エッヘン 透華「流石は"私"の京太郎さんですわ!」 衣「!」ピク 一「!!?」 衣「何を言い出すのだトーカ!京太郎は衣のだぞ!!」 一「そ、そうだよ透華…!冗談でも衣が可哀想だよ」 透華「ごめんなさい衣、一………決して冗談ではありませんわ」 一「透華!?」 透華「私が初めて全てを捧げたいと思った方。それが須賀京太郎さんですの」 透華「これは衣であろうと決して譲れませんわ」 衣「……ほう」 衣「何やら無粋な妄言が聞こえた気がしたが……衣の気のせいではなかったようだな?」 純「逃げるぞ!」 京太郎「ええっ!?ちょ、ちょっと試合中で!」 純「いいからさっさと来い!」ダッ 京太郎「は…はい!」ビクッ 純(ったく何でオレがこんなこと!) 京太郎「……井上さんって」 京太郎「手、温かいですね」 純「は、はぁ!?こんな時になに言ってんだバカ!」 京太郎「あっ……すいません!つい!」 純「アホな事言ってねーで、とっとと行くぞ!」 智紀(いいぞいいぞ)パシャパシャ 純「ここまで来ればもう安心だろ」ゼーゼー 京太郎「一体何がなんだか分かりませんが、ありがとうございました」 純「いいよ礼なんて。それより、衣と透華には気を付けろよ?」 京太郎「……?」 純「ま、何か困ったことがあったらオレんとこ来い。んじゃな」 京太郎「は、はい!」 京太郎(いい人だな井上さんって。今後なんか困ったら相談してみよう)ジーン 京太郎「さて、練習に戻……」 ?「だーれだ!」 京太郎「どわっ!?」 京太郎(えっ……えーとこの声は……!) 京太郎(まさか……!いやでもアイツは鹿児島に) 京太郎「……咲?」 咲「せーかい!」パッ 京太郎「……」 京太郎「で、何でここにいるんですか咲さん?」 咲「私は京ちゃんのファン第一号だからね、どこにでも追っかけるよ」ニコッ 京太郎「はぁぁぁー…お前の行動力にはホント頭が下がるわ」 咲「むー、あんまり嬉しそうじゃないなぁ」 京太郎「うるせーこのヤロ!うりうり!」 咲「きゃっ!もうくすぐったいよ京ちゃん!」アハハ 京太郎(ったく咲のヤツ、俺を追っかけてまた長野に戻ってくるなんて……) 京太郎(よし!転校しよう!) 京太郎(いくらなんでも流石に咲はオカシイな、うん) 京太郎「じゃあ、俺部活に戻るわ。あけっぱなしなのもアレだしな」 咲「あ、うん!じゃあまた後で!」 京太郎「おう!」 京太郎(逃げる!!)ダッシュ 明星「あ、須賀さん!ちょっといいですか?」 京太郎「!?」ビタッ 京太郎「え、えーと君は確か……」 明星「石戸明星です。同じ日に転校してきた」 京太郎「あーそうだったそうだった!それで、俺に何か用事?」 明星「あの……これ。レモンの蜂蜜漬けです、よかったらどうぞ」スッ 京太郎「えっ?」 明星「はい。部活動で疲れてるだろうって思って……ご迷惑じゃなければ受け取ってください!!」カァァ 京太郎「おー!そういう事ならありがたく貰うよ、ありがとう!」 明星「それでは失礼します!」ダッ 京太郎(んー美味い)ムッシャムッシャ 京太郎(あんな可愛い子から話しかけられるなんてツイてるなぁ……ん?) ヒラッ 京太郎「なんだこれ………手紙?」ピラッ 京太郎「"あなたの事が好きです。付き合ってください"」 京太郎「………う」 京太郎「うおおおおおお!!これはラブレターじゃねーか!」 京太郎「あんな可愛い子からお付き合いのお願いなんて、勿論オーケー……」 京太郎(ってそうだった、俺転校するんだった……) 京太郎(ああああでも勿体無い!くっそおおおー!!) 京太郎(そうだな、嫌な事から逃げてばっかじゃ何も始まんねー) 京太郎(さっきは酷い事言っちまったけど咲も大事な友達だし……いっちょ頑張るか) 京太郎(石戸さんには明日返事しなきゃなー) ――――――――― オツカレーッス!! ッス! シャス!! 京太郎「お疲れーっす!!」 咲「お疲れ様京ちゃん。はい、タオル」 京太郎「うお、咲!?」 咲「ずっと見てたよ。大活躍だったね!」 京太郎「へへ、まぁな!」 咲「それじゃ一緒に帰ろっか」 京太郎「んー……他に帰る奴いねーし、別にい」 透華「お待ちなさい!!」 衣「待てー!!」 春「………待って」 京太郎「へっ!?」 咲(だ……誰この人達?って何で清澄の生徒さんがここに?) 透華「どこの馬の骨とも知らない人に渡すわけにはいきませんわ。京太郎さん、私と一緒に優雅に車で帰りましょう」 衣「ちがーう!京太郎は衣と手を繋いで帰るんだー!」 春「一緒……帰ろ」 咲(……モテモテだね京ちゃん) 京太郎(すまんキャパオーバーだ) ギャーギャー!! ギャース! 京太郎「分かった分かった!じゃあ」 京太郎「一番最初に言ってくれた咲と帰ります!」 透華「んなっ!」ガーン 衣「そ、そんなぁ……」 春「……」ショボーン 咲「京ちゃん……えへへ」 京太郎「また今度、みなさんで一緒に帰りましょう。今日はそれで勘弁してください」 京太郎「どうかお願いします」ペコリ 透華「そこまで仰るのなら……分かりましたわ」 衣「約束だぞー!」 春「手」コクコク 京太郎「それじゃ、いくぞ咲」バッ 咲「あ、うん!」 咲「ふんふーん♪」 京太郎「何だ、ご機嫌だな?」 咲「まーねっ」 咲「京ちゃんとこうして一緒に帰れて嬉しいなって思って」 京太郎「そっか……」 咲「うん」 京太郎「……あのさ咲」 咲「んー?」 京太郎「俺さ、ラブレター貰ったんだ」 咲「……え」 京太郎「こんな俺でも貰えるんだな。ちょっと驚いたよ」 咲「ラ、ラブレターって、返事はどうするの?」 京太郎「ああ。もう決めてある」 京太郎「俺には眼が離せない幼馴染がいるから、断ろうと思う」 咲「…!」 京太郎「ほっとくと何すっか分かんねーしな」 咲「そ、それって…もしかしてわた」 京太郎「お手をどうぞ。お姫様」スッ 咲「あう……」カァァ 咲「よ、よろしくお願いします」 透華「なんですのアレは!?付き合いたてのカップルじゃありませんこと!?」 純「俺にはよっぽど高校生してるように見えるけどなー」 一「あれ?衣は?」 智紀「ハギヨシさん連れて黄昏れてる」 ――――――――― 霞『それで、どうかしら?京太郎くんを連れて帰れそう?』 明星「……」 霞『明星ちゃん?』 明星「ごめんなさい霞ちゃん」 霞『……はい?』 明星「私の事は一族から破門してくださって構いません。ですが……」 明星「京太郎さんは私のものです」 霞『………』 霞『あらあらまぁまぁ、春ちゃんといいあなたといい……』 明星「では」ブツッ 明星(あんな人に彼は渡しません絶対に) ツーツー 霞「……」 ツーツー 霞「困ったわねぇ、明星ちゃんも京太郎さんに惚れちゃったみたいなのよ」 巴(えええええーーー) 初美(いくらなんでも早すぎですよーーー!?) 霞「貴方たちをあちらに送ってもいいけど、それで彼に惚れられたりしたらまた面倒だし……」 霞「私が直接行こうかしらねぇ」 巴(……いけない) 初美(姫様のような犠牲者を出さないためにもここは……) 巴 初ザッ 霞「あら、何のつもりかしら二人とも?」 巴「霞さん……もう彼の事は忘れましょう」 初美「そうですよー!せっかくスポーツで頑張っているのに、無粋な事しちゃダメですよー!」 霞「………」 巴「どうしても行くって言うのなら、私たちも全力で止めます」 霞「……はぁ」 初美「っ!」ビクッ 巴「!」サッ 霞「流石に3人を病院送りにするのはちょっと気が引けてねぇ」 霞「ひとまず長野に行くのは先回しにしましょうかしら」 巴「本当……ですか?」 初美「……」ホ 霞「でも私は確信してるわ………必ず彼は私の所へと帰ってくるって」 霞「それまで星を数えながら待つのもいいかもしれないわね」 巴(ひ、ひとまず安心でいいんでしょうか?) 初美(多分……いいんじゃないですかー?) 初美(あっちもあっちで大変そうですが、一ファンとして応援してますよー……) 京太郎「ごめん、待った?」 明星「いえいえ。私も今きたところですよ」 京太郎「そうか?ならいいんだけどな」ハハ 明星「あはは………それで、私を校舎裏に呼んだ理由というのは」 明星「昨日のお返事を貰えると思ってもよろしいのでしょうか?」ドキドキ 京太郎「……」コクリ 明星「……聞かせてもらえないでしょうか?」 京太郎「お、おう」 京太郎(まずは深呼吸深呼吸っと)スーハー 京太郎(さーて、すっげー勿体無い気がするけど断らなきゃな) 明星「……」ギュッ 京太郎「……」スゥー 京太郎「ごめん!!」 明星「っ!」 京太郎「石戸さんのラブレターすっげー嬉しかった。こんな俺でも好きになってくれる人がいるんだって、そう思えたよ」 京太郎「……でもダメなんだ。俺は君とは付き合えない」 京太郎「本当にごめん!!」ペコリ 明星「………」 明星「ひっく……ううっ、うっ」グス 京太郎「!」 明星「……失礼します!」ダッ 京太郎(まさか……泣いてた?) 京太郎(はは、女の子泣かすなんて最低だな俺って) 京太郎(で、でも仕方ない。仕方なかったんだ……よな?) ――――――――――― ―――――――――― 京太郎「おい!!お前ら真面目にやってんのか!?」 モブ「やってる!真面目にやってるって!」 京太郎「じゃあなんでそんな簡単に抜かれてんだよ!」 モブ「そんなこと言ったって、須賀が強すぎるんじゃないか!」 京太郎「………っ!」 京太郎「帰る!!」 オイ!ドコイクスガ!! 京太郎(くっそ、ハンドでモヤモヤすっきりしようと思ったのに尚更でかくなりやがった) 京太郎(こういう時は……) 京太郎(大阪にでも行って、ぱーっと遊んでくるか) 京太郎(透華さんに言って学校はしばらく休もう) 京太郎「ってなわけで、はい……すいません」 透華『事情は分かりましたわ。少し無理させすぎたのかもしれませんわね』 透華『いいですわ、許可します。少し羽根を伸ばしてくださいまし』 京太郎「ありがとうございます」 透華『ふふ……その身体、大事になさってください』 京太郎「……?はい」 ――――――――― ―――――――― ニイサン モウカッテマッカ!! ボチボチデンナァ! 京太郎「おーーー!流石、大阪!長野とは何もかもが大違いだなぁ」 京太郎「こんだけ広けりゃどっから行ったらいいか迷うな」 京太郎(よく考えたらここには俺を知ってる人は誰もいない) 京太郎(なら、ちょっとはっちゃけてもいいんじゃねーか?) 京太郎(旅の恥は掻き捨てって言うし………よーし、ナンパでもしてみるか!) 京太郎(可愛い子はどこかなーっと)キョロキョロ 京太郎(おっ?あの子なんかいい感じだな。ちょっと声かけてみよう) 京太郎「すいませーんお姉さん、ちょっと時間いいですか?」 郁乃「?」 郁乃「えー?兄さんもしかして私に言うてんの?」 京太郎「はい。あなたです」 郁乃「おねーさんなんて、そないな冗談ええで。中々上手いやん」 京太郎「もしよろしければ、俺とそこの喫茶店でお茶でもどうですか?」 郁乃「……もしかしてこれってナンパっちゅうやつ?」 京太郎「はい」 郁乃「ほー…素直な子やなぁ、気に入ったで」 郁乃「ほな、お茶だけやで?」 京太郎「ありがとうございます。それじゃ、行きましょうか」 京太郎「へぇー、姫松の監督を」 京太郎(……つっても麻雀の強豪校なんて分かんねぇけど) 郁乃「せやけど就任したのはごく最近のことなんやで?」 郁乃「今も部員のみんなに好かれよう思うて努力しとるけど、中々上手くいかへんでなーこれが」ヘラッ 京太郎「苦労してるんですね」 郁乃「キミもぎょーさん苦労しとるよーやけどな?」 京太郎「!?」 郁乃「顔見れば分かるで。何か抱え込んどんちゃう?」 京太郎「……それは」 郁乃「ああ、ええよええよ無理に言わんで!」 郁乃「これ私の連絡先や」ピッ 京太郎「えっ?」 郁乃「なんか困ったことあったら相談に乗るで。電話なら距離関係ないし」 京太郎「あ、ありがとうございます」 郁乃「じゃあ時間も時間やし私はこれで行くわ。ここのお題は私が出しとくからゆっくりでええで」 京太郎「いや、流石にそれは!」 郁乃「ええんやええんや。私をおねーさん呼んでくれたお礼っちゅーことで!」 郁乃「ほな、さいならー」 京太郎「………」 京太郎(大人の女性だ……) ―――――――――――
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341114511/ 京太郎「語尾がニャーとかだったらもっと可愛いんだろうなぁ」 京太郎「あれ、風越にそんな子が居たような…」 京太郎「誰だっけ…?」 ドン 池田「にゃー!前見ろし!」 京太郎「っと、すみません、考え事をしていて…ってあー!」 池田「な、なに?」 京太郎「そうだ、風越の池田先輩だ!」 池田「なに?誰?なんで私を知ってんの?」 京太郎「清澄高校麻雀部の須賀京太郎といいます」 池田「清澄?麻雀部に男子なんていたの?」 京太郎「あはは…ですよね」 ナニシテンダイケダァ! 池田「にゃ!やば!じゃーね、清澄の!」 京太郎「あ、はい!…かわいいなぁ」 --麻雀部 京太郎「はぁ…」 まこ「どうしたんじゃ、あれ」 久「今日来てからずっとこうなのよ」 咲「何かあったのかな…」 京太郎「風越か…」 久「風越?どうして風越の名前が出てくるのかしら」 まこ「さぁ、よーわからん」 咲「風越ってあれから接点あんまり無いですよね?」 久「ええ、部長さんとはやりとりはしているけれど」 京太郎「池田先輩か…」 3人「!」 久「え、池田ってあの池田さん?」 咲「たぶん、私と打ったあの人だと思いますけど」 まこ「ははぁ、アレは気があるっちゅーこっちゃね」 久「あはは、まっさかー」 京太郎「尻尾があればもっと…」 まこ「…スマン、勘違いじゃったかもしれんの」 久「彼、どこに行こうとしているのかしら」 咲「京ちゃん…」 コンコン 久「はい、どうぞー」 美穂子「こんにちわ」 久「あら、こんにちわ。今日はどうしたの?」 美穂子「いえ、特にどうというわけではないのですが…」 久「?」 美穂子「上埜さんに会いに来ました」 久「あら、嬉しいわね」 池田「キャプテンまたいい笑顔だし…」 京太郎「あ!池田先輩!」 池田「にゃ?」 池田「あ、ぶつかった人!」 京太郎「須賀京太郎です!」 池田「そうだっけ?」 京太郎「俺ってそんなに存在感ないのかな…」 池田「まぁまぁ、元気だすし」 京太郎「どうして今日はここに?」 池田「キャプテンが清澄の部長に会いたいって言うから付き添いなんだよ」 京太郎「ああ、そうなんですか」 池田「キャプテン嬉しそうだし、華菜ちゃんも来たかいがあったし!」ピコピコ 京太郎(アナタの猫耳のほうが素敵です) 京太郎「池田先輩!」 池田「にゃ?」 京太郎「コレ、つけてもらえませんか?」 池田「にゃ?猫の尻尾?」 京太郎「はい!これで完璧なんです!」 池田「…なんかキモイし」 京太郎「!」orz まこ「あからさまに落ちこんどるのう」 美穂子「あら、猫の尻尾なんて可愛いじゃない」 池田「キャプテンが言うならつけてみようかな…」 池田「つけましたよキャプテン!」 美穂子「あら、やっぱり可愛いわね」 久「似合うじゃない」 まこ「ほほう、これはいいものをみたの」 京太郎「マジ可愛い!天使だ!」 池田「て、照れるし…」 美穂子「京太郎さんが尻尾を持っててよかったわ」 池田「キャプテン…」 京太郎「先輩!にゃーっていってもらっていいですか!?」 池田「に、にゃー…」 全員「!」 京太郎(こ、これは!) 久(予想外だわ、これほどの破壊力を秘めているなんて) まこ(おお、射抜かれるところじゃった) 美穂子「まぁ!やっぱり可愛いわね」 池田「か、かわいくなんて…」 京太郎「いや、マジ可愛かったですよ!」 池田「や、そんな…」 美穂子「ね、これからその格好で学校に来ない?」 池田「コレはさすがにはずかしーし!」 美穂子「いいじゃない、部の皆も可愛いって言ってくれるわ」 池田「勘弁してくださいよキャプテン…」ウルウル 京太郎「涙目な池田先輩可愛い!」 美穂子「うふふ、決定ね?」 池田「そんなぁ…」 まこ「ありゃ部長よりもドSじゃ」 久「あら、私はSなんかじゃないわよ?」 池田「お前のせいだし!」 京太郎「俺ですか!?」 池田「尻尾なんて持ってくるからいけないんだし!」 京太郎「やだなぁ、俺は似合うだろうと思って」 池田「うっさい!」 京太郎「ああ、嫌われた…」 まこ「自業自得じゃの」 久「可愛いしいいじゃない」 池田「よくないし!」 美穂子「華菜、取ったらご飯抜きね?」 池田「キャプテンが鬼だし…」 美穂子「あら、もうこんな時間。お暇させていただきますね」 久「ええ、またいらっしゃい」 美穂子「ええ、華菜もまたつれてきますね、京太郎さん」 京太郎「は、はい!」 池田「もう来ないし!」 美穂子「華菜、わがままはダメよ?」 池田「うう…」 美穂子「では、また」 久「じゃあね」 まこ「ありゃあ逃げられんの」 咲「にゃーん」 京太郎「猫の真似なんかしてどうしたんだ?」 咲「…なんでもない」 美穂子「うふふ、次はいつ行こうかしらね」 池田「もう行かないし…」 美穂子「あら、でもそれだと京太郎さんが寂しがるわ」 池田「どういうことです?」 美穂子「秘密。華菜は可愛いから嫉妬しちゃうかも」 池田「キャプテーン、教えてくださいよー」 美穂子「そのうち分かるわよ、きっとね」 --風越麻雀部室 池田「あれからずっとつけてるから先生にも怒られるし…」 美穂子「可愛いから問題ないじゃない」 池田「そんなもんだいじゃ…」 文堂「可愛いですよ、先輩!」 深堀「うん」 池田「みんなして可愛い言うなし…」テレ バン! 久保「池田は居るか」 美穂子「コーチ!」 池田「は、はい」 久保「……」 池田「……」ビクビク 久保「その尻尾は何だ」 池田「その、あの…かわいいから付けろって…いわれて…」 久保「池田ァ!」 池田「ひゃい!」ビクビク 久保「可愛いじゃないか」 池田「…へ?」 久保「いや、邪魔したな。練習してろ」 バタム 美穂子「なんだったんでしょう…?」 文堂「さぁ…」 池田「私ってそんなに可愛い?」 美穂子「ええ、それはとっても」 池田「…華菜ちゃんの時代が始まったかも知れないし!」 美穂子「あらあら、すっかり元気になっちゃって」 文堂「コーチに可愛いって言われましたからね」 深堀「うん」 美穂子「華菜、お礼言いに行かなきゃね」 池田「お礼?」 未春「にゃー」 深堀「…」 未春「…ごめんなさい」 --清澄麻雀部室 池田「というわけでお礼しに来たし!」 京太郎「わざわざありがとうございます!」 池田「お前のおかげだし、感謝してる」ピコピコ 京太郎「ああ、猫耳と尻尾…俺生きててよかった…」 久「なにかしたの?ずいぶんと変わったようだけど」 美穂子「うちのコーチが可愛いって言ってくれたんです」 久「ああ、それであんなに調子に乗ってるのね」 美穂子「そんな華菜も可愛いですし」 久「あら、アナタも可愛いわよ?」 美穂子「上埜さん…」カァ まこ「居づらいのぉ」 咲「京ちゃん…」 池田「仕方ないから連絡先教えてやるし」 京太郎「マジっすか!?やったー!」 池田「勘違いするなし!教えてやるだけなんだからな!」 京太郎「なんでもいいっす!」 久「あの子、池田さんに惚れてるのかしら」 美穂子「どうなんでしょうね」 久「優希が怒りそうね」 美穂子「うふふ、修羅場もいいものですよ」 久「ふふ、そうね」 まこ「あんたら鬼か」 池田「じゃあ、コレで帰るし」 美穂子「お邪魔しました」 久「気をつけて帰るのよー」 京太郎「メールしますね!」 咲「ねぇ京ちゃん」 京太郎「ん?なんだ咲」 咲「池田さんのこと好きなの?」 京太郎「んー、猫耳と尻尾が可愛い上級生ってとこかもな」 咲「そ、そっか…へー」 京太郎「なんかあったのか?」 咲「う、ううんなんでもない」 咲(麻雀で立ち直れないくらいにしてやろっかな…)ゴォ --数日後 京太郎「ひゃっほい!」 まこ「うっとぉしい」 久「最近ずっとああなのよね」 まこ「どれ、ワシがちょっとばかし探ってみるかの」 まこ「ちょっといいか?」 京太郎「はい、なんですか?」 まこ「あ!あそこに風越の猫耳が!」 京太郎「え!?どこですか!?」 まこ「…わりゃぁ疑うことを知らんのか」ヒョイ 京太郎「ああ、俺の携帯が!」 久「咲、押さえといて」 咲「分かりました」ガシッ 京太郎「はーなーせー!」 まこ「どれどれ?」 久「うわー、さすがにコレは引くわね…」 まこ「猫耳娘の画像、しかも池田ばっかりじゃ」 京太郎「やめろぉー!」 久「メールも毎日してるのね」 まこ「でも、内容はふつうじゃ」 久「須賀君が画像くれって言ってるみたいね」 まこ「送ってくる辺りがなんというかの…」 久「付き合ってるの?」 京太郎「付き合ってませんよ!」 咲「京ちゃん、コレはどういうことなの?」 京太郎「咲、顔が怖い…」 久「でもこの画像の量だとちょっと疑っちゃうわね」 まこ「100は超えとるからの」 咲「京ちゃん?」 京太郎「誤解ですって!ただのメル友ですよ!」 久「…へぇ」 まこ「ただのメル友のう」 咲「でもこのメールの内容おかしいよね?ちょっとえっちぃ画像ついてるし」 京太郎「いや、だからそれは…」 咲「ねぇ、どういうことなの?」 京太郎「え、ええと…」 咲「答えてくれないと分からないよ?」 京太郎「えっと…」 久「観念したほうがいいと思うわよ?」 まこ「このままだと咲が大変なことになりそうだしの」 京太郎「と、友達以上恋人未満な感じで…」 まこ「また曖昧じゃのお」 京太郎「や、ホントなんですって!」 久「で、付き合う気はあるの?」 京太郎「どうなんでしょう…猫耳と猫の尻尾、それににゃーって言ってくれるってだけで相当ポイントは高いんですけど」 咲「それって好きってことなの?」 京太郎「…まぁ、たぶんそうなるんじゃないかな」 咲「……」ゴォォ 久「さ、咲?」 咲「よかったー、ちゃんと好きなんだね」 京太郎「は?」 まこ「おりょ」 咲「曖昧じゃなくてよかったよー」エヘヘ 京太郎「お、怒ってないのか?」 咲「え、私が怒るとかそんなオカルトありえないよ」 久「よく言うわね…」 まこ「まぁ、最悪の展開は免れたようじゃし、いいんじゃないかの」 咲「じゃあ、ここに池田さん呼ぼっか」 ---- --- -- 池田「呼ばれたし」 美穂子「何かあったんですか?」 咲「いえ、たいしたことは無いんですが…」 咲「池田さんに大事な用があるんです」ゴォォ 池田「にゃっ…オーラが怖い…」 美穂子「華菜…」 久「さ、私達は隅で傍観しておきましょう」 まこ「出て行くんじゃないのか」 京太郎「ああ…」ハラハラ 咲「池田さん、京ちゃんのことどう思ってるんですか?」 池田「どうって…き、気になる相手ではあるし」 咲「…そうですか」 池田「用事ってそれだけ…?」 咲「いえ、まだありますよ?」 池田「にゃっ…」 咲「あのちょっとえっちぃ写真、どうして送ったんですか?」 池田「そ、それは…おだてられてちょっといい気分だったしつい…」 咲「…」 咲「池田さん、麻雀しませんか?」 池田「へ?」 咲「池田さんが勝てば京ちゃんは譲ります。私が勝てば京ちゃんは私のものです。いいですか?」 池田「…受けてたつし!」 京太郎「ちょ、咲!」 咲「京ちゃんは黙っててね?」ゴォォ 京太郎「…はい」 咲「面子は私、池田さん、染谷先輩、部長でいいよね?」 池田「ぜんぜんかまわないし!余裕で勝ってやるし!」 久「咲、貴女…」 まこ「ありゃ、こうなってしまうのかの」 池田「私が勝って見せるし!」 咲「さぁ、どうかな?」 久「…」 まこ「気は進まんがのう」 京太郎「あああ、どうしてこうなった…」 美穂子「華菜…」 東風戦 東1局 東:咲 南:まこ 西:久 北:池田 咲「私からだね」 池田「親番最後だし…」 咲「…」タン まこ「やりづらいのぉ」タン 久「まぁ仕方ないわね」タン 咲「…」 11順目 池田「リーチだし!」 咲「はい」タン まこ「ありゃ、リーチか…」タン 久(咲が考えるとすれば…」 池田「ツモ!4000オールだし!」 咲「はい」 久(この子…) --そして局は進み-- オーラス 5順目 咲:22000 池田:39000 まこ:12000 久:27000 美穂子「華菜が勝ってる…?」 京太郎「いや、でもこの点数だと逆転されるかも知れません」 美穂子「華菜…」 池田(張った!安いけど、ダマでさっさと和了して1位だし!」タン 咲「さて」 咲「カン」 池田「え…?」 美穂子「華菜…!」 京太郎「…!」 咲「ツモ。2000・4000です」 池田「あれ…?これって…」 咲:30000 池田:35000 まこ:10000 久:25000 咲「負けちゃったね」 池田「か、勝ったし!よくわかんないけど勝ったし!」 久「咲、わざとでしょう?」 咲「いえ、私は真剣にやりましたよ?」 まこ「うそつけ」 池田「京太郎!勝ったし!」 京太郎「よかったですね!」 久「ま、気づいてないしいいんじゃない?」 まこ「じゃね」 美穂子「よかった…」ウル 池田「やっぱり清澄より私のほうが強いし!」 美穂子「華菜、あんまりはしゃがないで…」 池田「あのときのリベンジも果たしたし、華菜ちゃん最強だし!」 京太郎「さすがだぜ!」 咲「…やっぱり飛ばしておけばよかったかな」イラッ 久「飛ばしてたら須賀君と付き合わなきゃいけないわよ?」 咲「私はそれでいいんですけど、京ちゃんはやっぱりあっちのほうがいいのかなって」 まこ「素直じゃないのう」 咲「いいんです」 池田「えっと、ちょっとしゃがむし!」 京太郎「?こうですか?」 池田「そうそう、それで目を閉じて」 京太郎「へ?」 池田「早くするし!」 京太郎「え、は、はい!」 池田「…っ」チュッ 京太郎「は!今何か当たったような」 池田「き、気のせいだし!」 咲「吹っ飛ばしていいですかね?」 久「奇遇ね。私もそう思ってたのよ」 美穂子「華菜…!」 まこ「やめんかおまえら」 池田「京太郎、華菜ちゃんとその…付き合ってほしいし!」 京太郎「はい!喜んで!」 池田「にゃ…」テレ 咲「もう爆発すればいいんじゃないかな」 久「私達もしてみる?」 美穂子「はい…」 まこ「あんたらもか…」 京太郎「この後どうしましょうか」 池田「華菜ちゃんが尻尾つけてご奉仕してあげてもいいけど…」 京太郎「マジで!?ひゃっほう!」 池田「こ、こんなこと京太郎以外にはしないんだからな!」 京太郎「マジありがてぇ…」 久「さ、私達も」 美穂子「上埜さん…」 咲「蚊帳の外ってこういうことを言うんですかね」 まこ「たぶんの」 咲「私には和ちゃんがいますし」 まこ「あれ、ワシだけ仲間はずれになって」 咲「冗談ですよ。私は染谷先輩好きですよ?」 まこ「ま、ありがたくうけとっておくかの」 池田「京太郎、もう一回」 京太郎「え、何をです?」 池田「にゃー!」 京太郎「冗談ですよ」チュッ 池田「にゃ…不意打ちはずるいし…」 京太郎「ははは、可愛いからですよ」 池田「にゃー!」 京太郎「まったく猫耳、もとい華菜ちゃんは最高だぜ!」 お わ り
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久「にっが……!ちょっと須賀くん、これお茶の葉入れすぎよ!」 京太郎「す、すいません!」 まこ「簡単に見えて難しいからのう、仕方ないわ」 京太郎(ちゃんと本みて量とか調整した筈なんだけどなぁ……) 優希「龍門渕の執事とは大違いだな」 和「こら、ゆーき!」 咲「龍門渕の執事さんって、ハギヨシさんって言ったっけ」 まこ「ああ……あの人は凄かったな」 久「そうねぇ、万能って感じで。あんな人ウチにも一人いてほしいぐらいだわ」 京太郎「………」 和「こ、この話はその辺にしましょう!」 和「須賀くん私もお茶汲むのお手伝いしますよ」 京太郎「………」 京太郎「というワケで、弟子入りしたいのですが」 ハギヨシ『はぁ……』 京太郎「お給料とか一切いりません!ただ、俺もハギヨシさんのようになって……」 京太郎「みんなに頼られたいんです!お願いします!」 ハギヨシ『………』 ハギヨシ『いいですよ。その意気込み、買いましょう』 京太郎「本当ですか!?ありがとうございます!」 ハギヨシ『ただし……』 京太郎「?」 ハギヨシ『辛く、とてもキツい修行になりますが……本当に大丈夫ですか?』 ハギヨシ『厳しいことを言いますが何度も血を吐くこともありますが……』 京太郎「悪いですけどハギヨシさん、何を言っても俺は退きませんよ」 京太郎「もう覚悟はとっくに済ませたので」 ハギヨシ『……分かりました。では、お待ちしております』 京太郎「本日から、よろしくお願いします!!」 ハギヨシ「元気がいいですね、声量が大きいのは良い事です」 京太郎「ありがとうございます!それで、俺は何からしたらいいんでしょうか?」 ハギヨシ「そうですね……まずは」 ハギヨシ「いきなり私の仕事を手伝わせるのも酷という物」 ハギヨシ「まずはメイドさん達に基本を教えてもらいましょう」 京太郎「基本ですか?」 ハギヨシ「はい、詳しい話はその方々から聞いた方が早いでしょう」 京太郎「ほうほう……」 ハギヨシ「まずは井上さんの所に行くことをオススメします。とても面倒見のよい方ですよ」 純「よー、おめーが新入りか?」 京太郎「……」 純「ハギヨシに直談判して来たらしいじゃんかよ。中々骨がありそうじゃねーか?」 京太郎「……メイドさん?執事さんの間違いじゃ?」 純「……」 京太郎「……」 純「厨房の皿洗い100枚な、5分以内」 京太郎「ええっ!?」 純「ハギヨシなら1分で終わらせちまうぞ?はい、いーち……」 京太郎「は、はい!!」 京太郎「…」チーン 純「ギリギリってとこか……まぁ、初めてにしちゃやるじゃねーか」 京太郎(こ、これを1分以内って、どんな化物だよ……) 純「とりあえずオレんトコは合格だ。次、国広くんの所に行って来いよ」 京太郎「国広くん?」 一「初めまして。ハギヨシさんから話は聞いてるよ」 京太郎(お、さっきの人とは対照的に可愛らしいメイドさんだな) 一「執事さんになるうえで、まずはしっかり基礎を固める必要があるからね」 一「じゃあボクのとこじゃキミにはまず……」 一「影分身を習得してもらいます」 京太郎「……どういうことだってばよ」 一「あれ?影分身知らないかな?」 京太郎「いや、知ってますけど………」 一「じゃあ話は早いね。"今日から一週間以内に影分身を習得してくること"」 一「これがボクからのテストだよ!」 京太郎「あの、ひょっとしてギャグで言ってるんですか?」 一「えっ?それは酷いなぁ……本気で言ってるんだけど」 一「それに影分身、最低2人に分身することは龍門渕における基本スキルだよ」 京太郎「うっそだろ……」 京太郎(いや、物理的に無理だろ忍者じゃあるまいし……) 京太郎(……まぁ、やるだけやってみるか) 京太郎「いや、無理でしょ」 一「むぅ……ダメだったのかぁ」 京太郎「それで、出来なかった俺はどうなるんですか?」 一「そうだね、基本スキルが出来ないって事は要するに失格だよ」 京太郎「!?」ガーン 一「けど、とりあえずボクが直接教えてあげる。まぁ、それでも無理だったら……残念だけど」 京太郎「えっ……いいんですか?」 一「せっかくだしね。ここでキミを失うのは何だか勿体無い気がするんだ」 京太郎「あ……ありがとうございます!是非お願いします!」 京太郎「や、やった!できた!!」 京太郎B「できましたよ国広さん!」 一(半ば冗談半分で言ったんだけど……ほ、本当にできちゃった) 一(できるできないかはともかくやる気を見てたんだけどね……) 一「えーと、うん!やったね須賀くん。これで一歩執事に近づいたよ」 京太郎「国広さんのおかげです、ありがとうございました!」 一「ボクはちょっとアドバイスを送っただけだよ。全部キミの力さ」 一「次はともきーの所に行くといいよ。彼女は色んな資格持ってるし、役に立つこと沢山教えてくれるよ」 京太郎「失礼しまーす」ガチャ 京太郎(うわっ!?真っ暗じゃねーか!) 智紀「いらっしゃい」 京太郎「あっ、お邪魔します!」 京太郎「えーと、沢村さんですよね?国広さんから次ここに来るように言われてきたんですけど」 智紀「うん」カタカタッターン 京太郎「俺は何をすればいいんでしょうか?」 智紀「えーと、それじゃ……」 智紀「簡単な事だけどいい?」 京太郎「はい、でもあんまり簡単なのは拍子抜けするんでキツいのでも大丈夫ですよ!」 智紀「そう?じゃあ、CERNへのハックをしてもらいたい」 京太郎「……セルン?」 智紀「"Conseil Européen pour la Recherche Nucléaire"で"CERN"」 智紀「スイスのジュネーブとフランスの国境にあるヨーロッパ素粒子物理学研究所」 京太郎「ん?ん??」 智紀「ここをハッキングして機密データを盗ってきて。もしできたら合格」 京太郎「それ……できなかったら?」 智紀「失格でさよなら………で済めばいいけど。最悪一生牢獄暮らしかな」 京太郎「は!?」 智紀「やるやらないは自己責任。どうする?」 京太郎「そ、そんなことできるわけ………」 京太郎(……いや待てよ) 京太郎(影分身が出来た時点で俺にできないことはないんじゃないか?) 京太郎(できる、できるっ……!できるって思ったら何でもできるんだ……なら) 京太郎「やります!」 京太郎「イェス!イェスイェスイェスイェス!!!」カタカタカタッ 京太郎B「オーーーーウ!!サンキューサンキュー!!」ッッターーーン 京太郎「できましたよ沢村さん!データ盗ってきました!」」 智紀(凄い……私でもできるようになるのに一年かかったのに……) 京太郎B「ちゃんと足も着かないように処理してあるんで、逆探知される心配もないんで大丈夫ですよ」 智紀「あ、はい」 京太郎「パソコンポチポチしてたら、案外簡単にできましたよ」 京太郎「俺こういうのあんまり触らないんですけど、パソコンってすごい単純なんですね」 智樹「う、うん……とりあえず私のトコは合格」 智樹「最後に透華の所に行ってきて。そこで最後のテストがあるから」 透華「よく私の所までたどり着きましたわね」 透華「あの三人の試験を通ってここまで来たのはあなたが初めてですわ」 京太郎「影分身はちょっと手こずりましたが、他二人の方は比較的簡単でしたよ」ハハ 透華「大した自身ですわね。ですがそれでこそ試験し甲斐があるというもの」 透華「この私の試験に通ればあなたは正式に龍門渕の執事として登録されますわ」 京太郎「やっとハギヨシさんの元で修業できるってことですね……」 透華「ええ。それでは最後のテストの内容を発表します」 京太郎「……」ゴクッ 透華「一日、衣の世話をしてもらいますわ」 京太郎「衣?」 透華「ええ。ついていらしてくださいまし」 ――――― 透華「衣、新しいオモチャが増えましたわよ」 京太郎(……今、すっげー物騒な単語が聞こえたような) 京太郎(衣ってのはもしかしてゴリラみてーな……) 衣「……」チョコン 京太郎「え……子ども?」 衣「!」カチン 京太郎「このお子さんのお世話をすればいいんですか?」 透華「あらあら、やってしまいましたわね。その台詞は悪手ですわよ」 京太郎「へ?」 衣「とーか、少し部屋から出ていろ」 衣「衣はこいつで少し遊ぶ」 透華「……分かりましたわ」 透華「では須賀さん、明日の朝お迎えにきます」 京太郎「え?え?ちょっ!」 バタン 透華(須賀さん、どうか壊されないでくださいませ) ―――――― ――――― チュンチュン チュン 透華(さて、朝になりましたが……須賀さんは無事でしょうか) 透華「衣ー?須賀さん?」コンコン 透華「………」 透華(返事がありませんわね……) 透華「入りますわよ?」ガチャ 透華「……あらあら、仲がよろしいこと」 衣「……きょうたろー」ムニャ 京太郎「こ……ころたんいぇい……いぇい」ムニャムニャ 衣「きょうたろー……たるたるもっと……」 透華「起きてどうだったかは聞くまでもありませんわね」 透華「合格、ということにしておきますわ」 ハギヨシ「おめでとうございます須賀くん。無事透華お嬢様の試験に合格なされたそうですね」 京太郎「ありがとうございます!」 ハギヨシ「これで正式にあなたも龍門渕の執事となりました」ニコッ ハギヨシ「分からないことや聞きたいことがあったらすぐ私に聞いてくださいね」 京太郎「はい!一日でも早くハギヨシさんのような執事になることを目指します」 ハギヨシ「んふっ。嬉しい事言ってくれますが買い被りすぎです」 ハギヨシ「その年で執事になれるのですから須賀くんは私などすぐに超えてしまいますよ」 ジリリリリリ!! ハギヨシ「……おっと、仕事開始の時間ですね」 京太郎「さっそく何か仕事に入りたいんですけど、なにからやればいいでしょうか?」 ハギヨシ「そうですね……それではまず」 ハギヨシ「お疲れ様です!当主様!」 メイド"s「「「お疲れ様です!!」」」 透華父「うむ」 京太郎「……お、お疲れ様です」 ハギヨシ「もっと大きな声で」ボソッ 京太郎「お疲れ様でェーす!!」 京太郎(やっべ!声が裏返った……!) クスクス ナニアレ 透華父「ん?キミは見ない顔だね?」 京太郎「あ、はい!本日より龍門渕の執事をやらせていただくことになった須賀京太郎です!」 透華父「ほうほう……あ透華が認めた少年とはキミのことだったのか」ジーッ 京太郎「?」 透華父「頑張りたまえ。期待しておるよ」ハハハ 京太郎(き、緊張したー……あんまり緊張しすぎてやらかしちまったし……) ハギヨシ「お見事です。初めてにしては相当な物ですよ」 京太郎「え?そうなんですか?」 ハギヨシ「はい。普通の新人メイドさんなら失神したりしますからね」 ハギヨシ「これなら次のお仕事も大丈夫そうですね」 ハギヨシ「掃除に始まり掃除に終わる……と、いうことでお掃除をしてもらいましょう」 京太郎「なんだ、そんな簡単な仕事でいいんですか?」 ハギヨシ「ええ。透華お嬢様は綺麗好きですからね……"掃除は常にしておけ"とのことです」 京太郎「へーい」 ハギヨシ「ああ、それと大事な事を言い忘れていましたね」 京太郎「?」 ハギヨシ「ある程度執事功績が認められると、私が透華お嬢様に専属でついているように」 ハギヨシ「あなたにも誰かに専属でついてもらうことになります」 京太郎「ええっ!?」 ハギヨシ「まだ早い話ですが、粗方の希望葉考えておいた方がいいかもしれませんね」 京太郎「な、なるほど……」 ハギヨシ「しかし」 ハギヨシ「あまりにも執事として"不必要"だとみなされた場合は………この先は口にはできません」 ―――――― 京太郎(俺が専属ねぇ……できればこう、丸いものが胸部についている人がいいな) 京太郎(ま、その前に……) 京太郎「清澄で掃除の心得は分かっていたとはいえ……流石に広すぎんだろ」 京太郎「これ一日で終わるのか……?」 京太郎「おーわったぁーー!!」 京太郎「ほぼ丸一日かかったけど、なんとか終わらせたぞ!」 京太郎B「流石は俺だ」 京太郎「お前いて助かったわ、サンキューな」 ハギヨシ(ふむふむ……1点という所ですか)キュッ ハギヨシ(これで1/5点。あと4点、頑張ってくださいね須賀くん) ―――――― ――――― ハギヨシ「透華お嬢様も須賀くんのことを褒めていましたよ」 ハギヨシ「"流石は私の試験を突破しただけはある"と」 京太郎「そんな、恐縮ですよ!」 京太郎「それにあの程度ならちゃちゃっとやって終わりですし」 ハギヨシ「これはこれは頼もしいですね」 ハギヨシ「それでは、今日のお仕事は……」 純「よっ!」 一「透華のテストに受かったんだね!おめでとう!」 智紀「祝福」 京太郎「あ、はい。ありがとうございます」 京太郎「それでえっと、ハギヨシさんからここに来るように言われたんですけど……」 純「おう、早速でわりーけど今からオメーに料理を作ってもらう」 京太郎「料理?」 智紀「透華や衣に出せるか否かの選定」 一「特に衣だね。ハギヨシさんじゃなきゃまともに食べてくれない日もあるんだよ」 京太郎「はぁ、分かりました……けど選定って言ったってその透華さんや衣さん達はどちらに?」 一「毒見役はボク達の役割だよ」 京太郎「毒見って……」 純「まぁ、オレらが美味い!って食えるモンならあいつらも大概食えるから気にすんな。多分な」 純「ま、フツーに美味いな。こんだけ出来りゃ十分じゃね?」 一「そうだね。ボク達はとっても美味しいと思うよ」 智紀「うん」コクコク 純「でも透華はともかくとして衣にはちょっとキツい味かもな……あいつお子様だし」 京太郎「あっ、隠し味にワインとか入れましたから……」 一「衣はちょっと特殊だから、気にする必要はないよ」 ハギヨシ(料理の嗜みも心得ているとは流石です……ですが1点といったとこですね) ―――――― ハギヨシ「ご苦労様でした」 ハギヨシ「料理と掃除、この二つは全国ても屈指の実力があると思っていいでしょう」 京太郎「ありがとうございます!」 ハギヨシ「では、次のお仕事にいきましょう」 京太郎「洗濯ですか……」 ハギヨシ「はい。私は別の仕事があるのでお手伝いはできませんが、お願いいたします」 京太郎「……」カチャカチャ 京太郎「……」フキフキ 京太郎(なんだこの服?エビフライ?)バサッ 京太郎(そしてこの生地が少ないのは……服なのか?いや、それはないか) 京太郎(……にしても料理・洗濯・家事って……執事になったわりにやってることその辺の主婦と変わんねーな) 京太郎(もっとこう、バトラー的なもの期待したんだけどな……) 京太郎B「お前執事になる上で基礎が大事なの知ってるだろ」 京太郎B「つべこべ言わすホイホイやれ」 京太郎「わ、分かってるよ!」 京太郎「……はぁ」 ハギヨシ(弱音を吐いた自分を自分で叱るのは……まぁ、悪くはないですね) ハギヨシ(1点、と) ――――――― 京太郎(母さん、もうどこに行っても恥ずかしくない息子ができちまったぜ) 京太郎(専業主夫として生きてくのもアリといえばアリなのか……?) ハギヨシ「お疲れ様です」 京太郎「あ、ハギヨシさん。お疲れ様です」 ハギヨシ「基礎は大分固まってきたようですね。これならば次へ進んでもいいでしょう」 京太郎「ホントですか!?」 ハギヨシ「ええ。ということで、お次は須賀くんに……」 京太郎「失礼します」ガチャ 透華「あら、いらっしゃいまし」 京太郎「お相手を務めさせていただく須賀京太郎です」 京太郎「本日はよろしくお願いします」 透華「そんなに固くならなくて結構です」 透華「まぁ、楽にしてください。私も暇でしたから話し相手が欲しかっただけですわ」 京太郎「はぁ」 透華「それでは何か面白い話を聞かせてくださいな」 京太郎「えっ?」 透華「んもう、執事ならば世間話の一つや二つは心得ているモノですわよ?」 京太郎(き、急にそんなこと言われても……何か面白い話あったかな……) 京太郎「ど゛う゛し゛て゛な゛ん゛だ゛よ゛お゛お゛ぉ゛お゛!゛!゛!゛」 京太郎「い゛え゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 透華「あっははははははは!!」ヒー 透華「わ、笑い死にますわ!」ゲラゲラ 京太郎「ちょっ!?パ、パンツ見えてますよ!」 ハギヨシ(これはこれは……もう私から彼に執事として言うこと無し、ですね) ハギヨシ(そろそろ頃合いですか) ―――――――――― ハギヨシ「須賀くん」 京太郎「はい?なんですかハギヨシさん」 ハギヨシ「朗報ですよ。今日であなたの執事研修期間は終わりです」 京太郎「……ってことは」 ハギヨシ「はい。あなたには一人前になった証として、専属執事として誰かについてもらう形になります」 京太郎「っしゃあああ!!!」 ハギヨシ「おめでとうございます」パチパチ 京太郎(これで俺も本当の意味で執事になったってことか……うう、長かった)ジーン ハギヨシ「そして須賀くん、あなたが専属執事としてついてもらう方の名前は……」 京太郎(天江衣、か………確か前に楽しい事した時は普通の子どもに見えたけど) 京太郎(思ったけど何でこの人だけ別館なんだ?) 京太郎「すいませーん」コンコン 京太郎「……」 シーン 京太郎「今日からあなたの専属執事になりました須賀京太郎という者ですが」 京太郎「入ってもよろしいでしょうか?」 京太郎「……」 シーン 京太郎(いいってことにしておこう)ガチャ 京太郎「はいりま……」 衣「きょうたろーーーーー!!!!」バァン! 京太郎「うわあああああ!!」 衣「一日千秋!お前が来るのを今か今かと待ちわびていたぞ!」スリスリ 衣「そんな所に寝転がってないで早くおっきしろー!」ペシペシ 京太郎「分かりましたから、どいてくれると嬉しいです。あと色々見えてますよ」 ―――――― 透華父「厄介払いには丁度いい。天江の子の相手はあの新人くんにさせておけ」 透華父「まぁ、災厄の娘と関わって無事に済むとは思えないがな」 ハギヨシ(……と、龍門渕当主様は言っておられましたが) ハギヨシ(私も透華様も須賀くんが衣様を救ってくれると信じていますよ) 京太郎「で、こうして白雪姫は海深くに沈んでいきました……めでたしめでたし」 衣「……」 京太郎「楽しんで貰えましたか?」パタン 衣「……ぜ」 京太郎「ぜ?」 衣「全っっ然楽しくなかった!!」 京太郎「えっ」 衣「なんだその絵本は!?衣の知っている白雪姫とは全然話が違うじゃないか!」 京太郎「あれ?おかしいな……純さんと智紀さんから"衣の喜ぶ本"って言われてたんですけど」 衣「彼奴等のいう事をまともに受けるな!本を渡す時どうせ笑っていただろう?」 京太郎「あっ……」 衣「こんなことより衣はもっと楽しいことがしたい……」 衣「他に何か楽しいことは無いのか京太郎?」 京太郎「んー……楽しい事ねぇ……それじゃあ) 京太郎「楽しい事だったらなんでもいいんですね?」 衣「なんでもだ!」 京太郎「分かりました。じゃあボウリングにでも行きますか」 衣「えっ……それは」 ―――――――― 衣「お…も……い!!」フラフラ 京太郎「俺が持ちますからいいですって、そんな無理しなくて」 衣「衣を子ども扱いするな!こ、このぐらい自分で運べるぞ!」 京太郎「因みにボウリングのやり方分かりますか?その球をあのピンに向かって投げるんですよ」 衣「当然だ!そのぐらい知ってる!」 京太郎「投げれますか?」 衣「うう……横から一々五月蠅い」 衣「えい!」ポイッ バァン!! 衣「……」 ガター 京太郎「あははははは」 衣「笑うなー!!」 京太郎「ま、初めてにしてはいいんじゃないですか?」 衣「……大層な物言いだが、余程自信があるのだろうな?」 京太郎「ま、多少はね?とりあえず今から俺が手本を見せますんでよーく見ててください」 京太郎「よっしゃ!!」 ストラーイク 衣「おお……!」 京太郎「どうですか?ざっとこんな物ですよ!」 衣「こ、衣の執事だからな!このぐらいはできて当然だ!」 京太郎(よしよし。少しいい印象を与えたかな) 京太郎「いやー、久々にボウリング行きましたけど楽しかったですね」 衣「そうなのか?京太郎が楽しめたようで何よりだな」 京太郎「また来ましょうか」ハハ 衣「うん!」 衣「……って」 衣「衣は楽しくなかったぞ!!」 京太郎「あっ」 衣「衣も楽しい事したい!したいしたいー!!」 ヒソヒソ イモウト ナカセテルゼアイツ マァヒドイ 京太郎「わ、分かりましたからそんな所で寝っ転がらないでください!」 衣「……」ツーン 京太郎「衣ちゃーん」 衣「…」ケッ 京太郎「はぁ……分かりました」 京太郎「影分身を教えるんで許してくださいよ」 衣「影分身?」ピクッ 京太郎「あ、そもそも影分身って何か知ってますか?」 衣「本で読んだことがある。戦国の世で忍者が得意とした術式か」 衣「現代の科学技術をもってしてもできないと言われているが……できるのか京太郎?」 京太郎「はい」 京太郎B「この通り」 衣「!?」 京太郎「どうですか?何処からどう見ても俺でしょう?」 衣「おおーー!!」 衣「空前絶後だ!!どういう仕組みになってるのだコレは!?」キラキラ 京太郎「それは企業秘密です」 衣「衣にも享受してくれ!頼む京太郎!!」 京太郎「ははっ、そんなに目を輝かせられて教えないわけにはいきませんね」 京太郎「それなりにキツイので覚悟しておいてくださいね」 衣「んーーー!!」 京太郎「もっとこう、大した奴をイメージしてください」 京太郎「自分を天才だと思い込んで!」 衣「ぐぬぬぬ……!!」 ――――― ―――― 京太郎「影分身、できませんでしたね」 衣「………」 京太郎「ま、まぁ影分身なんて普通はできるものじゃないですし?そこまで落ち込まなくても」 衣「衣も影分身したかったぞ……」グスッ 衣「出来たのならば、侘しい思いをしなくて済んだのに」 京太郎「……」 衣「………」トボトボ 京太郎(ヤバいな、今日一日でまだ一度も衣さんを楽しめさせてない……なんとか挽回しないと) 京太郎「あ、衣さん」 衣「?」 京太郎「落ち込んだ時にはここですよここ!!」 イラッシャイマセー 衣「ここは……ハミレス?」 京太郎「ジュースは飲み放題だし何時間でもだべっていられますし、学生の憩いの場ですよ」 衣「そ、そうなのか?」 店員「大人一名様、子ども一名様でよろしかったでしょうか?」 京太郎「あ、はい」 衣「衣は子どもじゃない!」 店員「お待たせしました。お子様タルタルエビフライランチです」コトン 衣「わぁー!」パァァ 店員「お待たせしました。超メガ盛りタルタルエビフライセットです」バァァン!! 京太郎「わぁー!」パァァ ドウゾ ゴユックリ 衣「!?」 京太郎「それじゃ、いただき……!」 衣「……」ジーッ 京太郎「…」ピタッ 衣「……」ダラー 京太郎(飢えた獣のような視線を感じる……涎垂れてるし) 京太郎「やらんぞ」サッ 衣「っ!」 衣「……べ、別に欲しくなんか無いぞ!そっちの方が美味そうだとも思ってないからな!」 京太郎「まぁ、欲しかったら追加注文頼めばいい話ですし。俺はこれ二つ分は食えないんで一人で食わなきゃいけませんけど」 衣「いや……この量は衣一人じゃ無理だぞ」 京太郎「それじゃ、いただきます」スッ 京太郎「うめえええええええ!!」カチャカチャモグモグ 衣「……」パクパク 京太郎「こんな美味いタルタルエビフライは食ったことねぇ!」ハフッハフッ 衣(なぜだ……衣が食べているタルタルも非常に美味だが)モグモグ 衣(京太郎のタルタルと比較してしまうと……隣の芝生は青く見える) ―――――― 京太郎「いやー、美味しかったですね」 衣「……」 京太郎「今日は楽しめましたか?」 衣「……心鬱しい」 京太郎「え?」 衣「ううん、何でもない」 衣「楽しかったぞ京太郎!次も衣と遊んでくれ」 一「やぁ、お疲れ様。衣と遊びに行ってたんだってね」 京太郎「あ、こんにちは一さん。中々楽しかったですよ」 一「はは、ホントかい?衣に振り回されたりしなかった?」 京太郎「いえいえ、全く。衣さんも楽しんでいましたし」 一「それはよかったよ。やっぱりキミは衣に気に入られている人は違うなー」ハハ 一「……あと、ちょっと暗い話になっちゃうけどいいかい?」 京太郎「えっ?どうかしましたか?」 一「あ、大した話じゃないんだけどね………今さ、一番衣と距離が近いのは京太郎くんだと思うんだよ」 京太郎「……そうなんですか?」 一「専属執事になるぐらいだからそうと思うよ?」 京太郎「なるほどなるほど。それで、それがどうかしました?」 一「うん。だから執事とか関係なくこれからも衣ともっと一緒に遊んであげて欲しいんだ」 一「彼女ずっとひとりぼっちで寂しい思いしてきたからさ、頼むよ」 京太郎「ところで一さん、今夜空いてますか?」 一「えっ……?」 一「ど、どうしてそんなことを聞くのさ?」 京太郎「前から思ってたんですよ、一さんって可愛いなって」 一「かっ……可愛い!?ボクが?」 京太郎「……」カベドン 一「うわわっ!?」 京太郎「いいですよね?」 一「ちょっと、ダメだって!こんな所誰かに見られたりでもしたら!」 一「それにボク達はメイドと執事だよ!?」 京太郎「関係ありませんよ。で、返事は?」 一「……えーと」 一「その……ご、ご飯を食べるぐらいならいいけど」 京太郎「ありがとうございます」 一「本当にそれだけだからね!!」 ―――――― ――――― 衣「きょーたろー!絵本読みに来る時間だぞー!」 衣「まだかまだかー!はやくしないと衣は寝るぞーーー!」 チュンチュン チュン 京太郎(結局朝まで一さんと楽しく過ごしてしまった……誰かに見られてたらクビじゃすまないかもなぁ) 京太郎(……けど何だかんだ言って彼女も楽しんでくれたみたいだしいいか) <ジリリリリリリ 京太郎(お、もう朝礼か。それじゃ講堂に…………) 京太郎(………ん?) 京太郎(待てよ。何かすごい大事な事忘れてる様な気が……) 京太郎(なんだっけ……?) 京太郎「あ、そうだ!トイレトイレ!」 京太郎「あの朝礼めちゃくちゃ長いからな……今の内いっとかねーと」 ―――――― ――――― ソレデハ ミナサンキョウモイチニチ カンバッテクダサイ 京太郎(毎度毎度長い朝礼だな……) 京太郎(株がどうとか全然分からないからちっとも面白くねーし) ハギヨシ「須賀くん」トントン 京太郎「あ、はい?」 ハギヨシ「ちょっとよろしいですか?」 京太郎「なんですか?」 ハギヨシ「透華お嬢様からお話しがあるそうですよ」 京太郎「透華さんが?俺に?」 ハギヨシ「廊下で待っているそうです。では確かに伝えましたので……」 京太郎(なんだかハギヨシさん暗い顔してたな。何かあったのか?) 透華「きましたわね須賀さん」 京太郎「あ、おはようございます透華さん」 京太郎「ハギヨシさんから聞いたんですが、俺に話って何ですか?」 透華「……単刀直入に申し上げます」 透華「あなたはクビですわ!クビ!!」 京太郎「ええええーーーーー!!!?」 京太郎「な、なんでですか!?どうして?」 透華「……」ギロ 京太郎「うっ」ビクッ 透華「本当に心当たりはないのか、自分の胸に聞いてみるといいですわ」 京太郎「………」 京太郎「?」 透華「あなた……まさか本当に」 <待てー!! ゲホッ! 京太郎「ん?」 透華「!?」 衣「ごほっ、ごほ……!待ってトーカ!」フラフラ 透華「衣!?」 京太郎「衣さん……?なんでそんな顔真っ赤なんですか?」 衣「その結論を出すのは時期尚早……!少し時間を、ゲホッゲホッ!」 透華「出てきてはダメと言ったでしょう!寝てないと悪化しますわよ!」 衣「どうってことない!そんなことより……」 衣「衣は京太郎がいい!京太郎を辞めさせないで……!」 透華「……いいえ、それはたとえ衣のお願いでも聞いてあげることはできませんわ」 透華「この方は龍門渕の執事として失格ですわ。もうここにおいておくことはできません」 衣「トーカ!衣の後生だ、頼む!!」 透華「……」 京太郎「お世話になりました……」 ハギヨシ「ごめんなさい須賀くん……私の力が至らないばかりに」 京太郎「いや、全部俺のせいなんで!ハギヨシさんが気にする必要ないですよ!」ハハ ハギヨシ「……」 京太郎「それじゃ、またご縁があれば」 ハギヨシ「ええ。いつでも遊びに来てくださいね」 ハギヨシ(もしかして彼なら衣様を変えれると思ったのですが………残念です) ――――――――――― 一「衣は?」 智紀「ずっと部屋に籠ってる。風邪も悪化してるみたい」 純「ま、そりゃそうか。あいつ須賀のこと相当気にいってたからな」 一「だよね……透華ちょっと厳しすぎたんじゃない?」 透華「専属執事が主を忘れ病に晒すなどあってはなりませんわ。これは当然の処置」 透華「私は衣を守るため為なら鬼にもなります……それが衣に恨まれる結果になったとしてもです」 235 名前: ◆bwLzDAn7X1mb[saga] 投稿日:2014/11/26(水) 22 02 44.37 ID fSJduLHr0 [5/14] 久「美味しい……!ちょっと須賀くん、このお茶美味しいじゃない!」 京太郎「す、すいません!」 久「あら、何で謝ってるの?褒めてるのに」 まこ「この一ヶ月、修行に出とったって言うんは本当じゃったのか」 優希「タコスうまーー!!」ガツガツ 優希「おい京太郎!おぬし腕をあげたな!?褒めて遣わす!」 京太郎「へいへい、ありがとーございます」 和「このお菓子も、須賀くんの手作りなんですよね?」 京太郎「あ?ひょっとして不味かった……?」 和「いえいえ、そんなことありません!とっても美味しくて驚いてたところです」 和「これでは私がお手伝いする必要はもうなさそうですね」 京太郎「お?これで俺もちょっとは和に釣り合う男になってきたか」 和「えっ!?」 優希「こ、こら犬ー!ちょっとばかし腕をあげただけで調子に乗るんじゃないじぇ!」 和「…え、えっと、その……」カァァ 久「あらあら、どうやら満更でもないようね」ニヒヒ まこ「おっ?若いモンはええのう」ニヒヒ 優希「」ガーン ――――――――― 京太郎B「咲、耳かき気持ちいいか?」 咲「うん、気持ちいいよ。京ちゃんってこんな特技があったんだね」 京太郎「だろ?」ヘヘーン 咲「でもいいのかな?部活さぼってこんなことしてて……」 京太郎B「大丈夫だって!あっちじゃ上手くやってるはずだから」 咲「あっち?」 京太郎B「あ、いや!俺達がいなくても部活進んでるんだろうなーって意味で!」 咲「なんだかよく分かんないけど……いいや」 咲「私、気持ちよくて眠くなってきちゃったよ……」 京太郎B「じゃあ、せっかくいい天気なんだし寝ろよ」 咲「そうだね……そうするよ。おやすみ京ちゃん」 京太郎B「おう!おやすみ咲」 カン